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B7 MemoPadの作り方

いつもご覧いただきありがとうございます。
今回はレザークラフトが初めての方の練習にもオススメの、シンプルなメモパッドの作り方をご紹介します。メモを差し込むだけの簡単な作りですが、芯材やチラっと見えるスエードの内装を使用するなど、ちょっとした小技が盛り込まれているのがポイントです。
さっとメモを取りたいところにさりげなくレザーのメモパッドを置いて、デスクをオシャレに飾りましょう!

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仕上がりサイズ 約105mm x 140mm x 5mm(メモ未装着時)

材料・用意するもの

・革(1.0mm~1.6mm厚)15cm x 22cm 程度 1枚
・ピッグスエード(内装用)11㎝ x 12cm 程度 1枚
・芯材(テキソンなど、硬めのもの 0.4mm厚)10cm x 14cm 程度 1枚

・手縫い基本工具一式
・ハトメ抜き 15号
・(あれば)へり落とし No.2
・(お好みで)コバ着色剤

型紙

型紙のダウンロードはこちらから

期間限定で本日より6月7日までセブンイレブンのネットプリントから印刷できます!

プリント予約番号【 94313422 】【 10795671 】
サイズ【 A4 】2枚
有効期限【 2020/06/07 23:59 】
カラー60円/枚、モノクロ20円/枚(印刷時にお選びいただけます)


作り方

・型紙準備と切り出し
型紙をダウンロードして印刷し、工作用紙など使いやすい厚さの紙に貼ってカットします。型紙を革に目打ちなどで写し、切り出します。
細かいカーブを一発でカットすることが難しい場合、細かい直線で何度かに分けてカットします。また、本体表のスリットは両端をハトメ抜きで穴をあけてから直線で繋いでカットします。

・コバ磨き
メモを差し込むスリット部分を目打ちなどを使用してトコノールで磨きます。着色すると高級感が増すのでお好みで染色してもよいでしょう。
外周部分は最後に磨くのでここではそのままにしておきます。床面も今回は露出する部分はないので磨かなくてOKです。

・本体裏と芯材の接着
本体裏の床面と芯材にそれぞれ中心線を引きます。

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革と芯材の全面に接着剤を塗り、縦横の中心線を合わせて接着します。
接着したら内装貼り付け位置目安の線を引いておきます。

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・内装の接着
スエード面を表にして、中心と内装貼り付け位置目安に合わせて接着します。可能であれば上部を斜めに漉いておくと仕上がりが良くなります。

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・本体表の接着
本体表の床面と本体背面の床面側の、型紙上の黄色でマークされた部分と外周3mm巾に接着剤を塗ります。

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メモが入らなくなるので、外周の内側を接着しすぎないように注意します。
また、芯材等の厚みの分本体表が寸足らずになる可能性があるので、接着の際は4つの角を先に合わせてから直線部分を貼ります。角が微妙に届かない場合は、本体裏側のパーツを僅かに曲げると届くことがあります。


・本体の縫い合わせ
縫い代3mm巾で外周に線を引いて縫います。
細かいカーブはカーブの中心にひしきりで穴をあけるか、ピッチの細かい菱目打ちを使用すると綺麗に曲がれます。5㎜巾など幅広の菱目打ちを使用する場合は革から菱目が飛び出さないように注意しながら穴あけします。

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縫う距離が長いので、糸が足りなくならないように注意します。
もし一度で縫うことが難しい場合は2回に分けて縫いましょう。


・コバ処理
縫い終えたらコバをドレッサーやへり落としなどで整え、トコノールで磨きます。こちらも着色すると高級感がアップするのでコバ塗りにも挑戦してみて下さい。ぐるっと一周繋がったコバが今回の魅せ所なので、バッチリ仕上げましょう。

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ノリベラなどで内側から少し押し広げて完成です。

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B7サイズ(91 x 128mm)、ブロックロディアNo.12などのメモがちょうどいいサイズです。差し込むとき少し硬いので、背のしっかりしたメモがオススメです。

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