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この子たちと、生きていく⑦

幸せの基準

三女の出産は、ある意味予想外の連続だった。

予想外と言うより、
理想通りに行かなかった、というべきか😅

三女を出産する前。
妊娠高血圧腎症になり、緊急入院した。
なるべく薬に頼らない、自然な暮らしを心がけていたつもりだったのに
結果的には、内服治療しながら40日間入院した。

家族とも会えず、外に出るのもままならない日々。
血圧の乱高下とともに、精神的にも上下が激しかった。

それでも、子癇発作など起こすことなく、
無事に37週1日目で出産。

でも。
正期産だったけれど、体重は2200gの低出生体重児。
クベースからなかなか出られず、母子同室もかなわないまま、
私だけ退院になった。

「家族はずっと一緒にいるのが一番」
「自然に出産するのがいい」
「赤ちゃんを一人にしてはいけない」
「それができないのは、母親失格」

周囲のプレッシャーが強くて、正直しんどかった。

でも、小さい体で一生懸命生きようとするわが子に向き合っていたら。
「なら、私はどうしたい?」
という自問が出てきた。

私の願いはただひとつ。
「この子と幸せに生きたい」

ここでもまた、他人に、周りに正解を求めようとしていたことに気付いた。

幸せかどうかは、私にしか決められないのに。

入院も、低体重も、母子が離れてしまったことも、
もしかしたら、私に何か原因があったのかもしれない。
でも、起きたしまったことは取り戻せない。
なら、「今」の「私の」最善を尽くすだけ。

この子と幸せに生きるために。

子どもを授かり、産み育てることは、本当に幸せなことだと思う。
でも、理想通りにいかないこともある。
いやむしろ、そっちの方が多い🤣

その時、ちゃんと自分に聞いてあげよう。
「私はどうしたい?」
責任持って、自信を持って、この子達と生きていくために。


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