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嘘の日記

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妄想の出来事を本当にあったかのように書いていきたいです。全て気分次第
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2020年6月の記事一覧

嘘の日記「感情、創作、ピカチュウ」

朝はもつ鍋のあまり。昼はセブンイレブンのリングビスケット。食べすぎていると思う。
同僚から「聴くと元気が出る音楽なんてありますか?」
とチャットが飛んできた。
「気晴らしにしかならないかも」
と返した。音楽を聴いて元気が出る、と思うのは、それは気のせいなんじゃないかという気がする。
それからちょっとして、私から「創作物って感情で遊ぶためのものだけど、そうやって遊んで感情を増幅させたら生きていくうえ

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嘘の日記「スクランブル」

処方された薬のせいなのか性欲の減退を感じていた。ただの杞憂か。
服用後に酒とたばこをやると目の前が揺らめいているようになった。しかし、こういった初めての経験は有意義ではある。

性的な感度が低下していた。恋人との行為の最中に状態が悪化し、中断をせざるを得なくなっていた。胃が荒れている。
翌朝、逃げ出しように恋人の部屋から出て、土曜の日暮れを迎えつつある渋谷スクランブル交差点の灰皿が設置された場所に

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嘘の日記「CD」

またやってしまった。また、また、やってしまった。

それは私を別世界に連れてってくれる気がする。
それは私に寄り添ってくれる気がする。
それは私の思い出そのものな気がする。
しかし、もう駄目だ。

もう、もう、部屋にCDの置き場所がない!
世界をつなげすぎて崩壊してしまう。
売る...…?捨てる...…?できない!
そんなの残酷すぎる!

家族や友人にはやくサブスクに変えろだの言われるけど、CDが

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嘘の日記「変な夢」

彼からLINEが来た。
「今から飲まね?」
あまりにも唐突すぎる誘いだが私も暇で暇でしかたないから行くことにした。

集合場所の間取りが送られてきた。おかしくない?
場所は…コメダ?おかしくない?まぁ、行ってみるか。
指定された新宿・靖国通りのコメダ。だった気がする。店内の間取りがそうだった。

彼は6月だというのにトレンチコートを着ていた。頭おかしくなっちゃったのかな……不安要素たっぷりだが帰る

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