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観光旅行は絶好のお仕事日和 〜神戸編 前編〜

まだまだ残暑厳しい昨今であるが、皆様いかがお過ごしであろうか。
北海道、特にじーなが住んでいる室蘭市においては厳しい暑さもひと段落し、
やっと日中から雨天は窓も開けずに過ごせて夜はぐっすりと眠れるようになってきた。

こうなってくると、元気を回復して、さあ今年はどこに旅行しようなどと考えるのである。
(まぁ、夫の休み次第ではあるが)
ただ、今年は体調不良の期間が長かったため何とも言えない部分もある。

パーキンソン病の重症化までは元気に旅行できたため、以前に旅行した所について綴っていきたいと思う。

数年前の話である。
私がまだ一眼レフを持っていた頃であるが、旅行ではスマホのカメラで対応していた。
(混み合っている観光地でも迷惑にならず、カメラ性能もそれなりに良いからだ)

いつもは車でフェリーに乗る旅行であるが、関西に行くとなると公共交通機関を使ったほうが早い。
しかし、準備は大変だった・・・

事前に夫向け(ここが重要→世のご主人を連れ出す口実)の旅行計画を練り、
宿や航空機の手配。
そしてスーツケースを事前にレンタルし、飛行機での旅行に必要な用品を一揃え買い求める。
手荷物として持ち込むためのバックなども購入。
_________ 随分と諭吉さんが飛んでいったなぁー(はぁ・・・溜め息吐息。)

曇天の中での出発。現地はどうであろうか。

さて、新千歳空港へ車を泊め、愛車に暫しの別れを告げると飛行機とのご対面。
その前にラウンジでコーヒータイムを取り、リラックスタイム。
ちなみに、夫には今後の計画は知らせていない。サプライズとして行くのが面白いからだ。

「お腹空いたー!ラウンジ出て軽く食事して良い?」
「神戸行ってからで良くね?」

腹が減っては戦ができぬ。歩きには辛いんだぞー
(ご本人はさぞかし神戸の食が楽しみなんだろうな。)
仕方ない、三宮あたりのランチ出来る所を探しとくか。

さあ、13時頃に無事、神戸空港着。伊丹という手もあったが
「伊丹から神戸行くのがめんどくせー」
という一言に勝てず、ランチ時間にお腹を空かせて三宮まで行かねばならなくなった。

これじゃ先頭車両の意味がない。

ポートライナーに乗り、適当に座ったら、
「1番前空いてる!眺めながら乗ろうぜー」
などど仰る夫。しかし子供のようにワクワクしている夫をよそにして可哀想に雨が降ってきた。
日頃の行いが悪いのはどっちだろう・・・

さ、三宮に到着だ。
ライナーの中で明石焼きか何か食べようという話になったが、うっかり忘れていた。
そういや神戸牛!!!

というわけで、いざステーキのお店で豪華なステーキランチをいただく。
きちんとシェフが目の前で鮮やかに焼いてくださる。
この時は、夫の食へのこだわりに感謝した。

「旅ではご飯と地酒は贅沢に」

この我が家のモットーに相応しい旅行案を用意しておいて心から良かったと思った。
次は美食で満たしたお腹だからこそ行く価値のあるような所である。
「それで、次はどこ行くの?」
「まーまー、落ち着いて。行ったら分かるから。」

やっぱり灘の生一本。

電車を降りてご案内したのが、この看板前。雨は幸いにして止んでいる。
「灘の酒蔵巡りと行きましょーかー!!」
「ウォーーー!!!まさに俺向けじゃないか。下り酒どんな味するのかな?!」

ミステリーツアーのように行くと良いことがある。
旦那はお酒は「ザル」の上を行く「枠」。
サプライズ日程第1弾は成功のようだ。呑兵衛さんの機嫌は絶好調に良い。

しかしながらゆっくり豪華ランチなどいただいてしまったので、時間に余裕が無い。
行ける蔵元は3つくらいか。それで了承してもらったので早速歩く。

ここの古さが灘の下り酒の歴史を物語っているかのようだ。

まず初めに着いたのは「菊正宗記念館」。
まさに下り酒といえば、ここのラベルを思い出すほどの銘酒の蔵元である。
さあ、いざ記念館へGo!

