見出し画像

2023 J2第3節 水戸vs岡山レビュー

この記事はポッドキャストで配信した内容の書きおこしです。配信はこちらからチェックできます!

写真提供:hide(@fagi1598)

どうも、ゼロファジです。
ファジサポ談話室。この番組はサポーターによるサポーターのためのファジアーノ岡山応援プログラムです。

うーん。
なんだろう。

開幕戦で上がった期待感やテンションが「あれれ?」となってきているような。そんな空気感も感じる第3節でしたけども、アウェイで水戸ホーリーホックと対戦して、1-1のドローという結果でした。

率直な感想を言うと「負けなくてよかった」なと。
プレビューでは似たようなスタイルのチームなので、ボールを前に運ぶ力と、それを阻止する力がぶつかり合うゲームになるんじゃないか?と予想していましたが、まさにそこが問われるゲームになりましたね。そして悔しいですが、現時点ではビルドアップ組み立てのところも、前からのプレスも水戸の方が上手だったなと思います。

開幕戦が希望に満ちた内容だったので、一度グンと上がった期待値からだいぶトーンダウンしてしまっていて、心配しているひともいると思います。ファジアーノ岡山の現状については、この第3節を迎えてみて自分も考え方を変えなきゃいけないなと思ってまして。そのあたり、最後に話そうと思うのでよかったらお付き合いください。

さあ、それではいつものように、簡単な「試合のふりかえり」
そして、「注目ポイント」についてやっていきましょう。
最後に現在のファジアーノ岡山について思うこと。
今回はこの3本立てで進めていきたいと思います。

試合のふりかえり


まずは、試合のふりかえりですけども。

全体的に水戸がゲームを支配して、岡山はあまりペースを握れなかった試合になってしまいました。

前半は開始早々から、長いボールを使って水戸のコートに入っていってセカンドボール争いに持ち込むという入り方。これに若干戸惑ったのか開始直後は岡山ペースでした。しかし、その後はボールを前に運ぶ力、プレスの力で上回る水戸のペースで大半の時間が過ぎていくことになります。

17分には水戸のボランチ前田が抜け出してGK1vs1になる決定機。ここは山田大樹がすばらしかったですね。全体的に水戸の攻撃を耐える時間が長かった前半でしたけども、それまで明らかにミスりまくっていた木村太哉が43分に先制のヘッドを決めて1点リードで前半を終えると。この辺サッカーの理不尽さがよく出ていて苦笑いしてしまいますけども。

この先制点の流れは、鈴木喜丈の縦パスをイグォンが収めて、サイドに流して河野のクロス。それをソロモンが流して太哉が決めると、ほぼ水戸に触らせない完璧に近い得点で、非常にレベルが高かったと思います。こんなふうに相手の守備がちゃんと守っているのにそれでももぎとれるというのは、得点力の質の高さの証明にもなるので、そういう意味でも素晴らしかったです。  


そして後半。右にイグォンを流れさせたり、パススピードが上がったことで後半開始直後ペースを握った岡山だったんですが、49分にはイージーな守備対応をミスった河野諒祐から水戸がボールを奪い、クロスを折り返して同点弾を食らってしまうと。

その後は水戸のプレッシングをなかなか回避できないまま、押される形で水戸ペースが続く流れになりました。63分には田部井と河野を下げ、高木と本山を投入。木村太哉を右に持ってきます。後半守備の対応を少し変えてきたのが功を奏しはじめて、徐々に水戸のビルドアップを阻害できるようになります。

68分にムークに代えて仙波を投入。この交代は良かったですね。真ん中でボールを受けられるひとが増えたことで、ようやく岡山のボール回しにリズムが出てきます。そして、80分に素晴らしい前プレから仙波のクロスから決定機。このシーンは守備の修正がようやく実った形でした。

83分には2トップを川谷とルカオにかえて追い上げますが、結局1-1のドローと。


ざっとですけど、こういう流れの試合でした。
次にこの試合のポイントをいくつかお話していこうと思います。


劣悪なピッチコンディション


まずは、この日の水戸のピッチコンディションについてですね。
いやーー、これは参った。あのさぁ・・水戸のピッチコンディションについては、プレビューで読み損なったなあと思ってて。どうりでいわきがのびのびするわけだなと今更ながらに思ったんですよ。いわきはあんまり繋がないので。

