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はじめてのドリップコーヒー。抽出方法編。

第6回の今回は、一般的なハンドドリップから近年生まれたエアロプレスまでコーヒー初心者が知っておくべき抽出方法3選を解説していく。

抽出方法により、どう味が変化するのかを理解すれば、よりコーヒーを楽しめるようになるだろう。

00_ドリップコーヒーとは

ドリップ(drip)とは、英語で「落ちる」や「滴る」という意味があり、コーヒー粉にお湯を注いで抽出する手順を指す。

抽出方法にこだわっているお店では、コーヒー豆と抽出方法をセットでオーダーでき、より好みの風味を追求できる。

ドリップはコーヒーの味わいを決めるともいわれており、抽出の仕方ひとつで味や風味が大きく変わることから、豆だけでなく抽出方法までこだわるコーヒー好きも多い。

01_ハンドドリップ

ハンドドリップは、文字通り、コーヒーメーカーを使用せず手動で淹れる抽出方法のこと。(円錐形のドリッパーにペーパーを引いてその上にコーヒー豆をのせる、最も有名な抽出方法。)

コーヒーショップで淹れられているコーヒーは基本的にハンドドリップがほとんどだ。

ハンドドリップは、他の抽出方法と比べて、淹れる時間や温度を含めた技術が求められる為、同じ豆を使っていても仕上がりは人によって全く違うものになる。

最も有名な抽出方法ではあるものの、非常に奥が深く、非常に魅力的な抽出方法と言えるだろう。

ペーパードリップや金属ドリップ、ネルドリップもハンドドリップに含まれる。
これらに関しては、別記事で解説したいと思う。

[ 抽出手順 : ハンドドリップ ]
①ドリッバーにペーパーフィルターと粉をセット
②注ぐ ※ペーパードリップを想定
[ 器具 ]
· ドリッパー
· ペーパーフィルター
· ケトル
· タイマー(携帯でもOK)
· サーバー
· グラインダー(自分で豆を挽く人)


02_フレンチプレス

日本では紅茶を淹れる器具というイメージの強いフレンチプレス。
しかし、元々はコーヒー用として発売され、コーヒープレスやカフェプレス、プランジャーポットとも呼ばれている。

フレンチプレスで抽出されたコーヒーの特徴は、コーヒー豆の油分を楽しめるところ。豆をお湯に浸すこと特徴的なスタイルで、ハンドドリップには出せないオイルさと、豆が持つダイレクトな風味を楽しむことが出来る。サラッとした飲み口ではないため、好みは完全に分かれるイメージだ。

器具が多く抽出が難しいイメージがあるが、実は非常に簡単。
プロアマ関係なく誰でも美味しいコーヒーを淹れることが出来るため、これまでと違った抽出方法で飲みたい人にオススメしたい。

[ 抽出手順 : フレンチプレス ]
①ガラスポットにコーヒー粉をセット
②お湯を注ぐ
③蓋をして4分ほど待つ
④抽出
⑤完成
[ 器具 ]
· フレンチプレス


03_エアロプレス

エアロプレスは、注射器の様な形状で空気圧により抽出する抽出器具である

フレンチプレス同様比較的簡単に抽出することが出来、初心者にも扱いやすい抽出器具だろう。酸味と甘みを表現することに長けている器具と言われ、2005年頃から使われ始めたベストセラーアイテム

元々、アウトドアブランドが野外でもエスプレッソの様な濃いコーヒーを楽しみたいというニーズを満たすために開発されたと言われている器具だけあり、仕上がりは比較的濃厚で、ドリップコーヒーよりフレンチプレスに近い雰囲気を楽しみたい人にオススメしたい。

[ 抽出方法 : エアロプレス ]
①挽いた豆を器具に入れる
②フィルターに蓋をセットし、お湯で蒸らす
③最初のお湯を注ぐ
④パドルでかき混ぜる
⑤2回目のお湯を注ぐ
⑥フィルターをセット
⑦逆さまにして抽出
⑧完成
[ 器具 ]
· エアロプレス本体
· パドル
· プレス時の受け(漏斗)
· 専用フィルター
· ケトル
· カップ
· スケール
· タイマー(携帯でOK)
· グラインダー


04_最後に

今回は、抽出方法について解説した。
上記の抽出方法以外にも、マキネッタやサイフォンなど、ニッチなものも存在するが、あくまで初心者向けに書いているため、今回は割愛させていただいた。
悪しからず。

次回は、自宅で楽しみたいドリップバッグを紹介したいと思う。
それでは。


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