コーヒー屋始めます その5 あなたのお店はどんな店? ~計画書算数編~

みなさまこんにちは。
やりたいことを書き出す、伝えることに悪戦苦闘中のZKです。

前回の『事業計画書を作る国語編』では、
『頭の中にあるイメージをコトバで表現する』ことが大切!
について書きました。
書き出すことで、イメージの具体化になり、客観的に実現可能かどうか
の視点からも考えることができたかなと思います。
事業計画に限らず、やりたいことが分からない、何に悩んでるか分からない
ときは、言葉を使って、正体を掴みやすくするがいい方法と学びました。
一歩前進ZKです。(イマサラですが)
言葉で具体的になった計画ですが、
それだけでは事業を始められても続けることは難しいです。

あるセミナーで講師の方が
「事業者(社長さん)は、『右手にロマン、左手にソロバン』を
 持たないといけません。」とお話しされていました。 
なるほど、うまいこと仰る。。

理想だけでは食べていけない。利益がでないと暮らせない。当たり前です。
しかし、『やりたい!』の気持ちが強くて思い切り前のめりになると、
毎日かかるお金のことや、自分の生活のことを見過ごしガチ。
商売するには、体が資本ですから。

ということで今回は、ここまでの話を踏まえて、
ZKはコーヒー屋で暮らしていけるのか? ZKお店は継続可能なのか?を 
数字から考える『事業計画書を作る算数編』です。
張り切って(?)行ってみましょう!

まず開業時、何が必要か?、それらをどこから、いくらで手配するか?
必要最低限の機器購入から取り組みました。

ZKが開業するために必要な最低限のもの・・
まずは焙煎機。これはマストです。コーヒー屋さんをするのですから。
そして焙煎豆販売のために必要な機器をいろいろとピックアップしました。
コーヒーを挽く業務用のミル、計量機器、シーラー
アイスコーヒーも販売したいから、製氷機もいるなぁ・・などなど。

お店でお客様にお金を支払っていただくわけですから、
それを管理するシステム(レジ)も必要。

それ以外に、お店の衛生管理に必要な清掃道具やお店の看板、
インテリアにテイクアウト用のカップなどの消耗品など。
焙煎機だけあればなんとかなるかと思いきや、出るわ出るわ。

ミニマムサイズで起業しようと思ったのですが、
相方のおやつ作り用の機器を加算すると、
事業開始までに数百万円が必要になることが判明しました。(デスヨネ)
ここまで書いた事業開始までに必要なお金は、『開業資金』です。
自己資金と(もらえる予定の)補助金を加算しても足りない・・・
ということで、金融機関から融資を受けることが必要と判明しました。

しかし、これはあくまで『スタートするために必要なお金』で、
まだ商品はありません。焙煎機やミルを売るわけにはいきませんから。
お店の形態によって異なりますが、ZKの場合は、生豆を焙煎して
コーヒー豆やドリップパックを売る計画です。

したがって、仕入れを考える必要があります。
さらに、焙煎機を動かす動力(スマートロースターなので電気)
テイクアウトのコーヒー提供のための水(水道)など、
お店を継続的に営業するために必要なお金も発生します。
これが『運転資金』です。

運転資金には、お店の店員(ZKと相方)が生活するお金も含まれます。
その他、融資(借入金)の返済などを合算し、
毎月これくらいの稼ぎが必要だなという売り上げ目標を書き出しました。

売上はお客様の数と商品の単価の掛け算。
最初はこれくらいの人数の人にこのくらいの金額で売って・・・と想定し、
仕入れがいくらで、固定費(水道光熱費など)がいくらと加算していくと、
初年度は赤字になりそうなことが発覚。

赤字が少なくなり黒字になるまでも、生活費は必要。
うーん心配性ZKの計画だと黒字になるまで、なかなか時間がかかりそう・・

ここで相方に相談。
『観光シーズンは、これくらい。年末はギフト需要でこのくらいは
 売れるよ』と強気なコメントをいただき、売上計画の数値を上方修正。
(ここでスッタモンダありました。相方サマサマです)

結果、2年目後半からは単月黒字になる(ハズ)計画が完成。
この計画をA3用紙1枚にまとめて、
前回登場したよろず支援拠点のコーディネーターの方へ提出。
いくつかの訂正のアドバイスをいただき、5年分の事業計画書が完成。

これを持って、補助金の申請と融資相談を行うこととなりました。

ZKの計画は補助金の申請を受けられるのか?融資を受けられるのか?
その段階でどのようなことを行ったのかについては、
次回以降に紹介したいと思います。

今回はここまで
最後までご覧いただきありがとうございました。

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