恩師LOVE☆FOREVER〜わたし、柳になるよ!!〜
高校時代の恩師とご飯に行く約束をとりつけたので恩師の話をちょっとだけ書こうと思う。
この拙文がご本人のもとに届かないことを切に願う。
わたしの恩師、高校3年間担任を持ってくれた先生は、当時30代前半(たぶん)、地理の先生だった。
普通に見た目がかっこよくて女子人気高かったし、先生が担任になるってわかった時はめっちゃテンション上がったのを覚えてる。
先生は、わたしが親以外に影響を受けた人ランキングの一位か二位である。
そんなランキングつくるのもおこがましいですが。
先生の言葉で覚えてることを2つ紹介する。
一つ目は、高校2年生の冬休みに入る前に、先生がクラスのみんなに言った一言。
「この期間にたくさん考えてください。今がいい機会です。考えたことは必ず将来に繋がります。」
文字にしてみるとなんでもない言葉だけど、当時のわたしにすごく刺さった。
わたしの母校は中高一貫の進学校で、
当時は部活に全然力を入れてなくて、めっちゃ勉強させられる学校だったから、ずーっと大学受験を意識して勉強してた。
それに加えて、高校時代のわたしは、かっこよく言うと、感性がとがってて精神的に脆かったし、今よりも周りを頼ることが下手くそだったので、考えすぎた結果何も行動できない自分が嫌いで仕方なかった。
戒めの意味も込めて当時の日記を保管してるけど、たまに見たらぐちゃぐちゃの絵しかかいてないページとかあって我ながらドン引きする。闇
高校2年の冬休み前も、大学受験まであと1年なのに、出口のない思考の渦の中でぐるぐるしてる自分が、周りと比べてすごく劣っていて、何の進歩もない人間だと感じて落ち込んでた。
考えるのは時間の無駄!!猪突猛進!!と割り切ろうとしていたときに、先生からのこの一言があった。
え〜わたしの決意と真逆やん〜って正直思ったけど、
先生はこういう節目のときじゃなくても、思考することの大切さを常に説いていたし、このときこの言葉で、ちょっとだけ自分を肯定できた。
周りの人には「ネガティブ」とか「考えすぎ」とかよく言われるけど(ごもっとも)、考えず突き進んで大事なことを見落とすよりはずっといい。
先生とは結構趣味が合ったのも嬉しかった。
その頃、映画とか音楽にすごく影響を受けてて世界が広がり始めてワクワクしていたわたしと、影響を受けた作品について同じ熱量で話してくれたのもいい思い出だ。
本とか、映画とか、音楽とか、絵画とか、そういう芸術作品に触れる時間の大切さ、そこから得られるものの尊さを当時の自分が肯定できたことは大きかったし今の価値観にも繋がっている。
高校生のときに触れたあらゆる作品、そこで感じたことは今でも宝物だと思ってる。
ほんとに先生のおかげ。
なんか話ずれたけど、
二つ目は、大学受験の前に先生から激励してもらいたくて、なんかメッセージ書いてくださいって英語のノートを持って行ったときに書いてくれた一言。
「柳の枝に雪折れなし」
今調べてみたら、ほんとは「柳に雪折れなし」っていうことわざらしいけど、先生はこう書いてくれた。
柔らかくしなやかなものは堅いものよりよく耐えたり丈夫だったりする、という意味らしい。
わたしにぴったりな言葉だと思っている。
「好きな格言は?」とか聞かれたら絶対これ言ってる。
どんな困難が降りかかろうとも、柳のようにしなやかな身のこなしで乗り越える。
サウイフモノニワタシハナリタイと今でも心から思っている。
先生、わたし、柳になるよ!!
もしかしたら色んな人に言ってるかも知れんけどね。(もしそうだったらめっちゃ嫉妬する)
先生との思い出は他にもいっぱいあるし好きなエピソードもいっぱいある。
温和でクールで知的な先生なのに教習所の教官が嫌すぎて免許とるのにめっちゃ時間かかった話とか、
タバコやめたけど好きすぎてタバコのにおいする人についていっちゃう話とか(これ飲んでたときに聞いた話やからトップシークレット)(怒られそう)。
とにかく、今のわたしを構成する要素の土台の部分に先生は大きく関わってる。
今思っても母校は変な学校やったし、よくわからんルールだらけで楽しみも制限されてた中、豊かな高校生活を送れたのは間違いなく先生のおかげ。あと素晴らしい友人たちも。
わたしも先生みたいに、知識の更新を怠らず、思考を止めず、そしてしなやかに生きていきたい。
あ〜はよ先生と話したい〜
出会いドラマ感動〜
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