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プラスチックフリーを知るために読んだ本

プラスチックの有害性について、わたしはゼロウェイストを志してからそれに付随する形で知りました。
というか、情報として知っていたけれど、自分事だと感じたのがゼロウェイスト革命以後でした。
プラスチックを使わない人たちがいることも知っていたし、それがサスティナブル的な何かだということも知っていましたが、それが自分の目指す高コスパ・時短生活の、なんの役に立つの?という感覚。
今思うと相当な利己主義ですが、それにも気づいていませんでした。

ゼロウェイスト革命以後にプラスチックフリーについて、実生活のノウハウから環境汚染に至るまで一通り知りたいと思ったとき、役に立ったのはやはり本でした。
こういう込み入った情報をネットで正確に網羅するのは至難の業です。(語学力も足りない…)

途中で挫折しないために、読む順番が大事だと思いました。
(わたしはすべて図書館で借りました)

なんとなく海外ドラマ風でとっつきやすいです。
何がすごいって、著者の軽快なエコ生活の陰に、ものすごい知識量があること。そして、これがすでに10年前だということ。
わたしも自分にできそうなところをピックアップして参考にしています。

これで日常生活におけるプラスチックの位置づけ、有毒性が学べます。
いきなり太平洋のゴミベルトとか言われてもピンとこない、生態系の話で眠くなりそうなわたしでも、具体的な日常生活の改善方法がわかり、非常に役に立ちました。
今すぐ、自分の生活をサスティナブルに変えられる身近な知識が載っています。

次にプラスチック汚染について、ビジュアル重視で学びます。
これは全頁カラーで、ちょっと薄めの図鑑サイズ。
衝撃的な写真が、頁をめくるごとに順を追って繰り出され、視覚的に地球の現状がわかります。今プラスチックが自分の身体や生活に有毒だと実感できなくても、これを見れば、近い将来、自分に返ってくることは一目瞭然です。

ここまでの知識で予習が済んでいるので、この小難しそうなタイトルの本も十分読めます。
ビジュアルだけではわからない、これまでの変遷と、世界の動きがわかります。わたしはこの本を読んで初めて、G7の海洋プラスチック憲章に日本が合意していないと知り、合意していないことも知らなかったことも恥ずかしいと思いました。
でも、太平洋ゴミベルトのゴミ回収のことを知り、多少の希望も持てました。

いまは気候変動についての本を読んでいるところです。

ついでに、子ども向けの本も。

これで子どもに、プラスチックがモンスターであるという基本的な概念を植え付けました。

詩的です。3歳には内容は入りづらいのですが、絵がこまかくきれいなので、どんなゴミがどんなふうに生き物に悪いのか、見ているだけでわかります。
現在の太平洋ゴミベルトは、こんな風にゴミだらけに見えるわけではないそうですが、これが近い未来かと思うとぞっとします。

その後もプラスチックの本読みたいと子どもが言うので、図書館で借りたのがこちら。借りている時は、毎日読んでいました。
起承転結のあるお話になっているので、子どもにはわかりやすいようです。
やはり生き物の具合が悪くなる、死んでしまう、というアプローチが、子どもにはプラスチックの有害性が理解しやすいよう。
また、わたしが下した可否について疑念を抱いたときに、本に書いてあると受け入れられることが多いと感じます。本に書いてあることが、フィックスした事実というか。
もちろんそれは、幼い子どもにとってリスクでもあるので、常に自分はどう思うか、考えるよう促しています。

子どもに、親の考えを押し付けるのは嫌だなあと常々思っていますが、
ゼロウェイストとプラスチックフリーに関してはもう、どうしたって避けて通れない、現代人の必要最低限のリテラシーだと感じます。

特に日本にいると情報も動きも遅く、すでにEUに置いて行かれている感。
我が家の遅れている夫は、いまだにエコリテラシーが低いので、
そんな夫と強硬な私と、どちらも見て、子どもなりの折り合いを見つけてほしいなと思います。

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