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コロナ第五波を生き抜く為に#7[DAY 24] 回復期[最終回]

今回で本闘病記も最終回にしたいと思います。食事が始まってからの僕は発症から既に3週間を経過して、24日という日数が経ってはいたが日に日に驚異的な速度で回復を重ねていった。鼻からのチューブも取れ、点滴も外れ、3つあった計器類も全て外れて、残るは酸素ボンベが取れれば退院の目処が立ちます。

担当医から聞いたここまでの経緯をざっくりと振り返って見たいと思います。7/27 発症日、8/3アパホテル療養先決定、同日2時間で血中酸素飽和度80%前後にて、某大田区の病院に救急搬送される。夜にレムデシビル投与、翌8/4午後以降一気に肺炎が進行、重症化が進みICU入りのため緊急連絡先である兄と母が病院に呼ばれ、ビデオ通話で最後の会話を機に人工呼吸器で10日間の眠りに落ちる。8/13 人工呼吸器を外れ自発呼吸に戻る。8/20 今ここ。

昨日、担当医の先生と話しましたが、8/4の昼以降一気に意識朦朧としはじめたらしく、「あの日あの瞬間、当病院に搬送されていなければ、十中八九自宅死だったと思います......」と言われました。そういう意味では凄まじく「強運」であったと。

この数日間で日本中、都内中がデルタ株が9割近い状況で、何万人もの方が自宅療養中とのことですが、一番重要なことを以下にまとめます。是非自分が感染した際には是非思い出してみてください。

・なるべく発症日を覚えておく
・熱がある、体調不良を感じたら1日でも早く保健所や、発熱外来を探してPCR検査を受ける
・まず自宅療養を言い渡されると思うので、自分の疾患等をしっかりと何度もアピールすること(私の場合、喘息、肺炎を過去に繰り返しています)
・1日でも早くパルスオキシメーターを手に入れる。市場に出回っている内に手に入れてください。僕の場合、高熱が1週間続いた後、アパホテルでようやく数値を確認できましたが、デルタ株は若年層でも一気に、そしてサイレントに肺炎が進行します。この数値が一番のアピールポイントであり、入院やホテル療養への鍵となると思っていますので、くれぐれもまだ市場に出ている内に。あとApple Watch Series6以降でも血中酸素飽和度が測れますので、お持ちの方は是非チェックしてしてみてください。(通常値95〜99%、90〜95%で普通は何かが起きています。僕のように〜80%前後はかなり末期となり、重症化して入院が長引きますので)とにかく保健所との交渉に命をかけて訴えて下さい。そのためにはエビデンス=数値が必要です。

というわけで冒頭でも書いた通り、僕はいよいよ本日、酸素ボンベが外れ、週明けには退院を予定しています。この闘病記が1人でも多くの方の命を繋ぐヒントになればと思っています。

そして最後に某大田区の病院でお世話になった関係者の方々、全ての医療従事者の方々に感謝を述べたいと思います。

皆さん、この話は全て事実であり、明日は我が身です。自分の命は自分でしっかりと守ってくださいね。それでは長い駄文にお付き合いくださりありがとうございました。

2021.8.20 ZION

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