増税前に手に入れたい、ちょっとお高めの素敵なボードゲームたち
もうすぐ消費税が10%になるということで、小銭を嫌う自分は喜んでいるのですが、お財布の紐を握る自分は泣いています。
周りには今のうちに家を買うとか景気のいいことを言う人もおりますが、僕の目下の悩みは減らそうと思っても買うのをやめられないボードゲームたちであります。
多くはたかだか数千円のものですが、たくさん買う人にとっては馬鹿にならない金額に登ります。だったら2%でも安いうちに手に入れておいたほうがいいんじゃないか。ということで、まとめました。
マラケシュ
たぶん僕が初めて購入した5000円以上するボードゲームです。ボードゲームカフェで遊んで、こりゃ楽しい!とその場でAmazonでポチッたのですが、あとで価格をちゃんと見たらエッとなったのを覚えています。
複雑なゲームではないんですが、なぜこんなに高いのかというと、布が使われているためだと思われます。
マラケシュでプレイヤーは絨毯商人になって、フィールドに自分の都合のいいように絨毯を敷き詰めていきます。その絨毯を、ガチの布で表現しているのです。
サイズを調整したカードでもできなくはないと思うんですが、布にしよう!と決めたメーカーの心意気と素晴らしいシステムに敬意を払って楽しく遊びましょう。
枯山水
日経新聞で紹介されたことがあったりもして、カタンを知らなくてもこれは知っているという人がたまにいるボードゲーム、枯山水です。
パッケージからして異質さがよくわかると思いますが、中身も異質。枯山水というのは石や砂だけで自然を表現する様式で、庭園やお寺で見られることが多いものです。
↑こういうやつ。これをゲームにしようというデザイナーは狂気ですし、それを8000円代という強気の価格で販売しようと考えたメーカー側も狂気です。お値段の理由は一つ一つ形が全く違う岩のコマが入っているからです。
見るからにネタっぽいのですが、プレイ感はジレンマだらけのガチゲームです。自分のフィールドに理想の枯山水を作り上げるのが目的なのですが、枯山水を構築するタイルをどう置くか、他プレイヤーの配置をいかに邪魔するか、というデッドヒートが繰り広げられます。
そしてゲーム終了後に仕上がる枯山水は、世界で一つのあなたの庭。勝ち負けはキッチリつくのですが、それでも自分の庭が一番だとつい写真を撮って愛でてしまいたくなります。
KLASK(クラスク)
KLASKは磁石をつかったホッケーみたいなゲームです。台と一体型なのでどこでも遊べます。
見た目からしてボードゲームに分類すべきか迷うところですが、多くのボードゲームカフェに置かれ、また多くのボードゲーマーたちに遊ばれ、愛されているのでボードゲームとします。
自分のコマを磁石で操作して、玉を相手陣地の穴に入れるとポイント、それを一定先取すると勝ちというシンプルなゲームです。
ただしボードゲーム的なジレンマ装置として、フィールドにはコマとパックの他に、磁石が置かれています。玉をうまいこと弾こうとしてコマを激しく動かしすぎると、この磁石がくっついてしまいます。そして磁石が2個くっつくと失点です。
子供でもできるシンプルなゲームですが、大人こそが熱中してしまっているのを多く見かけます。
フードチェーンマグネイト
ファストフードチェーン店のオーナーになって、組織開発、製造管理、マーケティングなどあらゆる経営のアクションをこなしつつ、No.1オーナーを目指すゲームです。
ルール説明に1時間、プレイに大体3時間はかかるという重量級ゲームですが、ひとたびプレイすればまたやりたくなる中毒性をもっています。メニューの大量生産で攻めるか、セット販売のマーケティングに力を入れるか、とにかく店舗数を増やすか…などなどあらゆる戦略が用意されており、相手プレイヤーの出方にもよって最適戦略が変わるために選択肢は無限です。
1万円をこえてくる価格に躊躇されるかもしれませんが、その価値が十分ある体験を得られることは間違いありません。
大好きなので、単体で紹介するnoteを書いてしまいました。
以上です。ちりも積もれば山となる。どうせいつかは買うのですから、少しでも安いうちに買っておくのがいいと思います。
あ、そういえばこちらもぜひ。僕が考えたゲームです。そんなに高いものじゃありませんが、いいゲームですよ!
ナイスプレー!