IRから読み取るJR東日本の企業分析
こんにちは。ジリ貧投資家です。
今回はJR東日本の企業分析をやっていきたいと思います。
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それではやっていきましょう。
JR東日本の基本情報
JR東日本は東京都に本社を置く鉄道会社です。
この会社は旧国鉄が分社してできた企業で、東北・上越・関東・中部を事業エリアとして旅客サービスを展開しています。
また、グループ理念・行動指針として以下の5つを掲げており、指針に従って様々な事業を展開しています。
グループ理念
私たちは「究極の安全」を第一に行動し、グループ一体でお客様の信頼に応えます。
技術と情報を中心にネットワークの力を高め、全ての人の心豊かな生活を実現します。
行動指針
安全の追及
地域密着
グループの発展
自主自立
お客様思考
以上が押さえておきたい基本情報です
収益の推移
営業収益と前年度比は以下の通り
2020年秋頃からのコロナ禍の影響により、2020年と2021年の間には40%を超える減益となりましたが、最近はインバウンド需要の復活や人流抑制の緩和などがプラス要因となり回復傾向にあります。
今後の予想
人口減少や働き方の変化の影響で、運輸収入は減少していくと予想します。
しかし、JR東日本は生活ソリューションの提供に力を入れており、駅ナカ施設の不動産収入や地域との連携による観光需要の増加などが見込まれます。
公開されている『「変革2027」の新たな数値目標の設定について』においても、生活ソリューションにおける2028年3月期の収益は2023年度と比べ、約4701億円の増収を目標としています。
公表資料によると、全てのセグメントが増収増益であるため、今後も継続して成長していくと考えることができると考えられるでしょう。
エリア職志望の就活生へ
鉄道業界で特に運転士を志望する人に知っていただきたいことがあります。
電車が好きだからという理由だけでJR東日本を志望しても恐らく落ちます。
JR東日本をはじめとしたJR各社は自動運転に力を入れているため、必要な従業員の数は必ず減ります。
面接においてこのことを理解し、それでもエリア職で成し遂げたいことを伝えてください。
地方創生や広報活動など、非鉄道事業で活躍できることをアピールできれば、恐らく内定を得ることができるでしょう。
おわり
いかがでしたでしょうか。
JR東日本の営業収益・純利益・株価はコロナ以前に戻りつつあります。
しかしそれは運輸事業の復活と共に、非鉄道事業の伸びがあることを理解する必要があります。
就活生はぜひこの点を意識してみてください。
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