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それは、偶然の重なりが引き起こした事件。雨の夜、とある墓場からゾンビが湧き出ようとしたそ…
目を輝かせてこの街にやってきた。 やたら多い建物と車だけで満足できる興奮と、いるだけでス…
海が向こうに見える市場の果物屋。平凡な毎日を送りながらお店を手伝う私の前に現れたのは、防…
⚠️今回はジコマンキングが「1話分としては短すぎるだろー。」という超短い小説の詰め合わせ…
1人に慣れたのは大体2年前。 友と家族から離れ、がむしゃらに進んできた。 それが自分にとっ…
下向きに歩きはじめたのはいつだろうか。 帰り道、アスファルトのひび割れを覚えるたびに空の…
かったるい日が続くと夢をみる。 豪勢なディナーに美女、ついでにやたらでかい犬。 だけど考えるだけ無駄だ。 忙しく文句飛び交うオフィスで飲むコーヒーだけが救いだった。 隣の芝生は青いっていうけれど、意外と色鮮やかな気がする。 赤もオレンジも緑も全部あって、毎日輝いて見えてしまう。 そして卑屈になりながら、事実上10分の昼休みを過ごす。 いつからこうなってしまったんだろう。 あと少しもう一歩の連続が、自分を強くしてくれはしなかった。 だからたまには思い出そう、あ
みんなに下手くそと言われた。 「本物のオーロラはそんなんじゃない。」と。 お前らだってス…
誰かに褒められるたびに、嬉しくてまた頑張ってしまう。 その繰り返しの中で僕を好きになって…
皆さんは紙袋のゴブリンがどのような生き物か知っていますか?その名の通り、紙袋をいつも頭に…
暗い海を渡るのは誰しもが恐い。 震えながら舵をとることを誰も褒めやしない。 ならずっとこ…
誰よりも大きく膨らませられる自信があった。 自信の通り、大きな愛を持つことが出来た。 後…
ある島に女神がいる。力はあるものの、その恵みを与える人間が来ないため暇を持て余していた。…
彼女が作るスコーンがご馳走だった。 慌てん坊だからいつも焼きたてをそのまま持ってきてくれるけど、僕は読書をしながら冷めるのを待つ。 やっと食べられる熱さになった頃、「忘れてた!」と彼女は台所からハチミツを慌てて探しに行く。 彼女がハチミツをスコーンと一緒に持って来てくれた事はない。 結局ハチミツを持って来る前に僕は自分の分のスコーンを食べてしまうのさ。 僕が彼女にする唯一の意地悪だった。 だけど彼女は「次こそちゃんと持って来るんだから!」と愛くるしい笑顔を見せる。