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【IELTS】純ジャパが9ヶ月で6.0→7.5に伸ばす方法(必要経費有)

1. はじめに

私は9ヶ月で overall 6.0 → 7.5と合計1.5ポイントのスコアを伸ばすことが出来ました。ちなみにoverall 7.5があると、大体どこの海外大学院でも願書を出願することが出来ます。

社会人の方が平日仕事をしながら勉強して、IELTSのスコアを伸ばした体験談は少ないと思い、今後海外大学院への進学を検討する方に参考になればと、ブログを執筆しました。

この9ヶ月間については、私自身、妻と子供たちがおり、ライフイベントもあるなど、仕事以外の時間について全て自分だけに使えていません。また仕事が繁忙期の時は全然勉強も出来ていません。その勉強出来ていない期間込みで9ヶ月なので、読者の方のご状況によっては、もっと早く達成することは可能かと思います。

2月に受験した際のOverall 6.0
*この時はまさか9ヶ月で7.5を取得できるとは夢にも思わず…。


2. 自己紹介

まず説明にあたって私のスペックですが、現在の仕事で英語を使うことはほぼありません。仕事内容からも海外駐在なんて夢のまた夢のような状況です(言っていて悲しい…w)。

そして、もちろん生まれも育ちもずっと日本です。初めて海外にいったのは大学生で、アルバイトで貯めたお金で旅行くらいなもので、海外大学へ交換留学もしたことがありません。正真正銘のリアル純ジャパです。

そのため巷に溢れる、外資系企業に勤務 or 海外駐在の経験有 or 海外部署に所属されるものの「純ジャパなのですが〜」と話される方とは異なり、純度100%の純ジャパなのです!w (大事なことなので2回言いました)。

ちなみに両親も「海外にいったのは新婚旅行のハワイだけ」とのことでした…ホント悲しいw つまりこのような私の状態であっても、IELTSを7.5にすることは可能ですし、英語でキャリアを諦めないで欲しいと思っています。

3. やったこと:Lingo L.L.C通塾(オンライン)

独学を期待されていた方には大変申し訳ないですが、私は「きちんとしたプロに指導してもらった方が、結局、費用・時間のトータルコストがかからない」と考えています。そのため、3月〜5月、8月〜11月と通塾していました。

塾の選定にあたっては、いくつかの有名な予備校にて体験講座を受講させて頂いたのですが、その中で生徒にきちんと寄り添ってフォローを行い、確立したストラテジーがある塾を選ぼうと思っていました。

つまり帰国子女の方が「初回にXX点取れました」みたい売り文句ではなく、純ジャパの誰であってもスコアメイクに再現性がある理論、合理性がある説明がなされる塾を探し、Lingo L .L.C.さんを最終的に選びました。

出典:Lingo L.L.C
*IELTSだけでなく、TOEFL講座もあります。
日本のTOEFL第一人者の林先生がいらっしゃいます。
(林先生が素敵な紳士過ぎて、TOEFLも最初検討しましたw)

もちろん好みがあると思いますので、色々と体験講座を受けて頂ければと思いますが、国内でIELTSを指導してもらえる塾は少なく、費用面を考えるとLingo L.L.C一択になるかなと思います。なお私は
・IELTS course 6.5:139,000円(税込・入学金別)
・IELTS course 7.5:167,000円(税込・入学金別)
を受講して、6.0 → 6.5 → 6.5 → 7.0 → 7.5と合計5回の受験で無事に7.5を取得出来ました。きちんと塾の指導通り対策が行えていくと、スコアも着実にステップアップしていきました。

3. やったこと:Lingo L.L.Cでの勉強内容

Lingo L.L.Cでの勉強内容については、実際に体験講座を受講してもらえれば分かるため概要だけ記載します。

Lingo L.L.CではSpeakingを除く、Reading、Listening、Writingを指導してくれます。日本人の特性を活かして、Overall 7.5/9.0を目指すストラテジーです。
・R・L:ハイスコア(7.5 - 8.5/9.0)
・W:それなりのスコア(6.5 - 7.5/9.0)
・S:最低限のスコア(6.0 - 6.5/9.0)

ちなみにIELTSでは、(R + L + W + S) ÷ 4 = 7.25以上になれば、7.5換算してくれるユニークな仕組みです。すなわち、(R + L + W + S) = 29 があれば良い訳です。私の場合は、L7.5 + R8.5 + W6.5 + S6.5 = 29 でまさにギリギリによる7.5取得でした。

私の5回目のスコアレポート
*こんなに早く7.5を取れると思っておらず、お昼休みに
試験結果を見た際、「ウソ〜!」と叫んでしまった。

Lingo L.L.Cのおすすめのポイントとしては、ListeningとReadingは高得点を取る戦略なので、きちんと指導に従った解法手順を再現できるようになれば、自ずと高得点ゾーン(8.0-9.0)でスコアが安定してきます。現に私は4-5回目のテストはReadingが8.5でした(なお詳細な手順や演習方法はここでは記載出来ないので、是非通塾下さいw)。

Writingについては、最初にWriting対策について授業を受け、その後毎回宿題が出ます。個人で時間を測って取り組んで提出し、授業で解法について個別にフィードバックをもらえる仕組みでした。よくある外国人に見てもらえるサービスより良いと思った点は、自分の書いた内容について、「本試験だと6.0, 6.5など」とスコア採点までしてもらえます。また個人的に良かったのは「素晴らしいレポートを書くことが目的ではなく、スコアメイクのために6.5以上取れれば良い。そのため難しい表現、使ったことがない表現を試して誤った用法を勝手に創造するのではなく、極論、中学英語で文法エラーをなくし、意味取りに苦労しない表現が出来るだけでも、7.0は取れます。」といった指導が大好きでした。私は「難しく、高度な表現をしなきゃ6.5はもらえない」と思っていたので、本当に目から鱗でした。演習を通じて、簡易な表現でもきちんとお題を論じられるような文章構成が出来るようになってくると、宿題の採点結果も安定して6.5を取れるようになり、無事、本番の試験でも6.5が取れました。

