マガジンのカバー画像

深センから届ける中国最新テック企業動向

251
深センで現地市場向けに中古ブランド事業を立ち上げた日本人の視点で、日本にあまり出回っていない中国のテックニュース(スタートアップ、大手テック企業)を中心に中国語の記事をピックアッ… もっと読む
運営しているクリエイター

2021年11月の記事一覧

小米汽車、北京市亦庄に2期に分けて生産基地設立に調印、生産台数は年間30万台を目指す

小米汽車、北京市亦庄に2期に分けて生産基地設立に調印、生産台数は年間30万台を目指す

11月27日、北京経済技術開発区プレスセンターは、北京経済技術開発区管理委員会と小米科技が『提携協定』を締結し、小米汽車が北京経済開発区への進出を正式に宣言したと発表した。

調印式会場

CNMOによると、小米汽車プロジェクトは小米汽車本部基地と販売本部、研究開発本部を建設し、2期に分けて年間生産台数30万台の完成車工場を建設する。うち1期と2期の生産能力はそれぞれ15万台で、2024年に初の量

もっとみる
BYDを興した王伝福氏はイーロン・マスクと肩を並べるマルチ起業家、複数の事業への積極的な研究開発費の投入で更なる成長を狙う

BYDを興した王伝福氏はイーロン・マスクと肩を並べるマルチ起業家、複数の事業への積極的な研究開発費の投入で更なる成長を狙う

2021年11月8日、BYDの株価は315元、CATLの株価は660.8元で、時価総額はそれぞれ9000億元(約15兆9600億円)、1兆5000億(約26兆6000億円)、株価収益率はそれぞれ277倍、154倍である。

一方で好調なテスラの時価総額は1兆2000億ドル(約9兆7000万億人民元/171兆9800億円)以上、株価収益率は354倍。新エネルギー車界隈のトップに位置する。BYDの株価

もっとみる
インターネット巨人が次々と参入、3年後に我々は小米汽車、百度汽車、阿里巴巴の自動車を選ぶことになるのだろうか?

インターネット巨人が次々と参入、3年後に我々は小米汽車、百度汽車、阿里巴巴の自動車を選ぶことになるのだろうか?

新エネルギーによる車作りはいったい誰の戦場なのか。投資から自ら戦場に乗り出したインターネットテクノロジー企業は、どのように車を造るつもりなのだろうか。

データによると、2021年9月時点で、新エネルギー車の研究開発、生産・製造を中核事業とする中国国内の新エネルギー車製造企業は合計103社に達した。これらの自動車製造新勢力の資金調達動向を見ると、彼らはまるで冬を経験したことがないかのようだ。資本の

もっとみる