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海外旅行に英語力は必要か?

こんにちは!
趣味が海外旅行の社会人です。

僕が海外旅行好きだということは周りの人も認識していて、職場でも「次の休みはどこ行くの?」と興味を持ってもらえたりする。

僕の旅の基本は個人手配。
特に最近は一人旅が好き。

そう言うとよく聞かれるのが、

「旅先で言葉はどうしているんですか?」
「言葉が分からなくて不安じゃないんですか?」
「英語ペラペラなんですか?」
「●●(国の名前)は英語通じるんですか?」
等々…

それほどまでに旅先で言語面を心配している人が多いことに気づく。
ちなみに僕の英語力は中学レベル
とっさに返したい言葉が出てこないのもしばしば…。

先日エジプトに行く際に乗り継ぎのカタールで、荷物検査の人に「シュクラン!」とアラビア語でお礼を言ったら、
「何でアラビア語話せるの!?」
と喜んでくれて、
「旅行前に覚えてきたんだよ!」
というフレーズが英語で出てこなかった(笑)


「覚える」って英語で何だっけ?と思いながら、「オンリー アッサローム・アライコム&シュクラン!」(こんにちはとありがとうだけ言えるよ!)
と返したけど、こんなもんです。
こんなんでいいんです!!!

話を戻して、僕は声を大にして言いたい!

海外旅行に英語力なんて必要ない!

と。


そもそも旅先でそんなに話すことありますか?

上記のような質問を受けて、毎回答える回答。

英語で何を話すの?


旅先で、英語が必要なほど誰かと語り合ったり、何かをしたりすることありますか?

確かに分からないことやトラブルがあったら、意思疎通できるに越したことはないが、必ずしも相手に言葉が通じるかどうか分からないし、今の時代スマホの翻訳機能があるし…。

もちろん、現地の人と仲良くなって、英語を使って海外交流したい…!という目標があれば、そのために語学力を磨くのは素敵なことだと思う。

しかし一般的な旅では基本、英単語や場所の名前、数字さえ分かれば問題ないし、中学レベルの英語で十分だと思う。

いきなりだが、旅行を疑似体験してみよう。

🛬現地の空港に着きました!
さあまずはホテルへ向かおう。

🚕タクシー
→ホテルの名前を言えばOK
🚇メトロのチケット
→最寄駅の名前を伝えるor券売機を使えばOK

🏨ホテルにチェックイン
チェックインプリーズ!でパスポートを提示すればOK。

🍽️食事
食べたいものを指差しor単語でOK
あとは数量を、ワンとかツーとかジェスチャーでOK
観光客がよく行くところは、外国語メニューもある

🕌観光地
チケットの枚数をワンとかツーとかでOK

🗺️道を聞く
行きたい場所を言えばOK
センテンスだったら、where is〜?
この場所で合っているかどうか聞きたかったら
建物を指差しながら、●●?でOK

こう考えると、基本、単語と指差しで何とかなります!

あとはあなたがどこにいるか、
何を知りたいのか、
その場その場の状況で相手も何を求めているのか察してくれる。

例えば秋葉原駅のホームで外国人に「GINZA?」と聞かれたとしよう。
この状況で、
「あ、これから銀座に行きたいのかな?」
「この電車が銀座に行くのか知りたいのかな?」
と想像できるはずだ。
相手は銀座に着くのが目的なので、いちいちあなたの英語力を期待していない。

そもそも現代はスマホという神器がある。
位置情報を確認したければGoogleマップがあるし、
なんとか伝えたければ、Google翻訳を見せれば済む話。

英語は話せるに越したことはないが、必ずしも完璧である必要はない。


95%の国が、英語は「外国語」

確かに英語は世界共通語と言われているし、英語を公用語・準公用語として使用している国は25%もあるそうだ。
英語人口は世界の1/4と考えると、英語を話せるに越したことはない。

しかし、第一言語として母国語レベルまで考えると世界人口の5%ほどしかいない!
残りの95%は、我々日本人と同様に母語話者ではないということだ。
つまり、ネイティブレベルまで完璧に話す人なんてほとんどいないということ。

英語圏で日本人が行く主な渡航先といえば
アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・欧州の一部とシンガポールくらいか。
それ以外の国は、例え公用語として英語を使用していたとしても、完璧に話せる人もいれば、ほとんど話せない人もいる。

なんなら、非英語圏に訪れた際に、あなたがネイティブレベルの英語を話したとしても、相手に通じない(理解してもらえない)可能性がある。

むしろお互い英語は外国語なんだから、簡単な単語のやり取りの方が、スムーズに意思疎通ができると思うのだ。

英語の勉強を疎かにしろと言いたいのではないが、英語がネックで旅行への一歩が踏み出せないのはもったいないと考える。


でも英数字は覚えて行ったほうがいい!

