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アメリカで就労許可(EAD)をとった。E2配偶者ビザで働ける!

ついについに、就労許可証が届いた!わーい!

前にも書いた通り、E2ビザは配偶者でも就労許可を取れば働ける。のだけれど、E2配偶者ビザで就労許可を取っている人は日本人では少ないらしく、日本語の情報が全然ない!

これは何としても書き遺しておかねばならんでしょう、ということで私のやった手続きを記しておく。現存する日本語の情報では一番詳しいと思う

今後申請したいけど、今は時間がない人は「注意点!!!」だけでも先に読んでおくと良いかも

必要な書類 -申請書たち

まずは書類を揃えるところから。漏れがあって却下されてしまったという恐ろしい話も聞いたので、確認は念入りに!

・I-765の申請書フォーマットを埋めたもの
これがメインの申請書。以下のリンクからダウンロードして埋めていく。わからないことがあった時はInstructionのファイルを読んで確認する


・G-1145の申請書
この申請書は、郵送した書類たちが無事届いたかを教えてもらうための申請をするもの。安心のために入れておくと吉。ちなみにemailも書く欄があるのに、結局郵送でしか通知は来なかった(なんで?)


・G-1450の申請書
これは必要な料金を支払うための申請書。このクレジットカードから、この金額まで引き落とす許可をしますよ、という内容になっている

費用は基本$410なのだけれど、条件によっては追加になる場合もありそうなので、不安な人はここから確認の計算をすると良いかも

(2020/9 追記)
利用できるクレジットカードがない場合は、直接チェック(小切手)を同封してもOK。日本の郵便よりも紛失の可能性が高いので、郵送の際に追跡を付けるのがおすすめ。また、2020年10月から基本の申請料が$550に値上がりするらしいので注意

(2020/10 追記②)
9月末にでた裁判所の判断により、現時点では料金の値上げは差し止めになっている様子。詳細は以下のページ。改めての値上げがされる可能性もあるので、必ず確認してから申請すること



必要な書類 -婚姻の情報

・戸籍謄本のコピー
下に書いている婚姻証明書の取得のためにも戸籍謄本が必要なので、日本出国前に余分にゲットしておくことを強く推奨!

・戸籍謄本の翻訳版
自分でいい感じに翻訳版を作成する。で、翻訳者のサインと翻訳した日付を明記しておく。翻訳サービスみたいなのもあるけれど、無駄に数千円取られるのであまりおすすめしない

・アメリカで取得した婚姻証明書
発行から3ヶ月以内の戸籍謄本を領事館・大使館に持って行って申請する。いつ以降にできるかを教えてもらえるので、後日取りに行く必要がある。大体1週間ぐらいかかる

シリコンバレーから一番近いのはサンフランシスコの領事館



必要な書類 -自分と配偶者の情報

・自分&主たるビザ保持者のパスポート・ビザのコピー
主たるビザ保持者というのは、今回申請する人の配偶者のこと。私の場合は夫氏。パスポートの顔写真のページとビザのページを2人分コピー

・自分&主たるビザ保持者のI-94
I-94はアメリカへの入出国履歴。ここから最新版を入手して印刷する


・主たるビザ保持者の雇用証明書
夫氏から会社にお願いして発行してもらった。会社によると思うけど、1~2日で手に入った(迅速な対応に感謝!)

・自分の社会保障カード(SSN)のコピー
E2配偶者ビザの申請にはSSNが必要。申請方法は別で記事にしたのでこちらを参照されたい

「就労許可がないとSSNは発行できない」とか、「就労許可を取った後にSSNを申請すべし」みたいな情報も目にしたけれど、結果的に先にSSNを取るのが正解っぽい


・自分の顔写真2枚
私はVISA申請の時に使った写真をそのまま送付した。サイズも同じ。印刷の必要がある人はFedExかCostcoでできる


(2020/9 追記)
以下の書類について、無しでも取得できたというコメントをいただきました。対応はcase by case だと思うので、各自ご判断ください

・アメリカで取得した婚姻証明書
※「婚姻が証明できるもの」があればOKなので、謄本+翻訳版だけで大丈夫ということだったようです
・主たるビザ保持者の雇用証明書


必要な書類 -更新時に追加で提出するもの

・既存EADカードのコピー
必ず両面コピーして同封すること。白黒でOK

・EADカードに同封の紙
受け取り時に同封されていた「Important Information - Save This Notice」と書いてあって、バーコードが表示されている紙も一緒に提出する。バーコード読み取りで少しでも処理が早くなることを願って!


