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37.[ドロボーに入られた]

【世界を眺めるソーキそば屋】

9月21日、出勤したら
入り口ドアのガラスが割れていました。

「え!?なになに!?昨日の台風か!!」
(↑台風はおととい。既にテンパってる)

恐る恐る店内に入ると…
券売機がバールでこじ開けられ
小銭が散乱していました。

やられました!空き巣です。

盗まれた物は券売機内の釣り銭だけでしたが、
被害総額となると話は違います。

券売機の買い替え及び処分費用。
玄関ドアの付け替え費用。
営業できなかった1日分の売上。
トータルすれば釣り銭の何倍
数十万円の損失です。

お金じゃない被害だっていっぱいあります。
わざわざ来てくれたお客さん達の貴重な時間。
警察だって大家さんだって近所の人達だって
みんな忙しい中、貴重な時間を失っています。

なぜそこまでして?犯罪を犯してまで
小銭を奪ったのだろうか?
おそらく犯人は小銭をすぐに使い果たし、
また違うところで同じ事をするでしょう。
そしていつかは捕まり、割に合わない
重大なペナルティを背負い込むであろう事は
我々なら簡単に想像がつきます。
とてもツライ生き方です。

どんな環境で生きてきたらそうなるのだろう。
犯人だってきっと、
好きでそんな人間になった訳ではないはず。
やっぱり冷静に思考できる環境づくりって
ホント大事。

事件当日の店主は、片付け・手続き・各所連絡・
営業再開の準備と忙しかったですが
終始、意外と冷静でした。
怒りの感情もまったく湧き上がりません。

むしろ、
意外な展開にウキウキしている自分がいます。
… … 頭おかしくなったのかな?
いえいえ、そうではありません。

事件からの数日間、
多くの方から心配や励ましのお声を
いただいています。
今までろくにしゃべった事ない方からも
いっぱいお声がけをいただいて、
会いに来てくれたりしています。

だから…
「あれ?逆に今の方が幸せかも?」

そうです。
みんな口に出さないだけで
ちゃんと見ててくれているんです。
それが今回よくわかりました。

な〜んだ。意外といい事もあるんじゃん!

思えば、
店主はレールから外れる事が大好き。
レールの外の世界がどうなっているのか?
気になって仕方ありません。
オエライサンやガリ勉君から
「そんな事ムダに決まっている」
とバカにされても、
カラダを張って真理を追求したい。
そんなふうに生きてきました。

そして
ギリギリ引き返せる地点まで到達したら、
今度は反対方向を探検しに行って
実際にこの目で確かめて…

その結果、
先人達が敷いてくれた
真ん中にあるレールの存在のありがたみを知る。
…学生時代も、今も、おそらくこれからも
そんな生き方をすると思います。

その過程で共通して学んだ事は
「失敗や後退とは決して"損失"ではない。
一時的なバネの"溜め"のようなもの」

という事です。

だから僕にとっては
今回のドロボー事件は"損失"ではなく
バネの"溜め"としか思えません。

後はボヨヨ〜ンと跳ねるだけです!
少しだけ変わったzielを是非見に来てください!


(↓せっかくガラスが割れたので
模様替えを楽しんでみました♪)

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