素晴らしい看板と杉玉。
杜氏さん達の半纏と当時の部屋の風景。
大樽からはさぞかし芳香が漂ったであろう。
用具一つひとつが大きく、蔵元の大きさを感じさせる。
道理で有名な訳である。

展示を一巡りした後は夫の待ちに待ってた試飲タイム。
「うわ、これ爽やかでキリッとした味がしますね。」
私は一滴も飲めないので、係員の方と会話を楽しんでいる夫を見て後ろで満足しきり。
よし、この調子で次々いきましょうか。

こちらでは冷房の恩恵(?)に預かった。
この門構えから、大きな蔵元を予想される。
こちらも何と宮内庁さんの御用達でしたか。

歩きに歩いて3軒目の酒造所、桜正宗酒造さんにお邪魔した。
こちらはレストランも併設されていて、記念館を見て直売所にて美味しそうな1本を買ってから持ち込んで飲みながら食事できるらしい。
「ねーねー、ここで軽く食べて行こうよ。歩いたし。」
「お酒買うからダメ。夜に後悔しても知らんぞ。」

・・・神戸の食をとことん楽しむつもりらしい。

見学後に直売所に入るや否や、そのラインナップの多さに歓喜の声が上がる。
あれこれ目移りして仕方がないようだ。
しかし、釘は打っておかないと。
「ちゃんとスーツケースの容量も考えて買ってね。」
重量オーバーで置いて帰るとなると、インバウンドの旅行客のことは言えない事態になる。

試飲をたらふく梯子酒して、すっかり酔っ払いの出来上がり!
その酔っ払いを連れて次なるスポット、六甲山へご案内となった。
到着から午後は景色らしい景色が無かったので、やっと仕事の写真が撮れる。

阪神線下車後にバスに乗り換え、ロープウェイへいざ行かん。
しかし、バスの車中から望む景色は雲が低くて霧のように何も見えなくなる状態だ。

「すみませんねー、今日は霧により臨時休止なんですよ。」
・・・展望台で六甲おろしを歌ってやると宣っていた夫がシュンとしてしまった。
(日頃ファンでも無いのに歌おうとするからだと思ったじーなであった。)
もちろん、私も大打撃。あれこれ写真を撮ろうとしてたのに。
「仕方ない。三宮に戻って晩御飯にしよう!」

そして、程なく来たバスに乗り込む2人。
そうすると突然降りる支度を始める。私は慌てた。まだバスターミナルには早い。

「帰りは阪急線に乗ろう!!」(突然、ブザーを鳴らす。)

いや、あのー、わざわざ豪華な方に乗らなくてもいいですから。
そもそも男性は宝塚や芦屋の住人が乗る電車に憧れるってことで豪華な車両に憧れるのだろうか??
うーん、これは呑兵衛の機嫌は限りなく良い証拠なのだが、振り回される方は大変なのである。

阪神線に比べて阪急線の駅は静かだ。
列車に乗ると、古いが豪華な内装に満足して5分程の幸せを味わう。
「ほら、こっち乗って良かっただろ?(得意げ)」
トム・ソーヤーとかハックルベリーみたいな冒険でもしてるかのようだ。

駅に着くと、こっちも夜景でリベンジを図る。
「この辺で、1番夜景が楽しめそうな所を探してみよう。」

神戸の夜景はあちこちで良いスポットがあるような気がする。六甲山ももちろんだ。

という訳で、急遽リストに無いスポットになったのは、足で稼いだ情報、神戸市役所本庁舎の展望エリア。
そこから見える夜景は、日頃私が撮れないスタイルの夜景なのでこれが撮れただけでも、ホッとした。釣りで言うところの「ボウズ」というのもあるからだ。

夜景を見て、夜景を見てるカップルを見て(冷やかしに)、夜景を撮って、
軽くビールとペットボトルで乾杯すると、宿に帰ることになる。
その途中で居酒屋でも寄ろうかと企む。

しかし、なかなか決まらない。意見が合わないのだ。
妥協案は「明石焼き」専門店で飲食すること。
もう時計は20時を回っている。お腹を空かせた夕食には少ないか?
案の定、食べ過ぎてしまった。

本場の明石焼きの味やその他地元の料理に舌鼓を打って、宿まで心地の良い風に吹かれながらそぞろ歩く。

さて、明日はどういう夫のリアクションがあるのだろう?

そんな事を考えつつ明日こそは何枚かでも良い写真が撮れるように願って眠りに落ちるのであった。


_________ 続く。To be continued to next day’s trip.


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