手続きの流れ

書類が揃ったら送付する。この時、先方が受け取った際に確認しやすいように、何が入っているかの一覧を一緒に送った。これは夫氏の同僚の配偶者さんにいただいた雛形を元に作った。大変助かりました、感謝です!

送付する時は、配達の追跡ができる発送方法を選ぶこと。アメリカの郵便はあんまり信用してはいけないらしい

送付先は居住地域によって異なるので要確認。私はPhoenixのP.O.Box(私書箱)に送った


ちなみに私は、G-1450(料金支払い用の申請書)の存在をすっかり忘れて1回目を送ってしまい、1週間後に気づいて丸ごと送り直した。あんぽんたんである

1回目の不足分は向こうで破棄されるかと思いきや、お金払えてないからやり直してー、という文書とともに丁寧に返送されてきた。意外と優しいなと思ったものである(返送まで書類の漏れに気づいてなかったら、約1ヶ月無駄にするところだった!)

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ステータスの確認方法

書類の提出が終わって文書が受理されると、オンラインでステータスが確認できるようになる


書類が受理された状態。これが↓

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カードが郵送されると、こうなった!

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以前は3~5ヶ月かかるという話もあったのだけれど、今は通常60-90日で発行されることになっているらしい

この状況だし発行機関もリモートワークに切り替わっているらしいのでどうかなと思ったけれど、2月頭に申請して、4月末には届いた


注意点!!!

①申請している期間はアメリカ国外への出国NG!
これ、全然知らなかったしどこにも書いてなかったのだけれど、申請して待っている間に出国すると、必要書類の1つであるI-94が更新されて再提出が必要になる可能性がある

一説によると、「あ、この人出国したしもう就労する気ないんだな」と判断されて、プロセスが止まったり申請が却下されてしまうらしい。恐ろしい話だ。。。

というわけで旅行は計画的に。アメリカは国内も十分色々あるので、当分は国内旅行を楽しみましょう(そもそも旅行なんていつできるのだろうか)

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②ほぼ毎年の期間延長が必要。I-94・ビザの期限に注意!
E2配偶者が手に入れられるEADは最長2年(自分と配偶者のI-94、ビザの期限の内、最も短いものにあわせて決められるみたい)。結果、ほぼ毎年延長の手続きをする必要がある

新しいEADが手元に来る前に現行のEADの有効期限が切れてしまうと、新しいEADが届くまで仕事ができなくなってしまうので注意。期限切れの180日前から申請が可能らしいので余裕を持って準備を開始すべし(未来の自分へ。。。)

(2020/10 追記)
EADの有効期限については I-94 の期限も考慮する必要がある。詳しくは別記事を参照

(2021/5 追記)
本当になんでかわからないのだけれど、2021年の更新時には自分のI-94より2週間だけ遅い、配偶者のI-94の期限がEADの期限になった。なぜ...?


③戸籍謄本は出国前に日本で取得しておくこと
「必要な書類 -自分と配偶者の情報」のところでも書いた通り、戸籍謄本のコピーと、戸籍謄本を使って申請の上入手する英語の婚姻証明書が必要

代理人が取得したり、郵送で取得することもできるが、面倒かつ時間がかかるので、できる限り出国前に自分で取得しておくと良い

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さて、そういうわけで働ける体になった

この数ヶ月の無職生活(主婦業はしていないので、主婦を無職と言っているわけではないことをご理解ください。)を過ごして、ああ働きたいなーと純粋に思えたのも面白い発見だった。人間いつだって無い物ねだりだ

夫氏からも「これで就活できるね!良かったね(ニコニコ)」という圧力を毎日受けていることだし、本腰入れて職探しをしなくては...



(2021/6 追記)
2021年に入ってEADの更新をした時の話はこちらから↓↓




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