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傘リメイクで、散髪ケープ

骨の折れた、安物の傘を実家からもらってきました。
作りたいものがあったのです。それは子どもの散髪ケープ。
我が家の長男は4歳ですが、まだ一度も美容院に行ったことがありません。
セルフカットで文句を言われないうちは、ここは節約のしどころと思っています。
なにより自分の美容院すら面倒でできるだけ行きたくないのに、子どもまで美容院に連れて行くなんて…
病院通いで休日がつぶれるのに、美容院まではとても手が回りません。

今までお風呂で裸の子どもの髪を切っていたのですが、体に髪の毛がつくとかゆくて、じっとしていられず、中途半端に切り上げるのがいつものことになっていました。しかし、近々手直ししようと思いながら、斜めざく切り前髪のまま数か月過ぎることも。

これまではレインコートをケープ代わりに使っていましたが、あっという間に小さくなり、着られなくなってしまいました。

コロナ対策という意味でも、しばらく美容院に連れていくことはなさそうだし、無駄にならないと信じて傘リメイクの散髪ケープを手作り。

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傘の生地を骨から外します。(糸がギュッとしまっているので全箇所切るのは意外に面倒。ハサミよりリッパーがあるとラクです)

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傘の先の金具は、くるっと回すと簡単に外れそうに見えますが、実際に外せる傘にお目にかかったことはありません。
いつもぎりぎりのところで切り取っています。

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子どもの頭を通す部分を切り取ります。まずはかなり控えめに。
と思ったら、かぶせてみたらぴったりだったので、思ったよりも控えめに切るのが間違いなさそう。ギャザーが寄っているところをカットするので、切り口はガタガタですが気にしません。

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傘生地は切りっぱなしでほつれないから、布端の処理がいりません。
カットした端を折り返してゴム通し部分を作ります。
縫い終わりは最後まで縫わず、ゴム通し口を2センチくらい開けておいて、

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子供服か何かから採取したリユースゴムを通します。長さは子どもの首まわりより少し長め。
傘生地のギャザーがたっぷりなので、その分仕上がりがきつくなります。

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ゴム通しがないときには、かぎ針に結わえて通したり、毛糸用の針にゴムを通して針の頭から通し口に入れたり(指を刺さないよう慎重に)意外に代用品でもなんとかなります。

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ゴムを通して出来上がったのがこちら。
市販品は裾がぐるっと折り返されていてカットした毛を受け止めるようになっていますが、それも結局周囲にこぼれたり、溝から髪を洗い流すのが大変だったりしてそんなに便利とも思いません。
こんなの100均で買えるよ!という声が聞こえてきそうですが、そういうことじゃあ全然ない。
日々のこまかな難局を、購買で解決しないと決めると生活がとたんに現実味を帯びてきます。生活そのものが趣味、実益を兼ねておりとても楽しい。
あとなぜだろう、ゼロウェイスト革命以後、心に余裕があるような・・
ゼロウェイストであるか否かという判断基準を手に入れて、いちいち迷うことがなくなったのが一つの要因だと思います。

今までだったら散髪ケープをネットで調べまくって、口コミを読んでいるうちになぜか早く処理しなければならない買い物タスクの一つとなり、でも失敗はしたくないからと、今思えば相当な労力をかけて購入していたはず。
買ったことで一つタスクを消したつもりになりますが、いざ届いてみると今度は、その商品をジャッジするストレスが。
今では購買がまず選択肢から外れるので、手持ちの物とスキルでできることはそう多くありません。足りないこともリフューズ体験と思えばそれはそれでよく、焦ることがありません。
もちろんどうにもならないものは買うのですが、それにしてもリユース品から選ぶとか、プラスチックフリーを選ぶとか、もとから商品が限られていて不便でもあり、ラクでもあります。

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