読書メモ:「スノウ・クラッシュ」
読書メモ
一 読んだ本
タイトル:「スノウ・クラッシュ」上下全2冊
作者:ニール・スティーヴンスン
二 感想
1 メタバースの語源となった本
本作は、1992年にアメリカで発売されたSF小説。最近話題の「メタバース」は、この小説が語源。
小説の中では、人々がリアル世界と、プログラムで作られたヴァーチャルな世界「メタバース」で活動する社会が書かれています。
メタバースへ行くには、
「ゴーグル」をつける
ゴーグルをネットワーク回線に接続する
ゴーグル内のモニターにメタバースの世界が表示される。
え、、まさに現実の「メタバース」そのものやん!
この小説が発売されたのが1992年。すごい!!
それもそのはず、アメリカのIT産業の多くの経営者らが愛読書としており、影響を受けてきたんだとか。
2 翻訳書あるあるで、本文が難しい
普段、小説を読まないこともあって、本文が難しいく、上巻は何度か読むのを辞めようかと思ったほど。
翻訳書によくある、例え話や情景の説明が、アメリカ社会ならよくわかるかもしれませんが、私には直感的に理解できなかったことと、その例えや説明の部分が長いので、理解できない文がずらずらと並ぶことがストレスでした。
特に物語がまだ動いていない上巻は、正直我慢しながら読み進めてました。途中から本筋だけわかれば良いやと本の読み方を変えました。
3 ただ、おもしろかった
上記から、私のこの本の理解度は、低いけれど、
感想は、我慢して読んで良かった!
ネタバレするといけないので、物語の内容は触れませんが、最初は、主人公や様々な人の説明があり、物語も静かに進むので、上巻は我慢が必要。
下巻から物語が大きく動きはじめ、謎が提示されどういうことなのか気になり、謎が解け始め、最後は、ハリウッド映画の大迫力アクションのラストのたたみかけで、面白かった!
SF小説なんて、普段読まないが、このジャンルもいいなと思いました。