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paiza新卒を使ってみた話【新卒就活】

このノートではPiaza新卒を使ってみての感想、どういう人が向いているのか、使う際の注意点を書きたいと思います。

Paiza新卒って何?という人は最初から、
Paiza新卒使ってみようかな、使っているという人は、ぜひ最後の方だけでも目を通していただけると嬉しいです!

私は20卒なので、2018年の12月ごろから2019年の4月までPaiza新卒を使っていました。Piaza新卒公式のインタビュー記事はたくさんありますが、それ以外は少なめ(学生はほとんどない感じ?)で、「Paiza新卒ってどうなんだろう」みたいな不安が当時あったので、このnoteでそういった不安を少しでも解消できたらなと思います。

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パイザ就活とは

上記サイトの通り、エンジニア向けの新卒向け逆求人サービスです。
コーディングのスコアでランク付けされ、そのランクによって企業に応募できるかどうかが決まる(上位ランクには応募できない)というめずらしい特徴があります。ランクが自分のコーディング力やエンジニアとしての能力を表しているかは議論の余地はありますが、おもしろい仕組みだと思いました。

結論を書く前に、私の属性とどんな感じの就活をしたのかを少し書きたいと思います。

パイザ利用時の私の属性

いわゆる履歴書や面接の自己紹介の内容です。

・関西私立大学院生
・情報系専攻
・Paiza Aランク
・応用情報技術者試験合格
・海外インターン経験あり(学校主催、約1か月)
・プログラムに関しては中の下(調べたらなんとかいける程度)
・アプリ開発経験はあるがリリース経験はなし

可もなく不可もないような、尖ったところのない就活生だったと思います。就活のスケジュールは以下のようにやっていました

【6~9月】
 インターン(大手メーカー、コンサル、SIer)
【10月~11月】
 短期のインターンに参加(Paiza使う使わずに関係なくこの時期のインターンはほとんど意味なし)
【12月~1月初旬】
 Paiza新卒利用開始
 Paizaのランク上げ
 ポートフォリオのための勉強
【1月中旬~】
 面接開始(週3で面接)
【3月】
 内定獲得

次の結論は、上記の私の属性と行動で得られた、一個人の意見なので、もしこういうのもあるという意見があればぜひコメントで教えていただけると幸いです。

【結論】どういう人が使うべきなのか

私は以下の条件に当てはまる人はPaiza新卒を一回使ってみたらいいんじゃないかなと思います。

・エンジニア志望かつ、プログラム経験有り
・どちらかと言えばベンチャー志望
・地方学生

理由を一つずつ説明していきます。

・エンジニア志望かつ、プログラム経験有り
Paiza新卒の求人は基本エンジニア求人のみなので、プログラム経験がないとかなり面接が厳しいと思います。普通の面接の「学生時代にがんばったこと」みたいなノリで、「何か開発経験はありますか(教えてください)」を聞かれます(好きな言語を聞かれたところもありました)。ただし、作ったものの価値や利用率みたいなことだけでなく、なぜ作ったのか、使用した技術をちゃんと理解しているかみたいな部分も同様に見られていたと思います。

情報系専攻でなくても、独学でもいいので、何か勉強している、つくってみた経験などがあると、面接でかなり話しやすいと思います。

・どちらかと言えばベンチャー志望
これは求人企業の種類の話で、良い悪いの話ではないですが、自分の志望によっては、求人がない可能性もあるので、しっかり自分の志望を見極めてから利用する必要があります。

募集企業の規模を見たら一目瞭然ですが、いわゆる名前が有名な会社やメガベンチャーはそんなに多くないです(たぶんそういう会社は自社の採用ページだけでやっていることが多いです)。
同じ逆求人系のサービスでは、求人企業のネームバリューだけで言うとオファーボックスの方がいいかもしれません。

・地方学生
これは私が地方学生なので感じたことですが、Paiza新卒の求人にはオンライン面接可がとても多いです。そのため、地方学生でも手間をかけずに簡単に面接をすることができます。

逆に、地方学生でない人はPaiza新卒じゃなくても、実際に企業に行けたり、合同説明会などもあると思うで、メリットが薄くなるかなと思います。

ちなみに、私の受けた会社は全て、最終面接以外はオンライン面接で行いました(最終面接のみ交通費をもらって東京に行っていました)。面接の時間に関しても希望の時間を提示できるため、スケジュール調整がとても楽でした。

また、エンジニアの仕事は圧倒的に東京が多いです。しかし、地方の学生が情報を得ることも難しいですし、面接のたびに東京へ行っていたら交通費で就活貧乏になってしまいます。そういった地方学生にとっては、自分の知らない会社への出会いや就職へのきっかけになると思います。

次に他の就活スタイルと比べて、Paiza新卒を使うメリット・注意点を紹介します。もしPaiza使ってみようかなと思っている人がいれば、ぜひ目を通してみてください(特に注意点はぜひ)。

