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手元から逃げるお金 ~ 素人から見た経済 ~

お盆休みなのに台風惨禍により台無しになってしまわれた方々にお見舞い申し上げる。
じーなが綴っていくこのblog、内容リニューアルにつき、新たな書き口により展開していきたい。ただし、今回も日経新聞の記事を参照しながら綴らせていただいた。


さて、今回は経済について素人ながら語っていこう。
と、その前に、私の経済知識レベルについてザッと述べてみたい。

私は、新聞やニュース等は幼少時代から何故か政治経済にやたら関心を示す子供だったのだが、途中、音楽の道も目指すべく時間を費やしていた。
だが、そこで気づいたのが公務員として就職すると両立出来るのでは?と。
そういう訳で、大学は北海道で市町村職員試験に優位なロシア語学科のある大学への進学である。
そこで私学なのをいい事に、試験のための法学部や経済学部の授業を受け放題受けたという経歴を持つ。それ故に経済について全くの方向音痴では無い素人だという自負はある。ちなみに、未だに朝から晩まで隙間時間はテレ東さんのニュースや日経新聞に齧り付く毎日だ。ドラマよりワイドショーより、日本の拠り所となっている政治経済が何より面白い。そういう素人なのだ。

しかし、昨今では面白がっても居られないシビアな現状が伝わってくる。
コロナ禍が席巻してる最中に起こったウクライナの有事。政治経済における「痛み」のダブルパンチであったがその反動がまだまだ湧き起こっている。そして為替レートにおける円安進行が止まらない、そういう現実である。

そんな中で今年の経済における新たな起爆剤的な要素が、新型コロナの5類認定により経済の枠組みが変わった上でのインフレであろう。長引くウクライナ紛争による経済影響が大きく寄与したインフレだ。
コロナ禍の反動による名目GDPの伸びを上回るものとなったという。

と、いう訳で出てきた数値というのが今年の4〜6月期において、GDP年率プラス6.0%という。
そして何と名目GDPにおいてはプラス12%というから、驚きの数字である。

名目GDPの数字で行くと、コロナ禍の反動から出た2020年の7月〜9月期(プラス22.8%)以来の高い数字であり、コロナ禍を念頭に置かない場合は1990年4月〜6月期(プラス13.1%)以来の伸び率だそうだ。しかし、その一方で個人消費はというと、前期比マイナス0.2%で、インフレの影響により実質はマイナス0.5%ということだそうだ。

国内の総合的な物価動向を示すGDPデフレーターによると前年同期比プラス3.4%であり、3四半期連続のプラスとなったことにより輸入物価の上昇が一服し、食品や国内での価格転嫁が広がっているという。

そんな中で、雇用者報酬は前年同期比2.6%増えているというものの、実質ではマイナス0.9%と7四半期連続のマイナスになっており、物価の上昇に賃金がついていっていないという事態が起こっている。

これだけの官民で数字を(日経新聞からお借りしているが)あげてはいるものの、肝心の国民の懐具合はお寒い状況なのがあからさまになった状況と言えよう。

本来、インフレというのは、物価の上昇もあるが、国民の実質賃金上昇も伴ってこそのものだと心得ているが、どうであろうか。いくらGDPが上昇しようとも、実が伴わなければ日本の社会的に救われないであろう。いわゆるスタグフレーションの到来なのか?そこはまだ私ごときの知識じゃわからない状態である。

ただただ言えることは、衣食住において価格の上昇が甚だしいというのに、お財布からどんどん手にするお金が逃げていく、そんな図式が見える。
何とかならないものか。

これからもニュース等で矛盾する経済をこれからも見守っていきたい。



上記の数字については、下記の日経新聞の記事を是非ご一読されたい。


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