この日のピッチコンディションも非常に悪かったですね。なので、本来はボールをつないでいきたいけど、ピッチ次第で予想外のミスが起こって事故ったりするかもしれないので、どうしてもボールを止めたり蹴ったりするときセーフティーになってしまうという。

前後半通じて、トラップしたボールが跳ねたり、ドリブルするときに変なほうに動いたりと、なかなかトリッキーな動きをする状態でしたね。まあ正直、ちょっと厳しいことを言わせてもらえば、これでプロのゲームをやるのはどうなんだろう?と思うようなピッチコンディションでした。

しかし、水戸にとってもその条件は同じなので、相手のホームの慣れはあるでしょうが、ピッチが悪い分ビルドアップ、組み立ての力や、あるいはプレス、相手の組み立てを邪魔する力。両面において実力差が出たなと思います。

水戸ホーリーホックの印象について


今回対戦した水戸は、これまでの3チームの中で最も組織的にプレーしてくる非常にいいチームでしたね。いいサッカーしてると思いますし、けが人がでなければ結構成績残してきそうな感じがしています。

彼らがどんなサッカーをしていたのか?というと、具体的にはボランチがCBの間やSBとCBの間に斜めに落ちたりして、後方から選手の立ち位置を変える。そうしてプレスを剥がし、前にボールを繋いでいく。

そして、左SBの大崎と左SHの小原はポジションを入れ替えたり、中と外に立ったりしてマークをずらしてくる。

さらに、右はSBの村田を大外に張り出して、右SHの武田はSHとしても、トップ下としても、ボランチとしても機能するような非常にユーティリティ性の高い働きをしていて、この日得点も決めましたけどとてもよい選手ですね。彼が、後方からの組み立てに関与して、ボランチが一列落ちる分、中央よりでボールの出口を提供します。

さらには、FWの梅田もちょうど清水戦のディサロみたいに組み立てに関与して、ディサロよりも広範囲に動くことでサポートに入ると。

あと、プレビューでタビナス選手に注目していましたが、この試合では右CBの楠本選手が再三組み立ての起点になっており、大変厄介でした。水戸はどちらも展開力のあるCBを揃えていましたね。

このように、チーム全体でボールを前に運んでいく。そういう意思が統一されていて、岡山も見習うべきところの多いチームだと思いました。

一方の守備はどうかというと。まあ、岡山の組み立てがイマイチということもあるんですが、プレッシングは強度高く、多少剥がされても粘り強く追ってきて、なかなか自由を与えてくれません。

たとえば54分50秒あたりからのハイプレスからミスパス誘ってからのショートカウンターから決定機とか、お見事だったなと。こんな風にハイプレスからのショートカウンターが標準装備されているチームですね。
その意識があるので、ボールを奪ってからの即座にタテパスをつけてくる速攻マインドもとても高い。中盤で下手にボールを失うと一気にピンチに追い込まれる。いわゆるポジティブトランジションのところ、守備から攻撃に切り替わる数秒のリアクションは数名の選手が一気にアクションを起こせるように意思統一されているのでそのあたりも非常に厄介でした。

飛び抜けた個を持っている選手がいるわけじゃないですが、チームとしてボールを運ぶ、ボールを運ばせない。そういう力に長けたチームですね。


岡山のビルドアップの問題


この試合、岡山はなかなかボールを運ぶことができませんでした。ピッチコンディションのところで難しかったこともあるんですが、個人的には岡山の組み立て。ビルドアップのところで、2つ気になることがあって。

ひとつめは選手間の距離が近過ぎやしないか?ということです。

味方の選手が近くにいると、プレスに来る相手としては一度剥がされてもすぐ近くにいるのでもう一個プレスにいけたりして、なかなかしぶとい対応をされてしまうことがあるんですよね。あと、単純に選手間の距離が広がれば、相手が走らないといけない距離が伸びるのでこちらに時間的な猶予が多少できるってこともあります。岡山の選手の組み立て、いっつも狭いところにあえて突っ込むようなパターンが多いんですけど、バタバタしてて余裕がないんですよね。そのあたり気になるところです。

