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風呂敷を何通りにも使う

風呂敷があまりにも便利で、最近は毎日持ち歩いています。

風呂敷と言ってもわたしがもっているのはこの、リバティのタナローン生地、テーブルクロス様のもの。ずいぶん昔にアウトレットのNIMESで1000円くらいで購入。
リバティ大好きだったわたしは、何の使い道も思いつかないのに、生地としてもかなりお買い得だし、まあ玄関の棚にでも敷けばいいかなと購入し、例のごとく死蔵したまま数年間。

レジ袋有料化で、エコバッグをエコバッグに何枚も入れて持ち歩くのに限界を感じ、かさばらず何通りにも使える風呂敷で代用することにしました。

①エコバッグとして

風呂敷つつみの本を図書館で借りてきて、いろいろと試してみています。
ただ自己流で結ぶだけでもじゅうぶん便利。
エコバッグには入らない大きい箱ものを包んだり、ちょっとそこまで運びたい荷物を包んで持っていけば、帰りは布1枚になり身軽。

最近は不要になった収納ボックスをたくさん実家に譲るのに、大きな袋がなかったため重宝しました。
何冊借りるかわからない図書館でも活躍。
本に合わせてぴったり包めるので、買い物もして大荷物になっても無駄がありません。
また、本を包んだ後にエコバッグにしまえば、ほかの野菜などとも汚れを気にせず一緒に入れられて便利です。
ベビーカーでの買い出しでは、重たい飲料だけを風呂敷包みでベビーカー下に入れ、残りをエコバッグに入れてハンドルにかけると安定感が出ます。

②ハンドバッグとして
ちょっとそこまでの時には、財布、スマホだけ入れて、これだけで出かけます。急な買い物で、多少荷物が増えても結び方を変えれば大丈夫。ほかにエコバッグを持ち歩かずに済みます。

③ハンカチ、テーブルクロス代わり
大判どころではない大きさですが、コットン生地なのでハンカチと何らかわりません。たためば薄くなるので、あまり違和感なく子どもと手を拭いています。
公園のベンチテーブルでご飯を食べるとき、テーブルに広げれば、汚いからテーブルにパン置かないで!と子どもを叱らずに済みます。

④授乳ケープ
長男の時は律儀に、授乳専用ケープを持ち歩いていましたが、風呂敷で代用できました。
ただ2つの角を首の後ろで結ぶだけ。大きめで隙間から見える心配もありません。
周囲に人がいる時には首元をぎゅっと絞って。授乳室で気にならない時にはゆるめて赤ちゃんの顔を見ながら授乳と、状況に応じて形を変えられます。
かさばらないのがよく、授乳ケープ然としていないので、周囲に馴染んでいると思ってます。

⑤おくるみ・ひざ掛け・ストール
思わず薄着でスーパーに行ってしまったときなど子どもが寒いと騒ぐので、これをおくるみ代わりに巻いています。ベビーカーの風よけにしたり、自分でも首に巻いてストールや、レストランでのひざ掛けとして防寒に使用。

⑥チェアベルト
座っている時の赤ちゃん抱っこの補助として。レストランでの食事中に、まだ子ども椅子にお座りできない赤ちゃんを抱っこひもから降ろしたい。でもただ抱っこしているだけだと安定感がなく両手も離せないという時。赤ちゃんのお腹ごと、自分のお腹にくくりつけます。
多少自分の食事もできるし、補助があるだけでかなり自由度が増えます。
子ども椅子に、まだお座りが安定しないあかちゃんを座らせる時も、チェアベルトの要領で結んでおくと安心です。

これの代わりのイメージ。この商品も持っていて非常に便利ですが、ないときには風呂敷で代用しています。



こうしてみると、専用につくられたものの汎用性の低さを感じます。
市販の授乳ケープはエコバッグにはならない。
市販のチェアベルトは授乳ケープにはなりえません。

さすが専用品!という便利なものもありますが、山のように荷物のある子づれには1枚の布を持ち歩けば済むという身軽さがほんとうにありがたい。
例えばこれが、よくあるポリエステルの風呂敷だったら、ちょっと使用にそぐわない場面が出てくると思います。(レストランでひざかけなど)
吸水性のよい天然素材、結んでも皺になりにくい、汚れても洗える(汚れ落ちもよい)、たたんでもかさばらない薄手の生地…
ワイシャツも似たような質感ですが、考えるほどタナローンは優秀な気がしてきました。

こんな便利なものを何年間も引き出しに眠らせていたなんてもったいなかった。
たった一枚の布ですが、持っているのといないのとでは外出時の安心感が違います。

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