見出し画像

福岡のクリエイティブ『BOAT』vol.2 GOiTOという漢


BOATのラッパーGOiTO(fromモンドリウテバ)
オールドスクールでクラシカルなライム&フロウは心地よく、常に熱量を秘めており我々YOHLUの楽曲に参加した時も相性がすこぶる良かった。
ライブでのアクシデントなんてものともしないアドリブ対応力はさすが森山が連れて来た同郷の友である。以前結婚式で司会を務めている所も見たが、彼がマイクを持つだけで耳を持って行かれる。
ワガママボディと同様、器も大きい男だ。
ゲイの疑いが掛かるほど(※多分解消済み)硬派でフットワークも軽く打ち上げの後にも友人のクラブイベントにも顔出し、とことん現場主義。
BOATには途中加入で付き合いはまだ浅いが、相当積み重ねて来たんだろう。

相反して私は致命的なほど付き合いをせず、人のライブにも滅多に行かないので、特に音楽の知り合いもそんなに増えないし、常にこうして家でだらだら端末と向かい合っているだけの出不精なので彼は尊敬に値する。

「地元の優良工務店」的な安心感がある落ち着き払った彼の雰囲気はミュージシャンとしては勿論、大人として見習いたい。
その貫禄のある立ち姿に加えて遊び心もあり色気は増すばかり。

BOATはその日なんとなく集まって録れたようなものを公開したりする。サビサビのボロギターで適当に弾いてたフレーズを録音されて使われてたりもする。
ストイックさは勿論必要だけどBOATにおいてはベクトルが少し違って、長く楽しむ秘訣を皆すでに分かっていて、自らの生活リズムやスタンダードを整えつつ、それをリアルに落とし込むことに重きを置いているような気がする。
GOiTOのリリックからもそれは伝わってくる。
これだけの大所帯となれば責任感が欠如しがちだが、彼は背中できちんと見せてくれる。
そしてライブが終わると一仕事終えたドカタの父ちゃんのようになる。

GOiTOにはどうか、我々BOATが道を踏み外さないように見守っていて欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?