＃6『美意識は映画で磨けます。』 Vol.22『ゲバラ3部作』の総評。
こんばんは！
昨日の自己映が面白すぎて、中々寝れずにいた"R"こと喜多山です。
1時間という短い時間でしたが、超濃い時間になったかと思っていてイデオロギーや東西対立などシステム的な側面から、『モーターサイクル・ダイヤリーズ』に始まり"旅"を通じてゲバラの信念や人柄など内面的な側面からも浮き彫りに出来た回になりました。
とっておきの回だったため、見所は沢山ありますが
その中でも、ゲバラのリーダーの在り方、リーダーシップに着目してほしいところ。
どういう事かと言いますと、これは横田さんがおっしゃっていた事なのですが
"そもそも、リーダーのあり方として
ダイアログ(対話)型のリーダーと
レトリック(雄弁)型のリーダーとがいると思っていて、ここ数年のリーダーのあり方としては前者、過去の先導者たちや政治の世界では後者が多いイメージの中で、チェ・ゲバラは前者に近いのかなと。
とても現代風で、かっこいいんですよ。"
とおっしゃってるように、今の日本が資本主義、民主主義でありながら、社会主義に近い中途半端な状況だから、ゲバラのように革命を起こす人が必要！と言いたいわけではなくて、今のトランプ大統領も含めアメリカや日本のの政治の世界もそうですが、雄弁型なリーダーが多く今のリーダーに必要な要素だと認知が広まりつつあるのですが、ゲバラ的な対話型のリーダーこそ現代風というか、世界的に観ても必要なリーダーだと本作を見て感じました！
でもやっぱりアメリカの資本主義の影響が浸透しつつある世の中で、ゲバラ＝キューバ革命というところでゲバラのリーダーシップまでもが否定されるのは違うんじゃないかと個人的に思っていて、"見える部分だけを観て、その人自身を観ない"人が多いように感じて、何をしたかはもちろん大切なんですが、それ以上にゲバラが寄り添ったようにその人を知る事って大切だなと。
そうやってゲバラの人柄がキューバ革命以上に広まっていれば、ボリビアでも農民達に裏切られる事はなかったんじゃないかと考えたりもしていました。
今や、Tシャツやシンボルとして外見的なカッコ良さもあり人気があり、ゲバラをカッコいいと言う人も多いですが、そこで重要だと思うのは"かっこいいかカッコよくないかの0か100じゃなく、100ある内の65辺りでカッコ良さを説明したりと、"カッコいい"とか"面白さ、感動"などを説明できる語彙力の高さとボキャブラリーの多さが人生を豊かにすると僕も横田さんも思っているところです。
そのためにもこのイベントでアウトプットする場としても、このイベントを利用してもらえればと思っているのと、カッコ良さだったりを言語化していく上で大切なのは自分の感性だったり美意識、センスだと定義していて、このイベントの趣旨でもある、言うなれば僕も含め、若者は特に20年間そこらしか生きていない知識や経験を基に自己分析するなら、映画観ようという点で、今作の場合だと、1人の"チェ・ゲバラ"という人物の半生を傍から眺め、"自分"という存在の輪郭を浮かせる事で"自分"という存在を知るといったところで、僕はいつも"自分なんてない"というのですが、矛盾しているように思われますが結論同じ事を言っていて、ここで言う"輪郭"というのは"自分と自分以外の物事との関係性"と、"輪郭をどう象るかは自分の哲学や美学"だと思うので、そこを磨くのに、映画はいいと、映画は最高だと僕は思っています。
少し、話が前回の総評からそれましたが
今回のイベントで、よく話に上がったのが『モーターサイクル・ダイヤリーズ』を観て、人の感情の変化、行動の変化、旅をしていく内にイデオロギーや歴史的背景などのシステムエラーから溢れる、闇の部分を目の当たりにして、後にキューバ革命を起こすキッカケになった"旅"や"出会い"といった側面。
その側面から映画を解剖した時に、作中では描かれていない部分が見えてきたり、ゲバラを側近で支えたカストロやラウールの存在や、ゲバラを中心にゲバラ以外の人物の動向など、面白い点が沢山ありました！
"旅"というワードが出てきた事で、次回はロードムービー映画にしようかと議題にもあがり、まだ確定ではないので、議題に上がった作品と、個人的に観て欲しいロードムービー映画が
『イージー★ライダー』
『テルマ&ルイーズ』
『フォレスト・ガンプ/一期一会』
と
『ナチュラル・ボーン・キラーズ』
『パーフェクト・ワールド』
『リトルミス・サンシャイン』
辺りはお勧め作品です！
ゲバラ3部作の前が『ラスベガスをやっつけろ』でロードムービーのような要素もあったので、次回は明るくハッピー系にしようかなとも思ってるので次回課題映画もお楽しみに！
もしかしたら、この中から映画が選ばれるかも…??
是非当てて観てください！
それでは、今日はこの辺で。
また来週もお楽しみに！
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