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太郎
結婚した娘が私に押し付けたその柴犬は、
今は亡き妻によって
「太郎」と名付けられた。
妻は、それはそれは可愛がったものだ。
妻は、最後の日まで「太郎はどこ?」といい、
私は悲しみながらもおおいに慌てた。
妻の亡き後、太郎は分かってたのか、
1週間は「ワン」とも言わなかったなあ。
それからは、太郎と二人、寂しいながらも
時には楽しく暮らしたよなあ。
お前は、俺の晩酌の相手をしてくれて、
刺身はいつも半分こだったよな。
さよなら、太郎。よく生きてくれた。
お前は俺の誇りだよ。
俺は大丈夫だ。でも、最後に言わせてくれ。
泣かせてくれ。
永遠の「ありがとう」、永遠の「友達」
ありがとう、太郎。忘れない。
(20211027課題の一部・「ペットに関するブログ」より)
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