【160万人】壱百満天原サロメ嬢のひと区切り【おめでとうございますわ】

(前3回のエントリはこちら)

別に160万人登録がひと区切りな訳ではないけど

 8月末、世の中で認知されるところの夏休み期間が終わるころ。
壱百満天原サロメ嬢の配信もひと区切りを迎えようとしていた。500万再生に達した初配信から3か月と少しチャンネル登録者数は160万人に達するあたりに差し掛かっていた。じわじわとペースが下がっているものの、やはり他のVTuberに比べたら「おかしい伸び具合は続いている。
 参考までに、サロメ嬢100万人達成とほぼ同時期に400万人を達成したがうる・ぐらは当エントリ執筆現在で413万まで伸ばしている。13万も大きい数字なのだが、やはりサロメ嬢の「伸び率」は常軌を逸していて、母数の違いはあれど5割増超というところがものすごい。なお参考にした集計サイトではVTuber系チャンネルの登録者数でも11位にまで順位を伸ばしていて、10傑の中に「ホロライブ公式」が含まれているため事実上ベスト10に入ってしまっている。面白いのは総再生回数で、他の10傑は一桁億回を記録しているのだがサロメ嬢だけが7千万回台桁がひとつ低い所だ。ただし、これも3か月少々での記録なので、今後どのように推移していくのかを思うと勢い真顔になる

「おバイオ」の完走

 さて、8月末のサロメ嬢に何が起こったかというのが話のポイント。
 それは「おバイオのひと区切りである。
 初配信の翌日、2022年5月25日を皮切りに、「ストーリーが面白いと聞いていたのでやりたかった」ということで始まった『バイオハザード7』の実況配信(ちょっと日本地図もあったが)。初配信時にサロメ嬢の出した1週間の予定表がバイオ7尽くし」だったことも話題になった。途中にいくつかの単発ゲームや初配信振り返りの雑談動画などを挟みつつ、最終回を迎えたのが19日後の6月13日。「ちょうど12回」で終わるに至ったことに「アニメの1クールだ」との評が聞かれたというのは先のエントリにも書いた通り。翌日の「おバイオ振り返り」でも予告していたが、「後々にはなるけど」と前置きした上で「8のVILLAGEもやりたいという意向は示していた。

「7」と「8」の間に

 それが実現したのは約2か月後の8月6日。その直前3回の配信では「おバイオ7」のDLCダウンロードコンテンツ、ゲームクリアしたプレイヤーだけがプレイ可能な追加ストーリー)をプレイし、さながら前哨戦の風合いを演出していた。
 すでに「7」開始時に誤って購入・ダウンロードしていた「8」だったが、8月に入ってからの配信となったのは主に2つの理由があったというのが本人談。
 一つには、単純に「8」だから8月にやり始めたいというもの。
 二つには、他にもやりたいゲームが色々あったというもの。現在も完結せず継続中となっている作品もいくつかある。
 そしてこれは推測だが、三つ目として「実はホラーゲームが苦手」ということがあると思われる。「7」実況時、あまりに「怖さへの恐怖」が強かったため腹痛を発していたほどだというから、なるべく間を開けてプレイしたかったものかと推察する。

「ちょうど13回」

 そして今度は「7」よりちょっと長く、22日後の8月28日に13回目で最終局面を迎えた。こちらも実は「ちょうど13回」である。テレビ業界における1クールというのは、12回か13回が相場である。1年間が52週と1日なので、計算上は13×4クールというのが本当に丁度いいのだが、だいたいのテレビ番組はクールの切り替え時に特番をやったりするので、たとえ同じ番組が継続するとしても12回で一旦区切りをつけ、ワンクッション置いて次クールに移行するという慣例がある。そういう意味で、余韻も含めての13回完走というのはまさしく完全燃焼と言える。
 こちらも未発表のDLCがまだ残されているということで、しばらく先にはなるようだがサロメ嬢本人も乗り気である。言うなれば、スペシャル版で楽しむアナザーストーリーのようなものだ。

