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アメリカの就労許可(EADカード)更新 2021年の状況

昨年はじめて申請したときに書いたこの記事で、提出が必要な書類や、基本的な情報を書いているので、初めて申請する人はこちらからどうぞ


同じように困っている人へ向けて、今回は2021年上半期にEADカードを更新したら、こんな時間軸で承認がおりたよ、という共有

◆このnoteに書いてあること◆

・COVID-19による混乱の影響で、USCISの処理が長期化しており、書類発送からカードの受領までまる4か月かかった

・USCISの対応遅延は継続中。これから更新申請する場合、期限の180日前を過ぎたらできる限り早く更新の手続きを始めましょう!

・タイムリーに更新申請をするために、I-94の更新も計画的に。


私の申請スケジュール

・カリフォルニア州在住
・E-2配偶者ビザ
・現地で就労中

の私の場合、である。

12月末~1月はじめ
日本に弾丸帰国して、I-94 を更新。2020年にEADを取得後、一度も国外に出ていたかったので、このタイミングで出国するのは必須だった(※)。かつ、この時点で日本以上に確実に行ける国はなかった。

※E2配偶者のEAD期限は、自分と配偶者のI-94、ビザの期限の内、最も短いものにあわせて決められる。これかなり重要

1月中旬
USCISに書類一式を送付。FedExのTrackingでは受け取り済になっているが、一向にReceivedNoticeが来ないし、クレカも引き落とされない。めっちゃ不安
ちなみに、ReceivedNoticeが来ないとCaseNumberが無いので問合せすらできない

2月下旬
ようやくクレジットカードの引き落とし、その後数日してSMSでReceivedNoticeが届く。この番号を使ってTrackingをすると、1/19に受領したことになっている。1か月以上経ってから言われましても。。。

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5月中旬
Statusが急に変わってApprovalNoticeが届いた🙌数日後にカードも発送されて、さらに数日で届いた。なお、前回は返送されてきた申請書類一式は、6月26日時点でまだ帰ってきていない

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前回パンデミックが始まったタイミングで申請して、2か月半で届いたところ、今回は4か月かかった。新規と更新で条件は違うので一概には言えないが、処理が長期化しているのは間違いなさそう


USCISの状況

COVID-19による業務縮小措置などもあり、USCISの処理が依然と比べて遅くなっている。本日2021年6月26日時点でもCalifornia Service Center の予定処理期間は半年から1年と表示されている※

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細かく見ても、E2配偶者が該当する”All other applications...” の分類では、まだ2019年に受け取った申請を処理していることになっている

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180日前からしか更新申請できないのに、許可が下りるのに半年以上かかるのは、完全に制度としてバグっている

※正しくは、この表示は「7か月以内に処理される分が半数、14か月以内に全体の93%が処理される」という意味なので、私のように早く許可される例も相当数あるが、いずれにせよ半数の人は間に合わないことになる


上の情報はこのページから

ちなみに、昨年の秋から今年3月にかけてはLockboxの処理が遅延していて、ReceivedNoticeの発行に90日ぐらいかかることもあったが、この遅延は現在は改善されている模様


I-94の更新どうするか問題

先に書いた通り、E2配偶者のEAD期限は、自分と配偶者のI-94、ビザの期限の内、最も短いものにあわせて決められる。そのため、もしI-94の期限が迫っている場合は、申請前に更新しておく必要がある

この記事でも書いた通り、延長申請をすることで国外に出ることなく延長もできる

ただし、USCISでの処理にかなり時間がかかっている現状に鑑みると、期限切れまでに更新を済ませるためには、申請直前に国外に出るしかないと思う

このあたりは刻々と変わる状況と、個人のリスク許容度などによって判断が変わってくると思うので、冷静に見極めてほしい

米国が出している各国への渡航の制限については、このページから確認できる


今後も、できる限り失効180日前になったらすぐに申請するようにしておく必要がありそう。I-94やビザの更新も計画的に!



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