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私の父は最期まで、、、

私の父は最期まで

蛙の子は蛙、鳶が鷹なんて産めないし産んだとしたら
ダーウィンにあの世で報告したい。

ただ、鳶が鷹に憧れてもいいじゃないか。
もっと空高く飛びたいと思うことは罪ではないと思う。

私の父は最期まで穴馬券を買い続けた。


過去のブログにも記したが悪の巣窟
福山競馬場で八百長が行われているにもかかわらず

8頭立ての8番人気馬から買うという
いささか頭の回路が逝かれちゃった感のある父親に
こう聞かれた記憶がある。

「どのヘルメットの色がええかのう」


そう父親は言うと程なく私の好きな焼きアンパンを買って来てくれて
すぐさま肩車をしてくれた。


「時間がないから早よ!」



と急かされたので


「紫!」

と答えると


「桃やろ?あれは紫やのうて桃色ゆうんじゃ!」



その頃から色盲の兆候があったのかもしれません。

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父親の誕生日は覚えていても、亡くなった命日は思い出せないから

誕生日の日にあなたを思い出しています。


そして、あなたとの最後の思い出は病室のベッドでしたね。


父 「おい、買い物を頼んでいいか?」

オレ「いいよ」





父 「11R、8-8買うてきてくれ」



私の父は最期まで穴馬券を買い続けた。



ゴルシ大好きなあなたへ

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