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売り目線?買い目線?基準を持って判断しよう。
ここでは移動平均線を使った波形の捉え方を使いますわからない方をこちらを読んでいただけると理解できます。↓
https://note.com/preview/n1dbcc5212a26?prev_access_key=1d060ca59543df0051e00c67990fb370
目線の固定化
FXで環境認識をするとき自分の基準の判断の仕方が定まっていないと分析するたびに売り目線と買い目線がころころ変わったりします。
目線がころころ変わってしまうと、エントリーをどこですればいいか分からなくなってしまったり、ポジション保有中の時は、チャートが動くたびに自信がなくなってチキン利食いをしてしまったり、
当初と違うところで損切りをしてしまうことにつながります。
FXでお金を増やすには、メンタルの部分はとても重要になってきますので、相場の見方に基準を持つことがとても大切です。
今が売りなのか買いなのか目線の固定化することができれば自分のポジションに自信を持つことができます。
目線を固定化することに必要なのは、
売り目線から買い目線(もしくは買い目線から売り目線)に切り替わる高値安値を見つけることです。
目線が切り替わる高値安値の見つけるには?
まず、チャートに移動平均線20期間(以下、20MAと省略)を表示させる
![](https://assets.st-note.com/img/1666662565401-eWx9K8Aebz.png?width=1200)
明確に20MAが角度をつけてジグザグしているところを高値安値と判断しましょう。
細かいジグザグはわからなければ無理に判断せず無視をしましょう。
図2は高値安値と判断できるところに矢印を付けたものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1666662948939-jJRDm0Ts5w.png?width=1200)
図2
最高値(最安値)目線切り替わりの節目とします。最高値をブレイクしたら上目線、反対に最安値をブレイクしたら売り目線になります。
この買いや売りの目線が切り替わる高値を戻り高値、安値を押し安値とも言います。
この説明だけでは、わかりづらいと思うので
実際に過去チャートを使いながら見ていきましょう。
チャートはGBPJPY1時間足を使います。
過去チャートでやってみよう
![](https://assets.st-note.com/img/1666663509892-dOm604aVHA.png?width=1200)
図4は、図3の赤いラインまでチャートを戻したものです。
この赤ラインが現在だとすると直近の高値安値は、矢印の部分になります。
このライン上にブレイクすれば買い目線、下にブレイクしたら売り目線と判断します。
![](https://assets.st-note.com/img/1666663969152-gsFRzRVXHA.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666664197048-qoMTDJ7suL.png?width=1200)
少しチャートが進むとローソク足が下の安値ラインをブレイクしました。
この時点で目線は売り目線となります。
下にブレイクしたことによって高値が図6の位置に切り下げます。安値は更新中なのでまだ設定しません。
この時点でエントリーを考えるときは売りをすることを考えましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1666664358289-IM1dCWW8vm.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666664730668-NMr65b6B0P.png?width=1200)
図7は、さらにチャートを進めると明確に20MAが角度をつけて上昇してきました。
ここで安値を設定することができます。
この時点では高値をブレイクすれば買いに転換。
安値をブレイクすればまだ売りが強く継続する可能性があると判断します。現時点でトレードを考える場合でも高値をブレイクしてきていないので
買いを考えずに売れるところ引き続き狙っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1666665024499-2v7TIgQbug.png?width=1200)
図8の時点で下にブレイクしてきました。売りが強く継続と判断できるので売り目線で見ていきます。
売りを更新したということは高値が切り下がるので図9のようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1666665235945-u8paPttnd1.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666834783992-pS6aoozxSh.png?width=1200)
図10では、少しチャートが進むと横ばいが続き下に下げてきました。
この時点で図11のように高値ラインを切り下げます。
![](https://assets.st-note.com/img/1666834938950-jgbYeRbkYB.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666835106868-PAi4GHj1Yv.png?width=1200)
明確に20MAが上向きになりました。売り目線は継続ですが、いったん安値ラインが引けるようになります。下に抜ければ売り継続、上に抜ければ買い目線に切り替わります。
![](https://assets.st-note.com/img/1666835348511-LIHJiHB4a0.png?width=1200)
赤い〇部分に注目してください。
20MAは明確に下向きに変わったので、高値として認識できそうですが、
安値を下にブレイクしない限り高値切り下げは起きないのでここでは高値はそのままになるので注意しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1666835611166-ChaZcfaB07.png?width=1200)
高値がブレイクしました。ここで目線が買い目線に切り替わります。
高値がブレイクしたので安値が図15のようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1666835751112-J4v8vZud1h.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666835825692-sctiRORajx.png?width=1200)
図16で20MAが下向きになりました。
ということは、高値ラインが引くことができます。
この高値をブレイクで買い継続、安値ブレイクで売り目線切り替わりです。
![](https://assets.st-note.com/img/1666836064181-o32r2Dh6eo.png?width=1200)
図17のチャートは少し意見が分かれるところになると思います。
それは、赤〇部分のローソク足ひげのブレイクはブレイクとみなすのか?
ということです。
ブレイクとみなせば赤い点線が安値になりここで下目線に切り替わります。しかし、ローソク足ひげはブレイクとみなさないのであれば、まだこの時点でも買い目線継続となります。
実際どちらを基準にしても良いです。ただ図16をブレイクとみなすのであれば、それを基準にしてやり続けてください。自分都合でブレイクとみなす時もブレイクとしない時も存在する。こういうことだけは絶対に避けましょう。
私自身はローソクのひげはブレイクとみなさないので目線は変わらず図17の時点では、
買い目線とします。
いかがだったでしょうか?
買い目線、売り目線について過去のチャートを使いながらやってきました。
基準を持ちながらチャートを見ていけば目線がころころ変わることなく環境認識を行っていくことができます。ぜひ活用してみてください。
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