とはいえ、旅先で必ず発生するのがお金の支払い。
数字が聞き取れないと確実にパニクります!
慌てないために、現地通貨の英語単位までは分かるようにしておこう。

100=ワン・ハンドレッド
1,000=ワン・サウザンド
10,000=テン・サウザンドなど

ベトナムなどは通貨の単位が多過ぎて、カンマから下は省略してたかな?

あと注意としては、teentyか。
14(フォーティーン)と40(フォーティ)は大違い!
不安であれば、ワン・フォー?フォー・ゼロ?と確認するのも一つ。

聞き取れなかったら、聞き直すことも全く問題ない。
日本人同士の会話でも、聞き取れないことや聞き直すことは自然にあることだから。


所詮言葉はあくまでも想いを伝える手段に過ぎない

結局のところ、ここに行き着く。

僕は旅先で、最低でも「こんにちは」「ありがとう」の2つは現地語で覚えて行っている。
そして、その国の言語がマイナー(外国人からするとあまりメジャーじゃない言語)であるほど、現地語で挨拶すると笑顔で喜んでくれる。
パッと思いつくだけでも、カタール・インド・スリランカ・トルコ・ウズベキスタンなど。
どちらかというと、日本人との見た目の差が大きければ大きい地域ほど驚かれるし喜ばれる。

何かを流暢に話したのではなく、ただの挨拶でこんなに笑顔で喜んでくれるなんて、こっちも嬉しくなるし、生まれた国や地域、文化や習慣、政治体制や宗教が違っていても、「笑顔は世界共通なんだな」と改めて思わせてくれる。
言葉の壁を超えて、そういう経験が世界をグッと近づかせてくれると感じる。

楽しいことだけではないが、こんなエピソードも。

インドでリキシャーに乗って目的地に着いて精算となった時に、ストリートチルドレンがやって来た。
僕は運転手が差し出したお金を釣銭だと勘違いし、そのお金を子供に渡した。
しかし運転手としては、お釣りがないから、このお金を崩せるかと確認するために、僕に差し出したようだった。
つまり運転手のお金を僕が勝手に子供に渡したということ。
そんなことも知らずに僕が子供にあげたもんだから、その運転手はヒンディー語で僕に対してすごい勢いで怒って?きた。
もちろん何言っているかは全く分からなかったが、なんか怒っているな、くらいは分かる。
色々と察して、こっちも細かいのがなかったため、チップとして払ったが、言葉だけが自分の感情や想いを伝える手段ではないということ。

つまり、何言っているか分からなくても、相手の表情や状況で意外と理解できるものである。

適切なエピソードではないかもしれないが(笑)


注意:イエスマン・オーケーマンになるな!

一つ注意したいことは、分からなくても分かったフリをして、相手のペースに巻き込まれてしまうこと。
これだけは要注意!

断る時はNO!

日本人はよく「大丈夫です」と断る。
それを直訳して、
“I’m ok!”とか“It’s ok!”と断る人がたまにいる。

しかし、OKは肯定の意味
つまり、あなたの誘いに乗りますよ!と言うこと。
それは確実にカモになるので、海外で断る時は、
NOとかNO thank youが基本。

恐らく旅先で、YESを使うよりも、NOのほうが確実に多いと思う。


以上、いくつも旅をしてきて、僕が思った「旅と英語」についての主観である。

確かに学生の頃などは、
センテンスで話さなきゃ!
この文法で合っているかな?
この発音で合っているかな?
など不安は色々あったが、実際に現地に行ってしまうと、そんなことで悩んでいる暇はなく、
とにかく伝わればいいや!伝わってくれ!でやっていけている(笑)

そこで、本来の目的が果たせた時に、「英語の表現はこう言うのか」と学びがあれば、次回から活かせばいいし、ちゃっかり生きた英語を身につけられたりする。

結局は人間同士なので、たとえ言葉が完璧じゃなくても、表情伝えようとする意思で何とかなったりするものだ。
そこがまた成功体験となるのも旅の醍醐味。

あとは意外と日本人は英単語のボキャブラリーはある…と思う(笑)
なぜなら、日本語に外来語が溢れているから。
もちろん和製英語もたくさんあるので、そこは注意が必要だが、自信を持ってもいいと思う。
中国語なんて、ほとんど外来語なんてないのだなら…。
あったとしても、あんまり英語の発音に近くない。(日本人としての感覚かもしれないが)

どうか臆せず海外に行ってほしい。

本日もご覧いただきありがとうございました。

旅の記録も書いています。

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