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この子たちと、生きていく⑧

アミの世界

三女の名前は、ある本の登場人物からもらいました。

エンリケ・バリオス著
『アミ 小さな宇宙人』
さくらももこさんがイラストを描かれている、可愛らしい本です。

海辺でおばあさんと暮らす少年ペドゥリート(ペドロ)が、宇宙人のアミ(アミーゴの意)と出会い、この世界の愛について学んでいくお話。

アミは、地球よりももっと文明が発達した惑星から来ていて
人間の上下や、貧富や、争いのない世界に生きている。
アミが語る「愛の世界」は、人間が到達したくて、未だできない憧れの世界のように感じます。

でも、一つ一つの言葉を味わうと、
全てを理解はできないけれど、
自分にも、その世界に手が届いた瞬間が少しだけある…と思いました。

子どもをぎゅーっと抱きしめるとき。
安らかな寝顔をながめるとき。
握った手のやわらかさとあたたかさを味わうとき。

子どもを無条件に愛おしいと思うとき、きっとアミが暮らすような高次元の世界に行っているのだと思います。

アミの言葉は、胸にぐっと響くものばかり。

「頭ばかりで考えるかわりに、感じるように知覚するようにつとめてみてごらん。
人生の深い意味は思考のもっと向こう側にあるんだ」

「ちょっとでもいいから、考えることをやめてごらん。ずっと幸せになれるよ。
このいまという、大切な瞬間をムダにしてはダメだよ」

子育ての不安や困難は、何度となくやってくる。
それでも、今この瞬間に向き合い、味わいつくす。
不器用なやり方しかできないけれど
その積み重ねが、自分と子どもたちの未来を照らすと信じて。

「愛が幸福に向かうゆいいつの道だってこと、忘れないようにね」

素敵なご縁をもたらしてくれたこの本と三女に感謝✨

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