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コーヒー屋始めます その11 補助金申請実行編の後編

みなさまこんにちは。思いのほか超大作となりつつある補助金申請実行編。ZKの性格なのか、これを書いたら、あれも書かなきゃとかこれを書くには
ここを説明しておかないとって感じで、ズルズルと長文になり、
気づけば3部作になってしまいました。
今回で最終回になるよう頑張りますので、お付き合いのほどお願いします。

前回までで、見積、発注(契約)、納品&検収までが完了しました。
残るは、『支払いが完了してZKの資産になったことを証明する』ことです
早速 支払いからいきましょう。

このタイミングで発生する書類が大きく2種類あります。
1つ目は、業者から購入者(ZK)に発行される請求書の類
2つ目が、購入者(ZK)から業者へ支払ったことを証明する書類 です。

請求書の類はほとんどの場合、業者が発行するものなので、これまで通り
もらった書類を集めておけば、特段困ることはないと思われます。
ZKの場合、請求書の入手経路は大きく2つありました。

業者から商品を納品された場合は、商品と一緒に納品書と請求書を
いただきました。いただいた請求書のチェックポイントは
・発行日が発注書の日付以降で、補助金事業の期間内であること、
・購入金額が発注書と相違ないことです。

万一、工事が追加になった、もしくは購入品が変更になったなどにより、
金額が変更になった場合は、再度発注書や契約書発行を依頼しましょう。
その場合も発注書、契約書の発行日が請求書、納品書の発行日よりも
以前であることを確認することをワスレズニしてください。
補助金管轄の担当者の方々は、特に金額と日付をチェックされている
ようです。

ネット通販で購入した場合、請求書がないことがありました。
購入(決済)方法が電子決済(クレジット)なので、業者からの請求が
クレジットを経由して購入者(ZK)の元へは金額と購入日(決済日)が
明示された支払明細書(利用明細書)が翌月以降に届きます。
なので、請求書の変わりとなる領収書を購入サイトからダウンロードして
対応することが多かったです。

前回も書きましたが、クレジット購入の場合は、購入日でなく、
引き落とし日が補助金の期間内に入っていることが必須です。
ZKのように翌月の明細書を見てがっかりすることがないよう、
業者からクレジット会社へ情報が送られる日数も考慮して、
計画的に購入してください。 ほんとしくじりました。

どこにいくら払うかが決まったところで、
どのように支払うかを決めましょう。ZKの場合、3つありました。

1つ目が銀行振込。これが比較的書類の種類が少なかったです。
オンライン、もしくは銀行窓口、ATMで振込しました。
オンラインの場合は、各銀行のWeb ページから、
振込明細のページのデータをダウンロードして提出しました。
提出データに記載が必要な項目は、以下の通り。
 振込日   :事業申請の期間内であること
 振込依頼人 :補助金申請者本人であること。家族名義はNG
 振込先   :見積もり、請求の業者であることが明示されている
 振込金額  :請求書の金額と一致していること
   ※なお振込手数料は補助金の対象外です。
銀行窓口で振込した場合は、その振込依頼票の控えのコピーを、
ATMにて振り込んだ場合は、振込時にATMから出てくる利用明細のコピーをとっておきましょう。
振込を証明する書類、まだ必要なものがあります。
それは、『振込金額の出どころ』に関するものです。
補助金申請者が支払った証明が必要です。簡単に言うと、通帳の写しです。
ZKはここでも苦戦しました(またかい!)苦戦の原因はネット口座です。
宮崎に移住してから、地元銀行に口座を開設しました。
通帳レス口座を作ったので、通帳がありません。
その旨、補助金の担当者の方に相談したところ、
『口座番号と口座名義、預金残高が1つの画面に収まるもの』を
提出してください指示を受け、トライしたのですが、
地元銀行の口座はどーやっても1画面に納まらない・・・
銀行に相談したところ、『システム上できません』とつれない回答。
結局口座証明書を発行してもらうことになりました。
ペーパーレスが進んでいますが、まだまだなところもあると感じました。

2つ目の支払い方法はクレジットカード決済です。
クレジットカードの利用明細書と口座の入出金明細書を準備しました。
ネット銀行や都市銀行は、利用明細をCSVデータでダウンロードできる
サービスなどがあるので、こちらを利用しました。

3つ目の支払い方法が現金支払いです。
クレジット決算では間に合わない、銀行振込では手数料がかかる
これらを回避する手段として、コンビニ振込を活用しました。
 *支払いルートによって手数料が違うので、なるべく安い方法を
  利用しましょう。
 相手の指定銀行が自分の口座と同銀行の場合は銀行振り込みが
 楽でお得かと。またネット銀行は毎月一定回数まで振込手数料無料の
 サービスがある(ハズ)なので、是非活用してください。

現金振り込みの場合は、コンビニで発行される明細書だけでOKと言いたい
のですが、もう1つご準備ください。それは小口現金出納帳です
現金の出入りをまとめた帳簿です。
ネットで検索すれば、出納帳のひな形のExcelデータが多数ありますので、
そちらをご利用ください。(ZKも利用しました。)

調達の一連の流れがほぼ完了し、補助金申請もいよいよ佳境です。
最後は、『納品されたことを証明する』です。
納品を証明する方法は、写真でした。
購入品を設置した状態を撮影した画像を提出するよう指示がありました。
補助金で購入したことを証明するシールを物品に貼り付けて全体と
近接を撮影。

納品された製氷機 全体図
貼り付けたシールを近接して撮影

こんな感じです。

内装工事は、工事中と完成後の写真を準備する様に指示を受けました。
工事は完成後だけではNGとのことでしたので、ご注意を。

これらの書類を購入品別に分類、管轄部門作成の全体を総括する一覧表、
内訳表(ひな形)に購入品名、金額(もちろん税抜き)、購入日付を記入。ようやく、すべての書類が準備できました。

期日内にレターパックで管轄部門に提出。あとは認可を待つばかり。
購入物品ごとに書類を分けて提出したので、後日 担当者の方から
『チェックがしやすかった』とご連絡をいただき、
申請金額分の補助金をいただくことができました
頑張った甲斐がありました Yeah!

3回に分けて書いてきた補助金申請奮闘記。いかがだったでしょうか?

実際に申請をして感じたのは、意外と担当の方が親切だったということ。
書類の書き方などいろいろとアドバイスをしていただきました。
恵まれていました。
利用者側は初めてですが、受付側は何度も経験されているから
事業内容について詳しくなくても、それらを申請書に落とし込む
書類の書き方はずっとずっと詳しいです。
なので、困ったり悩んだりしたときは、相談するが一番だと思います。

あ、最後に1つ。購入(補助金利用)に関する書類は上記の通りですが、
事業をするために必要な許認可がクリアしていることを証明する書類も
同梱することをお忘れなく。
ZKの場合は、税務署に提出した『開業届』の控えと
保健所から発行された営業許可証の写しです。
これらの書類を受け取るために動いたことについては、不定期連載の
次回以降のトピックスにします。

長く、読みにくいところもあったと思いますが、
へぇ~そうなんだ がんばったね。 そうすればいいんだ
くらい思っていただければ、嬉しいです。

~後日談~
つい先日、ZKが活用した起業支援補助金の今年度のエントリーが
スタートし、過去の事例紹介にZKのお店が掲載されていました。

うちの店が載っている。嬉しいやら恥ずかしいやら

不定期連載 コーヒー屋始めます
次は、許認可、届出関係について書こうと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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