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小学校教員のぼくがTwitterを続ける理由

Twitterを始めて、早2年。

ありがたいことにたくさんの方にフォローしていただいたり、多くの方にツイートを見ていただけるようになりました。

いつもありがとうございます。

ただ「何者なの?」と思ってる方もいると思うので、初めて自己紹介を書こうと思います。

まず、私はどこにでもいる普通の小学校教員です。すごい教師でも、賢い人でもありません。
どちらかというと、すぐ忘れ物をするポンコツタイプです。

有名になりたいわけでも、本を出したいわけでも、お金を稼ぎたいわけでもありません。

では、なぜTwitterを続けているのか。

それは「妻」のためなんです。
妻は今年の3月まで教員をしていました。

身内がいうのも変ですが、妻は子どもからも保護者からも愛されるすてきな先生でした。

しかし、そんな妻の2人目の育休明けに待っていたのは、育児との壁でした。

毎朝4時に起床、19時に帰宅。持ち帰りの仕事もありました。定時で帰れないのは、放課後の会議や保護者対応、学校でしかできない雑務のためです。

そして、大変な学校の1年担任だった妻は、お風呂場で寝てしまったり、保護者からの心ない言葉に涙を流す日もありました。

そんな妻を、少しでも楽にしたいと思って始めたのがTwitterです。

なぜTwitterなのか。

もちろん、他にもできることはしたんです。
幸い私の学校は落ち着いていたので、できるだけ定時で帰って、買い物に行ったり、料理を作ったり、子どもと遊んだり。帰れない日は、実家にサポートを頼み、わが家はなんとか回っていました。

でも家族がいくらサポートしても、妻が早く帰ることも、仕事が楽になることも叶いませんでした。

妻が早く帰れるために、何ができるのか
その1つの答えがTwitterでした。

帰宅後、妻は疲れ果ててすぐ寝てしまい、代わりに朝早く起きて、家事や仕事をしていました。そして少しだけ自分の時間も作っていました。

その時間に見ていたのがTwitterだったんです。

少しでも役立つ情報を届けようと思い、私は夜にツイートを書き、妻が見ている朝に投稿しました。

休日は、妻が「いいね」を押した方法や、iPadの使い方を教えたりしました。

そしてそんなツイートは、気づけばいろんな方からコメントを頂き、同じような境遇の方の役に立つことに気づきました。

時々炎上することもありましたが、そんな時は、妻が決まって「今日めっちゃ叩かれてたね」と帰宅後に笑ってくれました。

その笑顔を見ると、他人に叩かれることなど、どうでもいいと思えました。

ちなみに、アカウント名の「エイ先生」という名前は、本名ではありません。

早く帰るために、“えい!“と勇気を持って減らしてほしいという願いと、アップルなどの道具で少しでも仕事を効率化していこうという願いを込めました。

そして毎日、すぐに使えるネタや、役立つ道具、気分が軽くなるツイートを投稿しました。

ただ、それでも結局、妻が早く帰ることは叶いませんでした。。

そして、真面目で優しい妻は、仕事をいい加減にすることも、実家に子どもを預けることも、夫に家事を任せることも、全部申し訳なく思ってしまう性格で、、

いろいろ悩んだ結果「やっぱりわが子に寂しい思いはさせられない」というのが、わが家が出した答えです。

小さい頃から先生を目指し、大学の頃も人一倍真面目に学び、教員になってからも努力してきた妻をずっと横で見てきました。

だからこそ、キャリアを重ね、子育てを経験し、さらに人間的にも魅力を増した妻を支えられなかったことを今も後悔しています。

もちろん、共働きの教員でも、仕事と子育てをうまく両立してる方はたくさんいます。

私たちが不器用なのは百も承知ですが、友人や同僚夫婦も同じような悩みを抱えてる方をたくさん見てきました。

今は同じ悩みを抱える方や、これから教員を目指す方が、少しでも働きやすい学校に変えていくのが私の夢です。

平凡なポンコツ教員が偉そうにいうつもりは全くありませんが、せっかくたくさんの方にフォローしていただき、発信できる環境にあるので、たとえ叩かれようとも、学校のあり方を1人でも多くの方に見直してもらうために発信したり、帰るのが遅くて大変な方が、1分1秒でも早く帰れるような情報を発信していこうと思います。

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