次に気になるのが、もしダメだったらやり直すってアイデアがほとんどなさそうに見えるってことです。

たとえば、右に展開して柳が持ち出したとき。その状況で、前方にいる河野にパスしようとするんですけど、河野にもすでにマークがついてたりするんですよ。そこで河野が受けてもどうにもならないんじゃないか?というシーンがすごく多いんですね。

そういうときは、いったんキャンセルしてバックパスして仕切り直すとかもうちょっと考えても良さそうなんですが、なぜか岡山の選手はとにかく縦につけなきゃ!って考えに囚われているのか、あまりやり直すとか、サイドに展開して揺さぶるって発想が薄いんですよね。無理くりにでも狭いとこに突っ込んでしまうシーンが多い。そのせいもあって、相手にボールをプレゼントしてしまうような攻撃になっていることもあって、非常にもったいないなあと。

じゃあどうやって岡山のビルドアップを改善していくのか?って話なんですけど、選手の立ち位置をもう少しいじってみるのもいいのかなあと思います。たしかに、水戸のボトムチェンジに岡山は手を焼いたんですけど、逆に岡山だって輪笠が最終ラインに落ちて3バックになったら水戸だって「あれ?どうしよう?」ってなってましたからね。相手だって困るわけですよ、ややこしい立ち位置にされたら。だから、岡山ももうちょいやっていいんじゃないかなと。

後半83:20あたりのシーン。本山が入ってきて、両サイドバックがボランチ化して仙波を前に送り出すというおもしろい形を見せていましたけど、そういう工夫はどんどんみたいなと思います。

清水も水戸もそうでしたが、ボランチが低い位置に落ちていく分、組み立てのサポートに前線の選手が関与してみんなで運んでいくんですよね。岡山だとそこの部分がここ2試合は機能しにくくなってきていて、果たして選手起用も含めてどんなふうに改善するか?ここは注目したいポイントですね。ようは開幕戦で坂本一彩がやっていたような役割をいかに回復させるか?ってことです。そこにまだ回答を見いだせていないんですよね。

岡山のプレッシングの問題


次に岡山の守備の話。

ここまでの2試合でも指摘したように、岡山は相手がボトムチェンジ。つまり、最終ラインの人数や立ち位置を変えたときにどう対応するのか?ここが解決していなかったんですけども。この試合でも、モロにそこを指摘されているシーンが多発していてかなりしんどかったですね。

具体的に言うと、水戸はボランチがCBの間やSBとCBの間に落ちてくるんですね。岡山は2トップなので、相手が3人いると一人足りない。さあ、どうしよう?ということになっていました。前半はこの問題を解決することができなかったので、田部井とか守備で大変そうでした。

さてこれをどうするか?ということで、後半はSHを前に出してボランチに対応するように修正したので、ようやく水戸のビルドアップを邪魔できるシーンが増えてきます。80分の仙波のクロスから決定機のシーンなんかは、修正した守備の狙いが見事にハマっていました。

あと、プレッシングについても思うことがあって。みんなめっちゃがんばるんですけども、正直そこは行っても無理じゃね?ってシーンでも、相手のCBなりGKに突っ込んじゃうんですね。結果パスで剥がされて、守備の用をなさないってことがあって。たとえば、後半61分のシーンなんかはモロにそうかなあと。ソロモンがヘトヘトになりながらCBのタビナスを追うんですけど、パス一本で抜かれちゃって、まあある意味守備が体をなしてないことになっちゃうんですね。確かに、前から頑張っていかなきゃいけないんですけど、全部が全部行くんじゃなくて、行くときと行かないときそこの判断はもう少し改善する必要があるなあと思います。

とりわけ、FWと後ろが連動していないプレスはコンパクトさがなくなって間にパス刺されたりしますし、枚数がそろってないとそもそもハマらないですからね。もうちょいチームとして、まとまってプレスに出ていく。そういう風に進化していく必要があるんじゃないか?と思いました。

いつか失点しそうな岡山の弱点とは?


