ホーム開幕戦 HondaFC戦プレビュー



今期の門番も強い!


これが前節のHondaFCの試合を見た率直の感想だ。
試合内容についての感想は、先日noteへ書いたのでここではあえて振り返らないが、JFL優勝を目標に掲げる奈良クラブにとって、間違いなく越えなければならない壁こそが、このHondaFCなのは間違いない。しかも、奈良クラブが来年Jリーグへ昇格することを考えれば、公式のリーグ戦でHondaFCにホームで勝てるチャンスは、もう本当にこの一戦しかない。では、どうすれば奈良クラブが勝てるのかを考えてみたいと思う。まず、昨年のJFLでHondaFCが負けたのはこの5試合。


2021.05.05 ラインメール青森FC 2-1 HondaFC
失点内容:立ち上がり先制点 リスタート

2021.05.15 Honda FC 0-2 F.C.大阪
失点内容:中盤ポジトラショートカウンター リスタート

2021.07.03 松江シティFC 1-0 Honda FC
失点内容:リスタート

2021.09.11 Honda FC 1-2 鈴鹿ポイントゲッターズ
失点内容:リスタート×2

2021.11.21 ヴェルスパ大分 1-0 Honda FC
失点内容:中盤ロングボールカウンター


ここで3つポイントを挙げてみる。

1. ホームの負けが2試合
2. 得失点が1(大阪戦以外)
3. リスタートでの得点(大分戦以外)


1については、HondaFCはホームで強いということだ。やはりいつも練習しているグラウンドで公式戦のゲームを戦えるという環境面でのアドバンテージは、私が考えている以上に大きな要因なのだろう。

2については、長いシーズンでは大敗してしまう試合が1つや2つどうしてもありそうなのだが、これを見るとそれがないのが分かる。どうしても攻撃ばかりに目を奪われがちだが、守備力が安定して高いということが強さの原因だろう。

3については、どんな試合でも言えることだが、HondaFC相手なら尚のこと、リスタートでの得点が非常に重要度を増してくる。ここでも守備力の高さがものをいっている。


以上をまとめると、HondaFCに勝つにはホームであること、薄氷の勝利を掴むこと、リスタートで得点を確実に取ることとなる。


それでは、具体的にゲームプランを考えてみると、やはり守備をどうするのかということに行き着いてしまう。前節の枚方の監督も試行錯誤の上、5バックでリトリート気味に対応してライン間やサイドにスペースをなくし失点を防ごうと試みた。しかし、結果は監督の思うようにはいかなかった。それほどHondaFCの攻撃力が勝っていたからだ。5バックで守る場合は、圧倒的にフィジカルが強くて対人能力に長けているCBが必要不可欠かと思う。

ここで私が考えるゲームプランは、ホームの開幕戦であることを考えると、交代枠を十分に活用して、前線からマンツーマンでアグレッシブなカウンタープレスを90分間かけ続けることだ。前節では物足りなかったネガトラでの強いアクションはもちろん、相手陣内でボールを奪取してペナ内にどんどん進入していくスタイルをリスクを追うが果敢に見せてほしい。そして、強いHondaFCに対して、ゲームを支配して圧倒してほしい!リスタートで1点、ショートカウンターで1点、ビルドアップで崩して1点。合計で…


奈良クラブ 3−0 HondaFC


大胆にもこれが私の予想だ。言うは易く行うは難し、という言葉があるが、HondaFCに勝つということは、JFLで戦うJを目指すクラブにとっては大きな壁であり、また最高の舞台でもある。HondaFCに大勝出来るのは奈良クラブだけだ!


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