【第1話】60才還暦男最後にGood Luck!って愛を叫ぶ爺さん
蒸し暑い日の出来事でした。
私はその日 母が作ってくれた 朝食を食べ 明るく
「行ってきまーす!」
と言葉を残し 仕事に向かうのでした。
その日の景色、
運転席から眺める景色は
少し淡い青色に見え
会社に着くまで40分ほど車を走らせるのだが、
その40分が異様に早く感じられる時間だったように思う。
出社 まで残り5分となったところで
少し気持ちに「ざわつき」があり
ドン付きの T 字路で
本来なら左に切れば会社の駐車場に入るのだが
その刹那 、
私はハンドルを