前節の清水戦のプレビューでも指摘したんですけども、現状一番岡山が失点しそうだな?と思うのが、中盤でのボール争いに敗れて相手ボールになった直後なんですね。ボールの奪い合いになると、守備の立ち位置も若干崩れた状態になるので、早い攻撃を受けると非常に脆いように感じる。この点が気になっています。

たとえば、17分40秒あたりの前田の決定機。
それから67分50秒あたりのシーンとかね。

このあたりは何らかの対応を考えないと、いずれ失点につながるんじゃないか?と思っています。さっきも言いましたけど、特に水戸なんかはそこのポジティブトランジションのところの数秒がめっちゃ早いので、中盤で下手に失って即座に速攻を受ける形がちょいちょいあって危なかった。去年はカウンターで失点を重ねたことがこのチームの首を絞めたと思うので、ここについてなんらかの対応をする必要があるんじゃないかなと思います。

河野諒祐のミス


会見で木山監督が触れていましたけども、あんまり選手のマイナス点について監督が会見で言及することってないので。こりゃ監督も相当我慢の限界にきてたんだろうなと。

河野諒祐はプラスとマイナスがはっきりしている選手で、足元の技術や守備に弱点があると思っています。特に守備はけっこう厳しくて、去年はそれでかなり失点に絡んでいたので、成瀬を補強したって流れがありました。

なんだろう。彼の守備を見ているとちょっと淡白な印象を受けるんですよ。まあCBと比べるのはアレですけど、柳やバイスには絶対にやらせたくないって粘りとかを感じると思うんですよ。SBもDFなんで、やらせちゃうとこんなふうに即失点につながってしまうんので。そのあたりがやっぱり物足りない。

去年はクロスを磨くことで得点力に貢献するという形でマイナスを帳消しにすることができたので、再びポジションを取り返しましたけども。今年ほんとに優勝を狙う。ほんとにわずかなミスを減らさないといけないって中で、やっぱりこの試合のようなイージーなミスで失点に絡んでしまうと、安定感という意味でなかなか難しくなってくるだろうなあと。

どうやってもSBとしてやっていく以上避けて通れないと思うので、河野諒祐には守備力をあげてチームに貢献してほしいなと思います。

このように誰かの明らかなミスがあるときって、ついついその人が悪かったんだみたいな話になりがちですけど、そうじゃないですからね。いいところもわるいところもひっくるめてチームですから。この試合でも先制点のお膳立てのクロスは見事だったし。そういうプラスマイナスの組み合わせがチームなので。

右SBの人選については次節以降でどんな起用になるか?注目ですね。
いやー・・・でもさ、河野キックはほんと武器なんだよ。
だから、守備。ほんと頑張ってほしいです。

印象に残った選手について


まずハン・イグォンですけども、現状うまくいっている感じはしないですね。2トップの絡みも少ないですし、ボール運びの関与の面がやっぱり少し気になります。清水のディサロにしても、水戸の梅田にしても、チームのビルドアップにかなり貢献していますからね。

岡山がボールを前に運んでいきたいということを考えると、やはりメンバー参考を考えなきゃいけないのかなあと思った試合でしたね。

一番指摘されてるのがやはり坂本一彩の不在だと思うんですが、そこはやっぱり大きくて。というのもハン・イグォンは周囲と関わりながらボールを前に運んでいくタイプじゃないですからね。ソロモンは最前線にいるし、組み立てるときにFWのサポートを受けづらいなあと。今の形でイグォンがハマりそうなポジションは左SHでしょうかね。2トップはやむを得ずというところじゃないでしょうか。太哉がやってるような感じが一番いいのかなと思います。

次に田部井涼。

この試合では右SHに入っていましたけども、個人の力でどうにかなるもんでもないも思うし、この試合に関しては良し悪しをジャッジするのは避けたいかなと思います。なぜなら田部井より後ろの列ですでに問題が起きていて、そこがなかなか解決しなかったからです。守備も同様で、正直田部井ががんばってなんとかできそうな範疇をこえるほどに水戸の組み立てとこちらのプレスの枚数が合ってなかったですからね。しかも、水戸は左にボランチが落ちることが多いので彼のサイドは大変だったと思います。後半少しボールが持てるようになると田中雄大がやっていたように、周囲と絡みながらボールを前に運んでいくタスクをこなしていたので、今後の活躍に期待したいですね。この試合はちょっと厳しかったな。

それから、仙波大志。すごく良かったですね!