最後にSpeakingについては残念ながらLingo L.L.Cではcourse 6.5/7.5講座には含まれていません。別にSpeaking 6.0/7.0コースが用意されていて受講申し込みが必要です。ただSpeakingの対策・勉強方法はcourse 6.5/7.5の講座でも教えてもらえます。基本方針としては「適宜、Skype英会話を毎日やるだけで良い」とのことでした。私は教えてもらった対策方法を手をつけ始めつつも、「毎日英会話やる元気も時間もない…」という状態でしたが、試験前に実施した対策が見事はまって6.5を無事に取れました。なおTOEFLと違ってIELTSは対人でSpeaking試験を行えます。その点がいいなと思って私はTOEFLではなくIELTSで受験をしたのですが、やはり面接官がいると圧倒的に話し易いです(ノリで誤魔化しているとも言えますw)。そして面接官が出す設問が自分の既知の領域だと回答しやすいのでスコアが高く出やすく、全く知らない分野だと低く出る運の要素が強いなと思いました。

Lingo L.L.Cの先生も、「R・L・Wを安定して狙ったスコアを出せるようになった上で、Speakingは対策をすれば良い。Speakingのスコアは運で振れ幅があるため、数回受けてスロットの目が出揃う戦法で良い」とのことでした。私はうまくこの戦法がハマって、無事5回の受験でoverall 7.5を達成出来たということでした。通塾して良かった!

4. 使った・やったテキスト

Lingo L.L.Cに通わずとも、「どんなテキストを使ったか知りたい」という方もいらっしゃるかと思い、最後にご参考までに紹介します。

①IELTSの単語帳

Lingo.L.L.Cでは、毎回単語テストを出してくれるため、この本を購入して単語の暗記をします。上手くペースメーカー的に単語テストをしてくれるのでこの本を7割くらいは授業でカバーしてくれます。

ただ私は単語が覚えるのが大嫌いで、結局この本全てを覚えていません…w しかしそれでもIELTS 7.5は達成可能ということでもあると思うので、適宜授業で言われた範囲を毎週覚えるだけでしか単語勉強はしていませんでした。

②授業で使ったテキスト1:The Official Cambridge Guide

網羅的にR・L・W・Sの模擬演習を行えるとのことで授業で使いました。設問内容が本試験から大きく外れていないため、授業で教えてもらえる解法手順・戦略をそのまま演習できました。独学で勉強される方にとっても本試験と同じレベル感の問題ですので、「解く問題がない」・「IELTSってどんな問題か見てみたい」という方には良いのではないでしょうか。

③授業で使ったテキスト2:IELTS Trainer

こちらの本はIELTS course 7.5の講座で使いました。ひたすら演習をして、授業の解法手順を時間内に再現できるかの確認用の用途になります。私がこのテキストをやる頃には、R・L・Wのスコアが安定していたので、演習での手応えがまんま本試験で出せた感じでした。「難しさ的にも本試験と似ている、もしくはちょっと難しいかも」とのことでしたので、上記のテキストと同様、「解く問題がない」・「IELTSってどんな問題か見てみたい」という方には良いのではないでしょうか。

④解く問題がなくて個別に買ったテキスト

「授業で教えた解法を時間内に自ら再現出来るようになったら、模擬演習は自分で進めて良い」と言われたので、個別に購入しました。IELTS対策といえばよく目にする本です。

現時点では最新版が17みたいですので、問題演習をもっとしたい方には良いのではないでしょうか。またナンバリングされていますが、最新のものを購入して、もっと演習したい場合のみ、17→16→15…と購入するくらいで良いと思います。私はぶっちゃけ購入しても、勉強時間が取れず、全部解きませんでした。それでもoverall 7.5を取ることは出来ます。

以上、長文でしたが私のIELTS対策でした。費用的には通塾分がかかりましたが、Lingo L.L.Cはそこまで高くなくかなり良心的な値段だと思っています(私調べ)。また凄い宣伝みたいなブログ内容になってしまいましたが、合う合わないは個々人で差があると思いますので、それぞれ有名な塾の体験講座をまずは受講されてみて、指導方法にハマるのであれば通塾頂くので良いかと思います。

私は一番合理性・再現性の納得感があり、何より値段が安い。そして校舎に通わなくて全て家からオンライン受講できたのは何よりありがたかったです(いつも夕ご飯を早めに食べて授業を受けて、授業後は子供をお風呂・寝かし付けしていました)。

改めて読んで下さった方にとって何か役立つ情報になれば幸いでした。また皆様の英語勉強が無事に目標を叶えられること祈念して本記事は終わります。ありがとうございました。

# 最後に
英語勉強に疲れた時は以下の本を読みものとして読んでいました。

ライフネット生命で有名な岩瀬さんのハーバードMBAの時の体験記です。

ハーバードMBA留学記はなんかタイトルからもキラキラし過ぎてて、「読んでて自分とは違うな」と感じ、こちらのアラフォー・オヤジの本を見つけ、勝手ながら、IELTSのやる気・元気をもらっていましたw(なおKindle Unlimitedでしたら無料で読めます)。

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