35.[明治維新な今]

【世界を眺めるソーキそば屋】

今まで許されていた事が許されなくなる…
注目されなかった人が何故か輝きだす…
今までと同じ事をしてるのにお金が稼げない…

などなど、
いま様々な大逆転現象が起きています。
「パラダイムシフト」
つまり価値観の大転換ってヤツです。

しかし、今回のパラダイムシフトは
情報・知性などが重視され「目に見えにくい」。
だからとてもわかりづらい…

なにそれ最新の流行り？
誰かが決めたの？
そもそも何も起こっていないけど！

見えにくい以上、そう感じても仕方ありません。
しかし、人類は今まで実際に何度も
パラダイムシフトを経験した歴史があります。
決して流行りの言葉なんかではないようです。

では…
前回のパラダイムシフトっていつ起こったのか？

それは約200年前にイギリスで起きた
「産業革命」だそうです。
圧倒的機械化をきっかけに
世界は価値観の大転換が起こりました。
それまでの
武力がモノを言う世界の価値観が
資本がモノを言う価値観へと
大転換を余儀なくされました。

そしてその数10年後、
わが国へもこの価値観の大転換という
抗いよう無い荒波が押し寄せる事となりました。
みんな知ってる「明治維新」です。

とってもわかりやすいパラダイムシフトです。
明らかに「目に見える」パラダイムシフトです。

チョンマゲと刀のサムライ時代が終わり、
ザンギリ頭と近代兵器や資本の時代へと
大転換しました。
つまりゲームのルールが完全に
大改定されてしまった訳です。

誇り高き「切り捨て御免」なんて
ルールが変われば「ただの殺人犯」。

それでも旧来のルールで抗い続けますか⁉︎
近代兵器の時代に刀を振り回しますか⁉︎
電話の時代に飛脚で情報伝達しますか⁉︎

誰もがSNSで世界中に影響力を持てる時代では
それなりの生き方に変わるのは必然です。
資源が枯渇する時代なら自動車を所有するよりも
共有しようするのは必然です。

誰かがルールを変えた訳ではなく、
人類社会の歪みを修正する自浄作用が
自然と200年ごとに起こっている。

それが今。

旧来の美学・価値観を継続し続ける事は
これからも一定の層から支持されるでしょう。
それはそれで文化として大切に
受け継いでいくと素晴らしい。

しかし一般市民の実際の生活は
それどころではなくなります…
みんながカブキやゲイシャとして
生きていける訳ではないですから。

産業革命や明治維新は
世の中が変わりきるまで
何10年もかかったようです。
しかし、現代の情報伝達速度は
当時とは比べ物になりません！
おそらく10年以内に今回のパラダイムシフトは
完了するでしょう。

…とは言っても、
人間の思考回路の再構築は大変です。
認める勇気、動く勇気が必要となります。

これから心の中のチョンマゲと
お別れした人としなかった人では、
子どもが大きくなる頃には歴然とした差
となってしまいます。
だから子どもに影響を与える親や教育者、
またビジネスをしている人には
早々にパラダイムシフトに対応してもらいたいと
常に思っています。

良い悪いではありません。
これから厳しさを増す日本社会を
楽しく真剣に生き抜く術です。

厳しい飲食店業界を生き残る為の知恵、
普段は役に立たない歴史の知識。
それが今やっと、役に立つ時期かな。
ぜひ参考にしていただけたら
幸いです。

じゃあ新しい価値観ってなにさ⁉︎
って方はこちらの記事をどうぞ↓

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