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【実録】ペンシルバニア州ピッツバーグ公立校:子どもの入学手続き

今回、私の諸事情に伴い、家族が帯同して米国ペンシルバニア州ピッツバーグへ引っ越しすることになりました。子供を現地公立校に入学させる必要があったため、妻と私が実施したことをまとめています。

なお米国では、担当者によって求められる対応が異なることが多々あります。必ずしも同じ手続きが必要な訳ではない可能性があること、同じ対応をしてもらえるかについてもアサインされた担当者次第であること(+どれくらい交渉するか)を御了承の上、お読み下さい。


1. 予防接種を受ける

まずPittsburgh Public SchoolのHPへアクセスして、Enrollページから入学要件を確認します。Immunization Requirementsのページにて、入学するグレードによって求められる予防接種が記載されています。

ピッツバーグ現地で予防接種を受診出来る医療機関を探して頂くか、あらかじめ日本で受診することをお勧めします(私の場合、都内の日比谷クリニックを利用しました。接種証明書を英文で発行してもらい、PDFをオンラインで提出しました。注射によっては接種間隔を数ヶ月空ける必要があるため、渡航が決まり次第、早めに問い合わせすることをお勧めします)。

Immunization Requirement

※ご参考までに、グレードの見方として以下です。
・〜5歳(保育園/幼稚園):Pre-School
・6歳(保育園/幼稚園):Kindergarten
・7歳(小学校1年生):Elementary School 1st Grade(G1)
・8歳(小学校2年生):Elementary School 2nd Grade(G2)
・9歳(小学校3年生):Elementary School 3rd Grade(G3)
・10歳(小学校4年生):Elementary School 4th Grade(G4)
・11歳(小学校5年生):Elementary School 5th Grade(G5)
・12歳(小学校6年生):Middle School 6th Grade(G6)
・13歳(中学校1年生):Middle School 7th Grade(G7)
・14歳(中学校2年生):Middle School 8th Grade(G8)
・15歳(中学校3年生):Middle School 9th Grade(G9)
・16歳(高校1年生):High School 10th Grade(G10)
・17歳(高校1年生):High School 11th Grade(G11)
・18歳(高校1年生):High School 12th Grade(G12)

2. HPから入学手続きの申請をする

どの現地校へ通学されるかは各ご家庭の事情によると思いますが、ESL(English as a Second Language)に通うことを検討されている場合は、自ずと学校が絞り込まれるのではないかと思います。詳細はピッツバーグ便利帳>現地校のページをご参照下さい。

通学希望の学校を決めた後は、Pittsburgh Public SchoolのHPへアクセスして、Enrollページへアクセスして下さい。

画面右上の「Enroll Now!」をクリックする。

画面遷移したEnrollページにて、Step1が表示されるため、Step2をクリックして下さい。そこに申請方法として、
Option #1: Online Enrollment From(オンライン申請)
Option #2: Enroll In-person at Your Neighborhood School(現地申請)
の2種類があります。オンライン申請する場合はそのまま「Please Follow Link」のLinkをクリックして下さい。

Step2の「this link」をクリックして下さい。

画面遷移したページにて、応募にあたってアカウント作成が必要になるため、まずはアカウント作成して下さい。

「Create Account」をクリックして下さい。

アカウント作成後、Enrollをオンラインで実施出来るため、画面に沿って必要情報を英語で入力&アップロードして下さい。なお入力にあたっては、米国住所や電話番号、子供および兄弟、親の情報を入力する必要があります(結構ボリュームあります)。加えて、以下の書類をアップロードが必要です。
・年齢の証明:パスポートなど
・住居証明:2通(リースドキュメント、請求書など郵便物)
・予防接種証明書(英文)
★血中鉛濃度テスト:Blood Lead Level Testing Status ※日比谷クリニックで可
・学校の成績証明書 ※あれば
・写真ID:ビザなど

無事にオンラインで申請完了すると、以下のようなメールを受信して完了です。

自動返信メール(筆者スクショ)

なお上記オンライン手続きについて不安がある場合、ESL担当者に直接連絡して合わせてオンライン手続きを相談してお願いする方法もあるそうです。

PPSでは英語を話せない子供のためのESLクラスを設置している学校があり、一番最初にESLの担当部署に連絡をとることで入学手続きや学校のregistrationをスムースに進められるようです。

出典:ピッツバーグ便利帳>現地校

3. (Additional) 申込状況を確認する

上記手続き完了後、自動返信メール以外、特段の連絡がありませんでした。Pittsburg Public Schoolのみならず、ESLも入学手続きを行えているかわからず、不安になった我が家は現地校ではなく、Pittsburg Public Schoolへ問い合わせしてみました。なお問い合わせ先については、English as a Second Language (ESL) Contact Informationのページに掲載しているメールアドレスに連絡しました。

English as a Second Language (ESL) Contact Information

結果、すぐに返信があり、
・申し込み完了していること
・ESLも英語が少し話せれば通学出来ること
・通学バスについては学期開始前に米国住所へ郵送物が届くこと
を教えて頂きました。

なおESLの通学にあたってはレベルチェックを受ける必要があるらしいのですが、私たちが申し込んだ際は学期休みの期間のため、申請および通学開始までにテストを特段受けず、授業開始後に個別に子どもたちは呼ばれてレベルチェックを済ませました(なお同時期に申込された別のご家庭の方は「学期開始前に子供の英語力についてレベルチェックをした」とのことみたいで、このあたりは本当その時の担当者次第です)。

4. (Additional) 現地校の先生と面談する

本項目は通学に必要な手続きとしてHPに記載されていませんが、今回私たちの子供が
・Pre-School未満ではなく、K以上のグレードであったこと
・初めての英語環境であったこと
から、事前に子供達の性格・英語力について伝えておくことで円滑なトランジションをできるよう、現地校の先生との面談について、問い合わせしました。

面談にあたっては上記3. で記載したESL担当者より、現地校の校長の連絡先を教えてもらい、個別に面談希望の連絡をメール+電話をしました(アメリカはメールより電話でコミュニケーションが好きなのか、電話だと話が一気に進みますね…)。

結果、校長先生よりわざわざ丁寧に連絡があり、「学期開始前にBack to Schoolといったイベントが開催されるから、そこに出てみるといいよ」とのことでした。そこで当日、ドキドキしながら学校へ訪問しました。日本と異なり、どこかのホールに集められるというよりは、各教室に先生が待機しているため、子供の担任の部屋へ各々訪問するスタイルです。その場で担任となる先生方に私と子どもの自己紹介を行い、「今回英語の環境が初めてな一方、親として全力でサポートすること」をお伝えし、先生のご支援をお願いしました。

事前に親としてしっかり学校生活へ参加していく意思を示せたことで、以降、先生と情報連携するにあたって、向こうも我が家のことを認識してくださっており、非常によかったのではないかと思っています。また特に米国においては日本と異なり、親がどれくらい関わるかで子どもの対応も変わりますので、機会があれば積極的に学校のイベントに参加・協力することをお勧めします。以上、我が家の申込手続き情報でした。今後、渡航される方にご参考になれば幸いです。

P.S.
子どもたちは英語ができない状態でしたが、入学して以降、現在楽しく通学しています。ESLを通じて少しずつ表現も増えており、子どもの適応力の高さについては本当に驚かされます。

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リュックサック通学ですが、アメリカのリュックは本当色々な種類があって可愛いですね。

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