やっぱりボールの循環を良くする彼のプレーがあればこそ、後半盛り返すことができたんじゃないかと思います。ムークとのポジション争いになってますけども、今チームの組み立てがイマイチ機能していなくて、トップ下がなかなか関与できてないと思うのでスタメンで見てみたいなと思います。

そして、ルカオですが、まあどうみてもコンディションが上がっていなくてまだまだこれからでしょう。ポテンシャルは十分見られたので、コンディションが上がっていけばかなり頼りになりそうな感じがしました。

あ!それから山田大樹素晴らしかったとおもいます!2本のビッグセーブ含む、守備も良かったですし、このボコボコのピッチでもトラップ、パスに乱れなく問題なくこなしてくれて。これなら堀田がいなくとも一安心。スタメンで出るに十分なプレーだったんじゃないでしょうか。

いま、ピンチが来ているかも?


ということで、水戸戦のレビューでした。

最後にですけども、この試合のスタメンを見て、自分は考えを改めることにしました。というのも、今年最初の大ピンチがいまファジアーノ岡山にやってきているんじゃないか?と思ったからなんですね。そのくらい、ファジアーノ岡山の挙動が変なんですよ。

主力級のチアゴも永井も河井も堀田もいない。キャンプから丸一月、開幕してすでに3週間が経っていて、ベンチにすら入っていないのはやっぱり不自然ですよ。おそらくなんらかの理由があって、試合に出られないのでしょうけども、あんなコンディションのルカオを水戸まで連れてこないといけないほどに台所事情は苦しい。

そして、若手が出場機会を得るのは大変うれしいんですが、キャンプで序列で一番下だった印象の福元友哉や川谷凪が出場機会を得ているのも、ちょっと突拍子もない感じがします。もちろん2人はがんばってると思うんですが、そうそうスタメンクラスを一気に何人も同時に追い抜けるもんじゃないですからね。いや、追い抜いてポジションとってくれていいんですけど笑

さらには代表で佐野航大、坂本一彩の2人を欠く。さらには右の司令塔田中雄大も欠場ということですから、そりゃ監督も頭を悩ませるだろうなと思うんですよね。泣きっ面に蜂とはこのことかと。

開幕戦があまりにも鮮やかだったので、あの期待感をどうしても持ってしまうんですけど、いまファジアーノ岡山ピンチが来てるんじゃないかなと思います。そういうよくないときだからこそ、大事に勝ち点を拾わないといけないし、我慢しないといけない時期なんだろうなあと。

優勝するならこういう試合もものにしないとダメだよねって意見をチラホラ見かけましたけど、自分もそう思います。その期待値は持っておきたい。
ただ、一方でベストなメンバーから程遠くてなかなかチームが機能しない苦しい状況でもあるんだって認識も持っておいた方がいいのかもしれないなあと思った試合でした。

まあ、そういうときだからこそ、チームを救う選手の登場に期待したいですよ。こんなチャンスないですからめったに。山田大樹は見事にものにしてるじゃないですか。去年の正GK、しかもわざわざ完全で取ってきたGKを差し置いて堂々たる3試合ですよ。そういう選手がもっと出てこないといけない。メンバーが戻るまでそういう新星の登場を願いつつねばり強く戦っていかないといけないんだろうなぁと。

ネガティブなことばかりではなく、水戸戦は後半に少し明るい兆しも見えました。選手の組み合わせや、攻撃・守備の形が改善されていましたからね。台所事情は苦しいでしょうが苦しいなりに次節金沢戦ではどんなゲームを見せてくれるか?楽しみにしたいなと思います。


ということで、水戸戦のレビューでした。

じゃあ、またね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?