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不採択のメールが届いた日のこと。

代表の到生です。

制作スタッフの劇団員から「AFF、不採択でした」というLINEが届いた時の事を振り返ります。

私事なのですが、奥さんが3月に出産を控えておりまして。その日は丁度、西松屋に買い物に行ってる途中でした。

LINEを見て、平然を装いながら(装えてなかったと思います)奥さんに先に店内見ててと伝えすぐに制作スタッフに電話。

どうして?理由は?いや、これからどうする!?

頭の中が答えのない問題を解こうとグルグル高速回転しだしました。

僕「理由とかなんか書いてある?」
ス「書いてないです。後日送られてくると…」
僕「修正依頼がきた箇所はクリアになった?」
ス「そこは問題ないと思います」
僕「問い合わせあったよね?電話して聞いてみるから申請番号教えて」
ス「いや、多分問い合わせても答えてくれない、」
僕「いいから教えて!」

かなり焦ってたと思います。
そのまま電話をかけると「不採択の方の窓口は…」と音声案内が。

そこからの会話はよく覚えてません。
理由を聞いたり、このままじゃ負債を負ってしまうと現状を訴えたりとにかく何とかならないかと救いの道を探ろうとしました。

担当してくださいました方は何を聞いても

・審査内容については応えられない。
・個々の質問にも対応してない。

と繰り返すばかり。

負債を負ったことについては

・今回の補助金は「活動の持続可能性の強化に資する取り組みを支援するもの」あくまで強化なので補助金を宛てにして公演を行うというのは本補助金の目的と相違がある。

と。

もはや何のためのものなんだ!

…とか思ったんですけど。

多分僕が無知だったんだと思います。

本来であれば、こういうのって理由とか教えてくれないのが当たり前らしいですね。

堂々巡りで、必要なことは何も聞けなかったのでまた何かあればと電話を切り、制作スタッフに電話。

さっきは焦ってた、ごめんね。対応考えます。

と。

目の前が真っ白になりそうでしたが。
今は目の前の西松屋の買い物をしないとと、店内に。

お買い物終わって、お茶でもとミスドに行きました。

様子がおかしいと心配してくれた奥さん。

隠していても仕方がないので、僕はすぐに打ち明けました。

「ごめん。AFF落ちた。350万くらい借金ができたわ。」

奥さんも劇団員なので、すぐに状況を理解してくれました。

「1人じゃないからさ。皆で一緒に頑張っていこうよ」

と言ってくれました。

これから、どうしよう。皆にはなんて話そう。
お金はどうしよう。劇団は解散?次回公演は中止?

ダイエット中だからと、飲めないコーヒーを飲んでました。

めちゃくちゃ苦かったです。

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