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コーヒーの沼 第35歩 水出しコーヒー-3

皆さまこんにちは。ZKです。今回もよろしくお願いします。
最近の投稿割合は ロテ2:コーヒー1 になっています。
シーズン中はなんとかこの割合で、進めていこうと思います。

今回の話題は、水出しコーヒー
・・・ってまた? とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
ZKもそう思います。
これまで2回で触れたようで触れていなかった抽出後の味を左右する
大事なグッズがあったのでそれについてです。

これまで、いろいろなメーカーの水出しコーヒーパックを買ったり、
ZKの仕入れた豆を市販のパックに詰めたりして
一晩水につけて冷蔵庫で冷やした水出しコーヒーの味の違いを
楽しんでいます。

そこで気づいたのが、「微粉」と「コーヒーオイル」です。
自家焙煎豆を手詰め、もしくは個人のコーヒー専門店様から購入した
水出しコーヒーは、飲み進めると少し重たく感じました。
飲み進めたカップの中を覗いてみると、黒い粉のようなものが
沈殿しています。これはコーヒーを挽いたときに出る微粉のようです。

水出しコーヒーはいわば浸漬式抽出のため、不織布性のパックから
微粉が水の中に流出しているようです。
(流出と書くとイメージ悪いかもですが、いい意味です。。あしからず。)

さらにカップの表面を凝視すると、ツブツブが浮いています。
このツブツブの正体がコーヒーオイル
普段、コーヒーにオイル成分があることになかなか気づかないのですが、
焙煎した豆、特に深煎りした焙煎豆をよく見ると、すこしテカっているのに
気づかれると思います。これがコーヒーオイルです。
ペーパーフィルターで抽出すると、ペーパーが微粉とオイルを取り除いて
くれるので、カップの中は澄んだ黒褐色の液体になります。

一方、水出しコーヒーでは不織布のパックはペーパーよりメッシュが
粗めなことと、長時間水に漬けるので、微粉とコーヒーオイルが
抽出されやすいようです。

気にしていなかった(ごめんなさい)のですが、不織布のパックには
いろいろと種類がありました。
今回比較で用いたのは、100円均一ショップのパックと、
スーパーで購入しただし用パック、それに、コーヒー用具の問屋さんから
仕入れたパック(以下問屋パック)2種類の計4種類です。

上がだしパック、下が100円均一で購入したパック。厚みが違いました。

大きさの違いはさておき、明らかに違いが分かるのは手触り厚みでした。
だしパック用や問屋パックは、どことなく和紙のようなさわり心地で
厚みも感じました。(いい、悪いではなく、違いがあるということです。)

光にかざすと100円均一ショップのパックは向こう側が明るく透けて見え、問屋から仕入れたパックはそこまで透けません。
だしパックはその中間と言う感じです。
パックの厚みで味が結構違いました(ように感じました)。
どちらも問題なく抽出されるのですが、問屋パックで抽出すると、
微粉の量がかなり抑えられました。

そして、これは個人によって意見差があると思うのですが、
問屋パック抽出が最も丸い味になったようです。
相方によると、問屋パックの方がコーヒーの雑味が除去されていると。
確かにそんな感じです。

いずれのパックで抽出したものも、急冷式のアイスコーヒーに比べると、
苦みが少ないと感じました。

これはいつか書きたい、(書いた?)温度よって抽出される成分が異なるが影響していると思われます。カフェインは、低温では抽出されにくい成分
なんですよね。

ちなみに、大手メーカーが販売している水出しコーヒーでは
自家製の水出しパックほど微粉やコーヒーオイルを感じませんでした。

おそらく、豆をパックに封入するまでに、これらを除去して、
よりスッキリとした味わいを目指しているのでしょう。
オイルをどのように除去しているかはわかりかねます。

と3回に分けて水出しコーヒーについて書いてきました。
ZKの店で販売する水出しコーヒーの方向性が見えてきました。
1)市販の味に近いいかにもアイスコーヒーな深煎りと
  ZKならではの浅煎りアイスコーヒーの2種の商品展開
2)ZKコーヒーは濃く出るようなので、500mlに30g
3)挽き目は雑味やえぐみが出にくかったペーパードリップと同程度
4)コーヒーパックは問屋パックを採用
などなど。

こちらが問屋パック。30g封入したところを パチリ。

やってみて初めて気づくことがたくさんあると再認識した
水出しコーヒーでした。
水出しコーヒーをたくさん飲まれる方は、コーヒーオイルに
注意してくださいね。
カフェイン多くないので眠れなくなることはそこまで心配しなくても
大丈夫だと思いますが、胃が疲れます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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