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【大切なことは全てものづくりが教えてくれた】#4

こんにちは!アニメ好き女性向けのバッグを作る大学生チーム・ZippacTです!

クラウドファンディングを無事成功させた私たちの提案商品・Deco-cheer~デコッチャ~ですが、先日より、いよいよ正式発売を開始致しました。
記念すべき第一弾は、ヤマダ電機のオンラインモール「ヤマダモール」にて取り扱いが開始しています。是非お買い求めください!

さて、そんな今日は、デコッチャの原型が誕生するきっかけのお話です。

防災グッズに始まり、子育て問題など数多くの社会問題に向き合うも、なかなか名案に辿り着けなかった私たち。
大学も後期の授業開始がすぐそこまで来ていて、夏休み明け最初の進捗報告は10日前にまで迫っていました。

そう、追い込まれていたのです。

あと10日で、中間報告会に向けて「これで行く!」と言えるような提案を練らないといけない、でもチームは完全な振り出しに戻され、どんなテーマでアイデアを出すかすら決まっていない状況でした。
途方に暮れている時間すらなかった私たちは、とにかく次なるテーマを探し求め、アイデア出しを行っていました。

そんな時でした。
ふと、メンバーの1人が、こう切り出したのは。

痛バって、知ってる?
私あれ作ってみたいなって思った事あるんだけど、
やっぱり持ち歩くにはちょっと恥ずかしいなって思って…
チャックで着脱できるカバーがあればいいのになって、思ったんだよね

実は、その彼女自身が一番、まさか今その一言がきっかけで商品化されているとは思いもよらなかったでしょう。
なぜなら、彼女自身も冗談半分でポロっと語った一言だったから。
そして、この一言をチームの主軸において今後進めていくという事は、
「自分がアニメ好きだ」という事をチーム一同どころかゼミ生以下全関係者に知られてしまう事を意味しているからです。

そう、彼女自身、この時はまだ、仲の良い友人などにしかアニメ好きであるという事実を語っていませんでした。

でも、このアイデアがふと舞い降りた時、私たちが残り10日でアイデアを詰めないといけないというこの追い込まれた状況においては、
このアイデアが唯一の希望でした。

しかし、大きな問題がありました。
それは、私たちの挑んでいるテーマが、チャックで「社会問題を解決せよ」というものであるという事。
これまでも、この言葉にひたすら苦しめられてきたのです。

だからこそ、私たちはある決断をしました。

社会問題を解決するために企画するんじゃない。
大会で全国優勝するために企画するのでもない。
私たちが企画をするのは、
「こんな商品を待っていたんだ!」という方々の想いを叶えるためなんだ。

私たちにそう思わせたのは、他でもなくこれまでの3ヶ月間があったからです。
この3か月間で学んだ一番重要な事、「当事者の生の声を聞き、彼らの想いの代弁者として、本当に求められるものを作る事」が重要だという事を身をもって体感していたからこそ、今回も真っ先に行ったのは「当事者たちがどう感じているのか、生の声を拾いにいく事」でした。

聞きに言った瞬間、全てを決意しました。
ZippacTメンバーの1人と同じように、「痛バにチャレンジしたいけど、恥ずかしい…」という想いを持っている人はなんと600人中85%に及び、
「今こんなアイデアを考えていて…」と彼女たちに話すたびに、
「そういうのを待ってたの!」「うわ~それ欲しい!」
という多くの声を頂いたのです。

これこそが、私たちが「ブレイクスルー」できた全てのキッカケでした。

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