文化と会計
個々のエゴがぶつかり合い、その結果会社存続の危機を迎えてしまう。
このようなエゴに陥らないためには、
組織としての文化のもとで自分ゴト化を進める必要がある。
この順序を間違えることで、エゴの集団になる。
組織の文化(カルチャー・土壌)の上に自己(セルフ・幹)があって、
この自己の上に自我(エゴ・花)がある。
植物を育てるように考えると、わかりやすいだろう。
文化が会社の核となり、文化と自分ゴト化と会計をあわせて考えていく。
この構図が築けてこその、自分ゴト化する会計になる。
この構図を客観的な視点や視野から確認することが、
これからの会社に求められる。
その役割を担うのがこれからの会計であり、
会社全体の〝モニタリング機能〟を担うことになる。
ただし、大切な注意点が一つある。
よく勘違いされるが、
仕組みをつくったからといって、機能するとは決して限らない。
その仕組みが働く環境あってこそ、仕組みは機能する。
自分ゴト化する会計が機能する環境として、
組織文化をという土壌をつくることが重要になってくる。
〝デザインと文化〟や〝マネジメントと文化〟でふれているように、
単に〝会計と文化〟だけで環境をつくるのではなく、
デザインやマネジメントとも交差しながら、
文化の醸成に時間をかけて、そして変化に応じて育んでいく。
荒れ果てた大地を耕して、豊かな田畑にするように。
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