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中国の貧困

少し前にちょっとだけ中国の貧困について書いた。

その後、また朝鮮族ニュースから「吉林省、中央専門貧困支援資金16億元余り調達 」と言うニュースが...... 。

記事を要約するなら

2019年中央財政地方補助専門貧困支援資金1260.95億元が、全ての全国各省(直轄市、自治区)に 調達された中、吉林省はそのうちの16億 798万元を調達した。

16億 798万元って、日本円にして約251億円。中国政府が自分たちのお金をどう使ってもいいし、貧困支援に使われるのは素晴らしいと思う、ただただスゴイな、という感想。

ただ吉林省は貧しいと思っていたけど、総額の1260億元の分配を見ると、

2019年中央財政専門貧困支援資金分配表。
雲南(127億 5383万元)
新彊(116億 2421万元)
甘粛(107億 8745万元)
貴州(104億 2417万元)  {100億元は約1561億円です}

100億元以上の支援を受けたのは上記の4都市らしい、桁違いの貧困があるような気がして怖い。

ちなみに経済が発達した都市では

江蘇(2億 9052万元)
浙江(3億 2486万元)
広東(3億 5243万元)   {3億元は約47億円です}

このデータからナニを言いたいという事は無いのだけど、中国は巨大な田舎だなという実感。

なにか問題が起きれば、貧困支援資金なんてすぐに打ち切られてロケットに代わる可能性がある、それは北朝鮮と同じだと思う、まず国だ。

愛国と言われれば貧困支援資金なんて打ち切られて当然だろう。そもそも苦情を言う窓口さえ存在しない。

ともかく、251億円しか支援されない吉林省。その中で自分が目にする事が出来る延吉でさえ、道は整備されず、ゴミだらけで、賃金は安く、申し訳ないけど、人としての素養もあまり身についていない現状。

そんな状態なのに1600億円ほどの支援を受けている都市とはどんな所なのか。

上にリンクした記事を書いた人が間違った事を書いているとは思わないけど、おそらくデータにさえ出てこない層がいるのではないかと思ってしまう。

中国スゴイぞ、とイイ面ばかり持ち上げている事が多いけど、中国政府は地道に貧困者支援をしているというニュースも悪くない。

簡単にまとめるしかないけど...... 

        中国はデカイ。




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