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シリコンバレーの生活事情:2020年6月まとめ

前回の記事はこちら

コロナの状況

6月の上旬には感染者数が想定程度に減少し、諸々の体制が整ったことから、徐々に各郡でいろんなビジネスの営業が再開された

で、この影響+後述するBLMの影響から、第一波が収まる前に第二波が来た。しかも全米で。

アメリカ全体の様子から見てみる。出典はスマートニュースのコロナウイルスレポートのページ

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いやあ、増えてます。累積の感染者数が多い州、上位10州がこちら↓

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ニューヨークやニュージャージーがほぼ克服してきているのに対し、2位に返り咲いたカリフォルニアをはじめ、テキサス・フロリダの見事な感染拡大っぷり

ニューヨーク・ニュージャージー・コネチカット州では、感染拡大中の州から移動してきた人に対し、14日間の隔離を課す勧告が出ているらしい。今日付でカリフォルニアからの移動も対象になった

カリフォルニア全体を見ると総数でも勢いでも、明らかに南の方(ロサンゼルス・サンディエゴ周辺)が突出している

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とは言え我らがサンタクララ郡が収束しているかというと、そういうわけでもなく、数は少ないながらも、第二波が来ている↓(感覚がマヒしてるけど、東京都よりも多い)

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規模的には、日本の全感染者数:約1万8,000に対して、1つの郡で4,000件というのを比べると良いと思う。ちなみに検査は希望すればだれでも受けられる。ボランティア先の職員は全員受けていた

というわけで、近辺で予定されていた営業規制緩和の予定は延期、これまでに発表された緩和も、一部停止になっている今日この頃


飲食店はテラス席での飲食のみ可となっていて、席を増やすために商店街(ダウンタウン)は歩行者天国にすることになったらしい

行ってみたら、車両は既に通行止めだったけれど、テーブルはまだ出ていなかった

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「マスクをつけないのは権利だ!」と宣うやばい人の動画を毎日SNSで目にするけど、我々の周囲でそんな人は見たことないし、アメリカは広い


BLM(Black Lives Matter)の状況

前回の記事を書いて以後、特に6月の前半はBLMに関するProtestが近くの街でも盛んにおこなわれていた

特に最初のころは大規模かつ攻撃的なものも多く、数日だけれど夜間の外出禁止令が出たりしていた

暴徒や盗人がいたのは最初の数日だけで、その後はすぐに平和的なものに移行していた。抗議活動をしている人がゴールデンゲートブリッジを封鎖して、足止めを食らった人が飛行機に乗り遅れた、という気の毒なニュースもあったのだけど、その人は「まあ何が起こるかわからない状況だよね今は」と達観していた。すごい


我が家の周辺での抗議活動は、最近は小規模かつ平和的なものに移行している。交差点にプラカードを持って立っている若者がいたり、BLMに関する対話のイベントをしていたりする

他の街や州(特にシカゴやニューヨーク、アメリカ南部)では、また違った様子のようで、警察を追い返して自治区を作ったり、大規模な集会があったりするので、あくまでこれは我が家周辺の情報


それから、全く知らなかったのだけれど、6月19日はJuneteenthといって、奴隷解放を祝う記念日だった。一部の州ではこれまでも祝日だったのだけれど、今年は全米でパレードが行われた。全米で祝日になる日も近いかも

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我が家の近況

6月22日にトランプ大統領は、外国人労働者のビザを停止する大統領令を発効した

幸いにも我が家はすぐに影響があるわけではないけれど、トランプ政権がこのまま続いて、今後もこの方針が継続されれば、ビザの更新ができない、という事態も現実的になってきてしまう

どうすることもできない、選挙権もない。これが外国に暮らすってことだな、とぼんやり思った

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日本は梅雨どきだけれど、こちらは今月1回も(そう、1回も。)雨が降らなかった。雲一つない夕暮れのグラデーションが今日も綺麗だ

相変わらず家の外にあまり出ずに生活をしている。明らかに運動不足なのでVRで体を動かすゲームを買って数分スクワットしたら、翌々日まで筋肉痛というざまである



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