アメリカで銀行口座を作る。 口座開設ボーナス&金利で$750稼いだ話
アメリカに来てから約半年の間に、夫婦で5つの銀行口座を作った。理由は、お得だから。何がどう得なのか?どうしたらお金を稼げるのか?紹介してみる
基礎知識: アメリカの銀行口座の種類
アメリカの銀行口座は、大きく分けて2種類ある
- Checking Account
日本の銀行でいうところの普通預金口座。利子は低いが引き落としが簡単。アメリカでよく使われる小切手の決済にはこの口座が使われる
- Saving Account
預金用の口座。利率が高く、普段使わないお金を入れておくとお得。ちなみに我が家で作ったSaving Accountaの利率は2020年5月現在で月利1.3%(ここ数ヶ月で数割下がった)、日本の定期預金だと0.002%なので、差は歴然
口座開設ボーナスで得する
口座を開設して、設定された条件をクリアすると数百ドルのボーナスがもらえるキャンペーンがある
例えば我々が作ったのは、以下の口座
Marcus Bank (Saving)
金利を稼ぐためのSavig口座を調べていて、ここを選んだ。メリットは以下
・口座開設 + $10,000を60日維持で$100のボーナス
・金利が最高水準。今は1.7%(月利)で、毎月利子の受け取りがある
・口座維持手数料が無料。使わなくなっても残しておける
Chase Bank (Checking + Saving)
さらに大きなボーナスを求めて最近開設したのがこれ
・Checking + Saving の同時開設と条件クリアで$600のボーナス!
・維持手数料がかからないように配慮が必要
※現時点ではボーナスキャンペーンの期限が切れているが、不定期で同じ内容をやっている模様
金利で得する
預けておくだけで増えていく、それがアメリカの銀行口座😍
今のところ持っている口座の中では、前述のMarcus Bankが一番金利が良い。$10,000を2ヶ月預けておいたら、約$50の金利が手に入った。おいてあるだけなのに増えるってすごい
昨年まではSaving Accountの金利が2%を超えている銀行もあったらしいが、色々あって減少基調。今後も少し下がりそうなので様子は見つつ放置の予定
「昔は日本もそうだったのよ」と親が言っていたのはこれだったか。失われた20年で失ったものを取り返している
お得な銀行の探し方
どの銀行がどんなボーナス・キャンペーンをやっているかは、タイミングによって違う。口座を作ろうと思ったときに一番お得なものを調べたい
我々がチェックしていたのはこのサイト。現時点でお得なボーナスをしている銀行や、金利の高い銀行がまとまっている
注意点
- 口座維持手数料をどう回避するか?
アメリカの多くの銀行口座では、基本的に口座を維持するための手数料を取られる。ただし、一定の条件をクリアすれば$0にできるので、条件とクリアしていることの確認を忘れないこと
例えば、最近作ったChase Bankのアカウントでは、Checking AccountとSaving Accountのそれぞれで条件が設定されており、口座毎にどれかの条件を満たせば口座手数料が無料になる
Checking Account
1. 企業からの給与などの振込が月間合計で$500以上
2. 毎日の口座残高が$1,500以上
3. Chase銀行で保持して連携している他の口座を含め、毎日の口座残高の平均が$5,000以上
Saving Account
1. 毎日の口座残高が$300以上
2. Checking Accountから毎月$25以上を自動で振替えるよう設定
3. 口座の名義人が18歳未満
4. 関連するカードを保持している
- 税金の申告
アメリカは基本的に納税義務のある全員が確定申告をする。アメリカで利息収入のある銀行口座を持っている場合には、これも併せて申告する必要がある
銀行から送られてくるForm 1099-INTという書類を失くさないように注意。利息が$10未満だと発行されない場合もあるようなので、要確認
余談だが、日本の銀行口座に一定額以上の資産がある人は、これもアメリカでの税申告の際に申告の必要があるので注意
- 日本に戻るときにどうするか
最後に、日本に戻るときに口座を残すのか閉じるのか問題。放置して帰ると知らない間に口座維持手数料を払い続けていた、なんてことにもなりかねないので、帰国の際には確認を怠らないようにしたい
おわり!