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【大切なことは全てものづくりが教えてくれた】#6

こんにちは!アニメ好き女性向けのバッグを作る大学生チーム・ZippacTです!
実は明日は、私たちが参加していた商品企画の全国大会「Sカレ」の成果報告会の日。プレゼンテーションの準備も大詰めです。

明日の成果報告会をもって、私たちZippacTも解散。私たちの企画した商品「Deco-cheer~デコッチャ~」は、一緒に二人三脚で商品づくりをしてきた企業さまの商品として今後も発売され続けますが、私たちの手からは離れる事になります。
そんな今日は、約1年前に全国優勝・商品化を決めてから、様々な困難を乗り越えて上市に至るまでの道のりのお話。ZippacT最後の投稿です。

無事商品化を決めた私たちZippacTでしたが、上市を迎えるには大きな壁がいくつも立ちはだかっていました。

まず最初の壁は、「売り物レベルへの品質UP」でした。私たちの試作品は同じ大学の手芸サークルの方にお願いして作ってもらった手作り品。ここから、「売り物」としてユーザーの皆様にお届けできる商品へと品質の向上・均一化・量産化が必須条件でした。
ですが、私たちはただの大学生。自分達で上記ができるわけがありません。クライアント企業もバッグメーカーではなく「チャック屋」ですので縫製まではできない状況。何とかして自分達のイメージを理想形のままお伝えし、プロの品質に仕上げるために協力してくださる方を見つける必要がありました。

そんな壁を乗り越えられたのは、実は「つながり」でした。
知り合いの奥様が元有名アパレルメーカーのパタンナー(洋服の仕様を作る人)だったのです。
ZippacTとしての活動とは一切関係のない交友関係での知り合いの方でした。

常に自分達が「こんな事をやっています!」と周囲に言っていたからこそ、繋がれたご縁だったのかもしれません。

そして、それはリアルな世界だけでなく、オンライン上でも。
毎日のようにSNSで情報発信をしていた結果、約100人の方の支援が必要であったクラウドファンディングでも、「いつもSNS見てるよ~!」「頑張って~!」と、温かい応援をたくさん頂きました。
そしてこのクラウドファンディングでの成功があったからこそ、商品化決定当時一切の販路を持っていなかった私たちが、大手ECモール3社から出店依頼(先方からの要望のためかなりの好条件)を頂くに至ったのです。

想いは、語り続けて初めて誰かに届く。

気付けば、私たちはいつの間には本当に大切なことを身をもって学んでいました。
そして、私たちがDeco-cheer~デコッチャ~を作るに至ったSカレのテーマ「チャックが想いを繋ぐアイテム創り」
という言葉の本当の意味に、気づけたような気がしたのでした。

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