切迫早産で入院
妊娠中は何が起こるかわからない。
現在7ヶ月。今までの健診はすべて順調、お腹の張りもあまり感じることはなかった。
つわりが終わって、実家から戻って夫と2人の時間を楽しんだ2ヶ月…突然の出来事だった。
「なんとなくお腹の右側がつっぱるな〜、お腹が大きくなってきたからかな?」なんて思っていたら、夜になって波のある激痛に。
冷や汗が出るほどではないけど、経験のない痛み。夫と相談して、夜中0時過ぎに病院へ連絡したら「すぐ来てください」。
診察の結果、規則的な張りが認められ、子宮頸管が短くなっていることが判明。
幸い子どもは元気!
しかし安心も束の間、即入院となった。
切迫早産の入院は、張り止めの点滴をしながら安静が基本。いつ退院になるかは不明で、最悪産まれてもいい時期になるまで。里帰りも諦めざるを得なくなる。
私の場合、最長で2ヶ月半…。
ありがたいことだが、私は人生で一度も入院したことがない。
点滴をするとき、採血しづらい体質のせいでアザだらけになり、しかも利き手に針…動きづらいし怖い!
夫はさっさと帰されてしまい、すぐひとりに。もう不安しかない。
そしてひしひしと、お腹の子への申し訳なさを感じた。張りがあると窮屈で苦しくないだろうか。ごめんよ、つわりが明けて嬉しくて、お母さん最近はしゃぎ過ぎていたかも。
病室に着いて落ち着いたら、寂しいし不安だし、なによりお腹の子に申し訳なくて、ひっそり泣いた。
すると、お腹からバコバコと激しい胎動が!
直感的に「お母さん、大丈夫だから自分を責めないで!」と言われているように感じた。
同時に、痛みは収まった。不思議!
なんだか安心して、もうすっかり明け方だったが眠りについた。
次の日、改めて検査したら子宮頸管は元に戻っており、お腹の張りもなくなっていた。
退院は早そうだと期待したが、張り止めの点滴で落ち着いているだけなのでしばらく入院とのこと。
まぁ、家に帰るとつい動いてしまうし、入院していた方がいいのかも。
そこで私は気持ちを切り替え、いかに楽しく快適に安静を保てるかチャレンジすることにした。
幸い、病院はとても綺麗だし、2人部屋なのにしっかり壁で区切られている。そしてなにより、ご飯がおいしい。オヤツまである。
あとはベッドをほどよくリクライニングして、スマホでNetflixなどを見たり、switchをしたり、寝たりして過ごす。
ありがたいことに、夫は在宅ワーク中のため毎日会いに来てくれるし、近くに住む叔母もたくさん助けてくれる。
感謝して、安心して、お腹の子と一緒に入院生活を穏やかに送ろうと思う。
あれから3日、今のところ体調は良好だ。
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