見出し画像

休職を迷っている人へ。

〜基本的に休職は主治医の指示〜

もちろん休職は、主治医の指示のもとに始まるのが大前提の話だが、主治医の考え方や、その人の病状、学校や仕事の状況によっては「あなたは抑うつ状態だから、休職(もしくは休学)が必要だと思うんだけど、どうする?」と聞かれる事もある。

病状が重い場合、ちゃんとした医師であれば、迷う事なく「ゆっくり休みなさい」と、バシッと指示を出すことになるだろう。

しかしながら、その人の病状や、置かれている状況次第では、長期的に休む事が必ずしもプラスに働くとは限らない。

だから医師も、可能な限り本人の意向を汲みながら、治療方針を決めていく事があるのだ。

私自身、うつ病を発症した際、休職するか、数日有給休暇を取って様子を見るか、若しくは時短で働くか、などの選択を迫られた。

初めての経験だったので、ものすごく悩んだ。

「休職したら取返しのつかない事になるんじゃないか」「‟うつ病の人”のレッテルを貼られるんじゃないか」「自分は本当は怠けたいだけなんじゃないか」などと、妄想は膨らむばかり。

1日考える時間をもらい、上司と相談する事にした。

業務が滞る事を気にしていた私に、上司は「自分の体より大事な物はないよ。仕事は組織だからどうにかなる。休みをとって大丈夫ですよ。」と声をかけてくれた。

翌日、再度受診し、上司と相談した結果を主治医に伝えた。

そして、2週間の休職が必要という診断書を出してもらう事になった。

結論を言えば、この選択で間違いはなかった。

抑うつ状態で仕事を続けていても何も良い事はない。

定期的に来る気持ちの落ち込みで、集中力は欠け、意欲も減退、周りからも心配されるような状況であれば、無理して出勤する事で、周囲にも迷惑をかけてしまう。

それよりも、休職する事を選択し、しっかりと病気と向き合い、自分自身を大切にする事の重要性に気が付くべきだ。

だって、自分を嫌いになってしまう事が、うつ病の入り口なのだから。

休職するか迷う状況の人、迷わなくて良い。

今まで自分を犠牲にして、頑張りすぎたのでしょう。

あなたの心は悲鳴を上げているのだから、迷わずに休職しよう。

まずはそこからだ。

#いま私にできること


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?