見出し画像

ピンピンコロリ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%AA

ピンピンコロリとは、寿命健康寿命の差の無さ(不健康期間の短さ)を言い表した表現で、「亡くなる直前まで病気に苦しむことなく、元気に長生きし、最後は寝込まずにコロリと死ぬこと」という健康的な死に方を意味する言葉。略してPPKという。大往生の別名。ヒト以外の生き物では基本である。そのため、生殖可能期間以降の寿命が長く、「老後」を過ごす率が高いヒトは生物学的には非常に珍しい生き物である。背景には医療発達以前には、ヒトも同じように55歳までにはピンピンコロリで死ぬのが基本であったことにある。逆にヒトの死因を占める、「ガン(長年蓄積された遺伝子の異常でDNA破壊されることで発生)」による死は、ヒト以外の生物の死因にはレアである。

......ここまで何人の高齢親戚や友人の死を見て、
ピンピンコロリに関して色々考えました。

父さんは70代で認知症、死ぬまで6年間寝たきり。

母さんのお姉さんは90代まで生きて
お兄さんが密かに病院に行かせないので逝きました。

祖母は100歳を超えて寝るときに死んだ
まさに大往生。ピンピンコロリの典型。

お母さんの友達は肺炎、闘病1ヶ月ほどで逝きました。

おばさんはガン、闘病1年ほどで逝きました。

そして犬の死も見たので
そこで気になることがある。

2匹とも元野良犬で、死ぬ当日まで元気でした。
いきなり苦しそうな様子を見て数時間で死んだ。

やっぱり基本的に
「ずっと医療を受ける(人間のシステム下で生きる)
個体はピンピンコロリにならない」
、かなと思いました。

つまり医療の恩恵を受けると20年ほど寿命を伸ばせるが、
老後の寝たきり確率が跳ね上がる....と。

お母さんは病気たくさんで薬たくさんを嫌がってるけど
症状を軽減するための薬を飲んでるから
それらの薬を全て飲まない方があっという間に病気に負けるだもん。

RPGで言えば
「薬」は最大HPに引き換え、
異常状態を一時的に抑止するもんと思います。

自分のパニック障害の経験で考えれば
「当たり」の薬に出会うとうまく回復に向ける。
今もうほとんど薬を頼らない。

一日半錠もはや気持ち的な量。多分もう飲まなくてもいい。

お父さんの経験で分かった、
死ぬまでたくさん段階があります。
歩けない、食事できなくて胃瘻を使う

寝たきり一言と言っても、自力呼吸できるかできないかと
介護の差も出る。

「どの段階で手放す(死なせる)」のは
本人、あるいは家族や医者による判断であった。

老人ホームで介護システムに頼っても、病気にかかった段階で
いずれその判断の瞬間がくる。

いきなり死ぬ病気や意外を除く
緩く死の過程では必ず誰かが「判断」を下す。

結局、「死」と向き合う技能に問われる。
ピンピンコロリを過度に期待できない以上、
人間は死ぬ意識や教養を持たないといけない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?