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43.[黒字店舗やめて移転したワケ(実は料理苦手⁉︎編②)]

【世界を眺めるソーキそば屋】

目立つ才能は無くとも
"自分にできる事" を突き詰めてみる。


店主にとってはそれは
1つのメニューを磨いて磨いて尖らせる事。
極端な話メニューは1つだけ!
…みたいなお店が
自分には向いているんじゃないか?




…そんな中やってきたコロナ禍。



どんな行動が正しいのか悪いのか、
誰にも判断がつかない混乱状況に。
国からはっきりとガイドラインも出ない中、
宴会OKなの?ダメなの?
お客様来るの?来ないの?
仕込みしていいの?ダメなの?

もちろんお店開いている以上、
お客様が来店された時に
アレは無いコレも無いとは言えません。
だから全てのメニューはすぐ出せるように
仕込んでおくしかありません。

でも報道の仕方1つで
街から人々はサーッと消え、
お店には売れ残った食材が大量に…

フードロスが叫ばれる以前から、
商売都合で食べ物を捨てるのが
すごくイヤでした。
命を差し出してくれた生き物に
申し訳ないからです。
経費の問題だけじゃないです。

メニューを最小限に絞れれば
もっとコントロールできて
食材を捨てるなんて事も無くなるのに…


そこで
前からうっすら頭に浮かんでいた、
店主の一番好きなソーキそば一筋!
「ソーキそば専門店」の構想が
現実味を帯びてきました。


お酒を売る店でなければ色々メニューを
揃えなくても大丈夫。
店主は心置きなくソーキそばだけに
集中でき、昇華させる事ができます。

もちろん、ココロ痛む食材ロス問題も解決!

しかし、多くの人々に
ソーキそばのおいしさが理解されるには…
さらに食習慣が地域に根付くには
かなりの時間がかかるでしょう。
そしてもう今までのように
売上げをお酒に頼る事はできません。

当然かなり売上げも落ちるし、
新しい場所での再スタートとは
また1から、知らないお客様との関係を
構築する事に他なりません。
しばらくは収入も期待できなくなるでしょう。

いや、
すぐ潰れる可能性だって大きい。
5年以上続く飲食店は1割だけ。



…やっぱ、やめとく?



でも人間なんの為に生きているのか?
それは幸せになる事じゃないかな。

自分が幸せじゃないとやっぱり
周りの大切な人も幸せにできない。
長い目で見てお金も巡ってこない。
結局みんなでうまく生きてゆけない。

つまり自分のやりたい事やった方がいいよね。
って事で…

2021年8月「ソーキそば専門店ziel」
移転オープンに至りました。

「ラーメンにする?うどんにする?
それともソーキそばにする?」
セオリーから外れたチャレンジの開始!
です。

"自分にしかできない自分のやりたい事"
の具現化。
聞こえはカッコイイですが、
もちろんいい事ばかりではありません。
お客様が全然来ない日はやっぱり
ドキドキヒヤヒヤします。
(やっちまったか〜!?)…って。

たまに
「勇気あってすごいね!」
「失敗怖くないの!?」
とお声掛けもらう事もありますが、
でも自分の意志で負荷がかかる事は、
生きていく上で意外と気持ちの良いものです。


それに、
いざとなったらきっと誰かが
助けてくれるでしょう。
それが正しい道だったなら。

…また長々と書き綴ってしまいましたが、
いつもお付き合いありがとうございます。

これでまもまだまだ
「黒字店舗をやめて移転したワケ」の
半分にしかすぎません。
3方向良しでは飽き足らず
6・7・8方向良しにしたかったのです。


なのでまだまだ続きま〜す!


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