「7」と「8」を通じて……

 これからアーカイブを見るという方や、サロメ嬢の配信を見たことがない方に対してネタバレをしたくないので詳細を説明することは避けるが(かくいう筆者もゲーム自体は全く触れていないので各ラストシーンは分からないままだ)、両作品を自らプレイするにあたり、サロメ嬢はそのほとんどを主役視点であるイーサン・ウィンターズとともに駆け抜けてきた。
 ほとんど、というのは、途中で視点の主が交代するタイミングがあるためである。記録されたビデオの中に入る形で視点が交代したりするのだ。しかし全体のストーリーを通してプレイヤーの視点にいるのはイーサンである。
 そしてイーサンの活躍する話はどうやら「7」「8」のみのようだ。
 これがどういうことかは、実際にプレイするなり、サロメ嬢の配信のアーカイブを視聴するなりして頂きたい。イーサン・ウィンターズの物語の最後、規約に従いゲーム画面を配信からシャットアウトした状態で、サロメ嬢と多くの視聴者は感涙でぐしゃぐしゃになっていた。筆者も涙こそ零さなかったものの、もうどういう感覚でいればいいのか分からなくなっていた。多分、心の中ではすでに泣いていたんだと思う。あの経緯を体験した方なら、この話を分かっていただけることだろう。
サロメ嬢のこれまでの配信において、「おバイオ」は確かにイーサンと共にあった。画面の前でそれを見届けた我々は、まさにその立会人であったと言えよう。
 この強烈なコンテンツを、共に走破できたことを自分としては力強く心に刻むことができると思うし、非常にいい時間を過ごさせてもらったと思っている。展開に不承不承な部分はあるが、それがストーリーだったので受け入れるしかない。そしてそれは間違いなく素晴らしいものだ。
サロメ嬢は、計25回の配信で、それを伝えきってくれた

5日間のお休み

 そして、初配信後、初めてサロメ嬢5日間というまとまった休み」をとるに至った。これも予告済みのことではあったが、最初筆者などは「7」を終えた時点で数日間は休むのかなーと考えていたが、そうではなかった。
 複数回にわたるシリーズとしては「絶体絶命都市2」、「クアリー」、「リズム天国」、「Unpacking」、「ABZU」、ほか単発配信の作品やショート動画案件配信、実質初コラボとなる「ういにんグらん逆凸動画グウェル=オス=ガールのチャンネルにて配信)など、3か月の内容としては大変に濃ゆい体験を提供してくれていた。「バイオ8」の完結の後(にも2回の配信はあったが)に、その休みを持ってくるのは丁度良いと言えよう。
 だが、その間にももの淋しさを感じたようで、なんと9月3日にはツイキャスで雑談配信を行っている。実のところにじさんじのマネージャさんに事前にセッティングしてもらっていたものを使っての配信だったそうだ。これがまた初回の胃カメラ配信とも繋がる「おいおいな内容を含んでいておハーブなのだが……。これも約50分の音声のみの配信内容がアーカイブとして残されているので、気になる方はどんなことになっていたのかを確かめてご覧になるのが良いと思う。ツイキャスツイッターアカウントと連携しての利用になるので、ツイッターでサロメ嬢をフォローしているアカウントを利用すれば容易に見つかるはずだ。なければ作ればよいので、遠慮することはないさあどうぞWelcome to our chaos

今日復帰の予定

 5日間のちょっと遅い夏休みはこのエントリを投稿する前日が最終日で、本日9月5日月曜日からはまた予定を発表してのほぼ定期配信に戻るはずである。
 毎日朝の8時台には一度ツイートしているようなので(多分予約投稿)、また今夜24時から何らかのゲームを配信してくれるだろう。
 今後はツイキャスのような、または「舞元力一」的な(多分、だが)ラジオ的配信もしたいと思っているそうなので、どのようなサロメワールドを繰り広げてくれるのが見ものである。


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