使うメリット

私がPiaza新卒を使ってみて感じた大きなメリットは以下の3つです。

・エンジニアに会いやすい

これは受ける会社にもよると思うのですが、私の受けた企業のほとんどはエンジニアか元エンジニアの方に面接していただきました。カジュアル面談もエンジニアの方が多かったです(もちろん人事の方に対応していただくこともありました)。

普通の就活では、人事の方と話すことがほとんどだと思いますが、ぶっちゃけ人事の人と話しても、一緒に働くのはエンジニアの人なので、あまり意味はないかなーと思っています。そういった意味で、エンジニアの方と直で話をする機会が多いのはとてもよかったと思います。

・いろいろな出会いがある

これは逆求人あるあるですが、自分の知らない企業からたくさんのオファーを頂けます。就活生一人が知っている企業の数はとても少ないです。就活生同士で情報を共有することは多いですが、それでも知らない企業はたくさんあります。逆求人サービスでは自分が待っているだけで、紹介してもらえるので、新しい出会いはとても多く、自分で企業を探す手間を省けます。

また、Paiza新卒にはカジュアル面談があるので、気軽に話を聞くことができます。カジュアル面談は「自分のための会社説明会」です。自分の都合のいい時間でオンラインで1対1で説明会を聞くことができるという仕組みはとてもよかったです。

・たまにお金がもらえる!

たまに就活支援金という名目でお金をくれます!ヤッター
条件としては、Bランク以上でプロフィール登録していて、求人に申し込むことです。面接と現住所との距離でもらえる金額が変わります。
オンライン面接ではもらえませんでした。ツライ。

注意点、気をつけたほうがいいこと

逆に、Paiza新卒を使うにあたって注意しなければならないことは以下の4つです。

・開発経験は何かしらないと厳しい

結論でも書きましたが、面接では開発経験について聞かれることが多いです。また、Paizaのランクによって受けれる企業が変わるので、その実力も必要です。私も普通に大手のメーカー行こうかなーと思っていたので、12月から面接のためにいろいろ勉強しました。アルゴリズムの勉強をしたり、Ruby on Rails でサイト作ってみたり、Udemyの講座買って色々作ったり、アレクサのスキルを作ってみたり、研究そっちのけで手当たり次第やっていました笑。

その勉強に関しては、正直付け焼刃だったので、理解が不十分だったり、動機が曖昧だったりで面説でつっこまれることが多く、時間効率は悪かったなーと今考えると思います(もちろん話せることが増えたのでプラスの面もありました)。私の経験から言えることは12月から勉強を始めても、努力次第では就活には間に合うということです(もちろん理系じゃない人は大変ですが、その分面接官側のハードルが低いのでチャンスはあると思います)。Paiza新卒を使う際には、独学でもいいので、本一冊やってみる、見様見真似でサイトをつくってみるなどチャレンジをオススメします!!

・カジュアル面談から面接が始まることがある

一応公式ではダメなことにはなっているのですが、カジュアル面談でいきなり「志望動機」を聞かれることがあります。初めて聞かれたときは「あれっ、これ一次面接だっけ…」となり、適当に答えてごまかしましたが、後から確認したらカジュアル面談でした。面接の中身まで運営が確認しているわけではないので、こういったことが起こるのだと思います(もしかしたら企業の方も誤解されている可能性もあります)。感覚的には5社に1社くらいありました。

むこうが間違っているので対策もなにもないのですが、素直に「カジュアル面談で話を聞きに来た。」+「今までの話で興味があればその点を言う」くらいでいいと思います。

Paiza新卒の企業の運用については、企業によってかなりばらつきがあるのかなーって感じでした。
(オマケ小話:某有名企業で面接最後に「じゃあ次の選考に進んでもらいます」と言われて、それから連絡がこなくて催促したら落選の連絡が来ていました。(゚Д゚)ハァ?ってなりました。)

・会社の志望動機よりも自分の就活の軸を持つ

Paizaの面接で志望動機を聞かれたことは少なかったです。まず自分の「就活の軸」や「どうなりたいか」を聞かれて、そのために会社に入ってどうしたいかみたいな話が多かったです。就活の軸などは面接ごとに準備するものではないので、一度時間をとって自分の中で整理し言語化することをオススメします。

ただしこれは最近の就活の流行りで、Paiza新卒だからっていうわけではないかもしれません。

・Paiza新卒だけの就活はまだできない

結果的に私はPiaza新卒のみで終わりましたが、夏に受けたインターン先への就活の準備も並列して進めていました。Paizaに載っている求人は多いですが、載っていない求人もたくさんあります。自分に合った企業を見つけるためにも、他のサイトを並列で使う事をオススメします。

個人的にはリクナビなどの通常の求人サイト2つ+業界に特化した逆求人系1つ+一般的な逆求人1つ+ツイッターなどで情報収集くらいがいいかなーと思います。逆求人は最初はプロフィールなどを埋める必要があり面倒ですが、その分のメリットは大きいと思います。

おわりに

個人的には就活は運ゲー要素が多いです。
noteにもたくさん就活の話があって、情報の取捨選択はとても大変だと思います。
面接では否定されまくりでまじでへこみますが、1年後には笑って話せるようになってると思うのでおいしいものでも食べて頑張ってください!

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