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財務諸表を図鑑にしてみたら...

時折近所の本屋さんに立ち寄って各種ランキングを眺めたりするのですが、ビジネス書のコーナーでは会計の本が上位に入っていたり。世の中そんなに会計の好きな人がいるの? そこでは何やら財務諸表なんてものが語られています。
財務諸表は企業が決算期を通して達成した成績表みたいなもの。主に損益、資産、キャッシュの状況を表す数字の羅列です。でも数字の苦手な私にしてみれば、そんな数字の羅列を眺めて見てもなんのことやら。
財務諸表を解説している本を開いてみると、財務諸表を図形にして説明されていたりします。ならば上場企業の財務諸表を図形で一覧できるようにしたらどうなの? ということで作ってみました、財務諸表図鑑。
この図鑑では、貸借対照表(BS/Balance Sheet)、損益計算書(PL/ProfitLoss Statement)を対比チャートにして掲載しています。

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このBS/PL対比チャートだけでもこの企業がどれくらいの資産でどれくらいの売上を上げているのか(資産回転率)。総資産に対してどれくらいの純資産があるのか(純資産比率)。売上に対してどれくらい利益を上げているのか(利益率)。期日の短い負債(借金や買掛金)に対してどれくらい流動資産(現預金や売掛金)があるのか(流動比率)などその企業の財務状況がわかります。数字の羅列を眺めるよりイメージパターンで概況を掴む方が早いし、一度に多数の企業の状況を俯瞰することができます。慣れたら画像認識で企業財務の概要を一瞬で掴めるようになるかも。以下は小売業の最初の部分です。

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財務諸表図鑑は、こちらのURLで公開しています(https://www.tukuttemiru.biz/zukan/)。

また、BS・PL対比チャートだけでは直近の会計年度終了時点の状況しかわかりませんが、このチャートは各企業の分析チャート画面にリンクしているので時系列の状況も確認できるようになっています。チャートの使い方は以下の図のような感じです。勘定科目から下位の勘定科目へ、各社がXBRLで公開している最下層の科目まで降りて分析することができます。

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ご興味のある方はお気軽にお試しいただけたら幸いです。ご感想等も頂けるとこれからの開発の励みになりますのでよろしくお願いいたします。





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